40代の夫が絶句…不倫妻が「あなたとは離婚し、子どもは連れていく」と言い始めた
2021.08.05いったい何が悪かったのか
新川 てるえ
家族問題カウンセラー
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鈴木昭さん(仮名・45歳、以下同)は、40歳の妻・ゆき子さん、5歳の息子と3人暮らし。ある時、妻が浮気をしているのではないかと疑い、探偵に調査を依頼します。すると、3歳年下の男性と浮気をしていたことが発覚しました。
【前編】「40代男性が青ざめた…年下妻は「子どもを連れて」3歳下の不倫相手に会っていた」
-AD-以前から離婚を考えていた妻
事実を突き止めた昭さんは、弁護士のもとへ相談に行き、妻の浮気相手に、妻との接見を禁じる文書を出しました。
子どものためにも離婚は避けたい、夫婦関係を修復したいと考えていた昭さんは、接見禁止を相手が守って、夫婦関係が修復できるのであれば慰謝料請求は行わないつもりでした。
ところが、予想外のことが起こります。
事実を突き詰めたことをゆき子さんに話すと、彼女は下を向いて、
「だったら、私もう離婚したい」
と自分の思いを告げてきたのです。
〔PHOTO〕iStock彼女いわく、この10年の間に何度も離婚したいと考えてきたとのこと。
離婚理由は不倫相手の存在ではなく、夫婦の価値観の違いからすれ違いが続いてきた夫婦関係への不満だと言うのです。
確かに昭さんは言葉少ないタイプです。これまで、夫婦間では会話も少なく、ゆき子さんは「夫が何を考えているのかわからない」という不満を募らせていたと言います。
〔PHOTO〕iStock -AD-ゆき子さんは、
「いずれ離婚はしようと思ってた。今回のことは、そのきっかけにすぎない」
と言いました。
子どものためにも離婚は避けたいと考えていた昭さんは悩んで、夫婦関係のカウンセラーに相談をしました。なんとか妻の気持ちを変えることはできないだろうかと、カップルカウンセリングを希望しました。
しかし、カウンセラーから「夫婦二人がともに『関係を修復したい』という同じ方向を向いていない場合には、それぞれ別にカウンセリングを受けてください」と言われて、まずは自分ひとりでカウンセリングを受けることにしました。
-AD-夫婦関係カウンセリング
カウンセリングではつらい気持ちを吐き出して、やり直せる可能性があるのであればこれまでの夫婦関係を見直すために自分自身も変わりたいと思っている、そのために継続的トレーニングを受けコミュニケーションスキルを上げていきたいという話をしました。
翌日には夫に勧められてゆき子さんもカウンセリングを受けることになりました。
しかし、カウンセリング後に彼女から昭さんに告げられた答えは、離婚の意思は断固として変わらないという気持ちでした。
「健太も彼(不倫相手)に懐いてるの。パパと暮らすよりも早く新しい暮らしがしたいって。この家は嫌だって。パパは怖いから嫌いだって」
と言うのです。
不倫相手も離婚後に再婚をしてステップファミリー(子連れ再婚家族)になる覚悟があるので、接見禁止を解いてもらって、今後のことを話し合っていきたいという強い気持ちを伝えられました。
その翌日、再度、昭さんはカウンセリングを受けました。カウンセラーが言うには、ゆき子さんの離婚の意思は固く、今は何を言っても気持ちは変わらないであろうとのことでした。
離婚して子どもの親としての良好な関係を続けるためには、今は無駄に争わずに離婚に向けて話し合いを進め、円満離婚した方がいいというアドバイスをもらいました。
-AD-ステップファミリーの難しさ
カウンセラーは、ゆき子さんにステップファミリーというかたちの家族は困難であると伝えたそうです。今は不倫相手も実らぬ恋に意地でも幸せになろうと頑張っているので、自分にはできるという自信をもっているかもしれないが、他人の子どもの親になる事は考えている以上に難しい、と。
実際にはステップファミリーという家族の中で継親のストレスは大きくて、当初は持ったいた「できる」という根拠のない自信も、一緒に暮らすことになりその責任の重さを感じるにつれて徐々に崩れていくことは少なくありません。それが行き過ぎると、他人の子どもを養うことについて嫌悪感すら持つようになる継親も少なくはありません。世の中には継父のストレスによって起きている虐待事件も沢山あります。
それでもゆき子さんは「私たちにはできるはず」という自信をもっていました。離婚してステップファミリーを始める決意が変わることはなさそうでした。
本当の子どもの気持ち
昭さんが気になったのは我が子の本当の気持ちです。
確かにこれまでも、時に厳しくしつけをすることはあったけれど父子の関係は良好だったと思ってきました。なぜ我が子が「パパは怖い」「パパは嫌い」「この家は嫌だ」と言ったのか、疑問に思わずにはいられませんでした。
健太くんはお母さんのことが大好きだからお母さんの機嫌をとっているのではないか。決して親の離婚を歓迎しているわけではないけれど、両親の仲が悪い家にいることに窮屈さを感じていて、引っ越ししたいと言っているかもしれないけれど、このまま両親が離婚してしまったら、それは自分が言ってしまったセリフでそうなったんだと自分を責めることになるのではないか、と。
-AD-親の離婚を歓迎する子どもなんかいないので、これから離婚による喪失感に悩まされることになるのではないかと思うと昭さんは心配でした。そして、その懸念はもしかすると当たっていたかもしれません。
父から子へのメッセージ
離婚は円満解決に向けて話し合いが進みました。養育費の支払いや月に一度の面会交流の取り決めも決まりました。不貞行為の慰謝料も不倫相手が支払いをするということで財産分与と相殺して円満解決ができました。
引っ越しの準備が終わって、妻と子が家を出る前日、昭さんは健太くんに伝えました。
「パパとママが離婚して別々に暮らすことになってしまったけど、離婚は君のせいではないし、これからも会えるからね。心配なことがあったらなんでも遠慮なく相談してね」
-AD-健太くんはそれを聞いて小さな肩を震わせて泣きじゃくるばかりでした。
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