【秋の俳句 20選】小学生向け!!秋の季語を使った俳句例(一覧)を紹介!
すこし堅苦しいイメージもある俳句ですが、最近は人気タレントが俳句にチャレンジするバラエティ番組があったり、大人の間では静かなブームという話も聞きます。
また、小学校の授業にも取りいれられ、宿題に出るケースも多いです。
そこで今回は、小学生向けに秋の季語を使った秋の俳句をご紹介していきたいと思います。
リス先生 さっそく見ていこう!
目次
- 1 俳句に秋らしさを出す!秋の季語を知ろう
- 2 【小学生向け】代表的な秋の季語を紹介!
- 3 小学生向け!!有名な秋の俳句集【10選】
- 4 こんな俳句もある!オリジナル俳句集【10選】
俳句に秋らしさを出す!秋の季語を知ろう
俳句は【五・七・五のリズムでつくる定型詩(言葉の数や並び方が決まっている詩のこと)】ですが、どこかに季節を表す言葉をひとつ入れる(2つでも3つでもよい)というルールがあります。
そして、この季節を表す言葉を「季語(きご)」と呼びます。
俳句に季節らしさを出すために使うのですが、実際に俳句を作ってみようとしたとき、季語をどのように使ったらいいのか、またどんな言葉が季語なのか、少し戸惑ってしまいますよね。
そこで、ここでは松尾芭蕉(まつおばしょう・江戸時代の有名な俳人)の
【 うつくしや 障子(しょうじ)の穴の 天の川 】
という作品を具体例として、季語を簡単に説明してみたいと思います。
この俳句の季語は「天の川」です。この季語を使って「障子紙が破れてしまっているけれど、夜になると破れた穴から天の川が見える。なんと美しいことだろう」とうたっています。
(※江戸時代は空が澄んでいたので、肉眼でも天の川を見ることができたのだそうです)
では、ちょっと試しに「天の川」にあたる部分を、別の適当な言葉「光る星」に置き換えてみましょう。すると・・・
【 うつくしや 障子の穴の 光る星 】
どうでしょうか?一見悪くはなさそうですよね。でも、障子の穴から星をみているみたいだけど、季節がいつなのかがよく判断できません。
ではあらためて、芭蕉作った正しい俳句に言葉をもどしてみます。
【 うつくしや 障子(しょうじ)の穴の 天の川 】
「天の川」が秋の季語と、なんとなくでも知っていれば「あ、これは秋の夜をよんだんだなあ」とひと目でわかり、ぐっと秋らしさを感じながら鑑賞することができますよね。
俳句では「天の川」のような季語を、春・夏・秋・冬・新年と季節ごとにわけて使います。
季語は身の回りにあるものばかりなので、おぼえなくても大丈夫ですし、自分で見つけたものを使ってもいいのです。
歳時記という季語の辞典のような本もあるので、機会があればめくってみてください。
リス先生 好きな季語を使って、秋らしさを感じる俳句を楽しみながら作ってみよう!
【小学生向け】代表的な秋の季語を紹介!
では実際の秋の季語には、どのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、代表的な秋の季語をたくさんご紹介していきます。
リス先生 どのような季語があるのかチェックしてみよう! fa-arrow-circle-right
秋の季語【一覧】
「秋」「秋の海」「秋の山」「秋の~」「~の秋」「月」「三日月」「いわし雲」「星月夜」「プラネタリウム」「流れ星」「紅葉」「きんもくせい」「あさがお」「コスモス」「どんぐり」「まつぼっくり」「たなばた」「虫の声」「すず虫」「とんぼ」「柿」「ぶどう」「リンゴ」「梨」「栗」「とうもろこし」「スイカ」「サンマ」「きのこ」「運動会」「体育の日」「文化の日」「敬老の日」「花火」「美術展」「台風」「衣更え」「盆踊り」「ハロウィーン」
小学生向け!!有名な秋の俳句集【10選】
【NO.1】正岡子規(まさおか しき)
『 柿くえば 鐘が鳴るなり 法隆寺 』
季語:柿
意味:旅で法隆寺にやってきました。茶店で休んで柿を食べていると、法隆寺の鐘の音が鳴りはじめました。しみじみ秋の旅情を感じます。
【柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!!2019.12.17 日本の近代の俳句は、明治時代の俳人、正岡子規に始まります。 江戸時代の松尾芭蕉や与謝蕪村の俳諧、発句に親しみ、研究し、俳句の革新運動を精力的に進めた人物です。 生涯に20万ともいわれる句を詠んだ子規の作品の中で、一番有名だとも言われる句 もしかしたら、正岡子規の名を知らなくても「この句は知っ... 俳句仙人 もっとも有名な秋の句じゃ。法隆寺のある奈良は柿の名産地としても知られていて、子規はこの奈良の柿が大好きだったそうじゃ。
【NO.2】正岡子規
『 うれしさや 七夕竹(たなばたたけ)の 中を行く 』
季語:七夕竹
意味:七夕のささ竹に、子どもたちが願い事を書いて、なんとうれしそうにしていることでしょう。そのなかを歩いて行くのはなかなかよいものですね。
俳句仙人 七夕まつりのささ竹が並ぶ道を、子規はたまたま通ったのじゃろうか。子どもたちの願いがかなうようにと子規も思ったのかもしれんのう。 リス先生 ちなみに、七夕は旧暦では8月の中ごろなので、秋の季語になっているよ!
【NO.3】前田普羅(まえだ ふら)
『 山人の くしやみやとどく 秋の雲 』
季語:秋の雲
意味:山登りをしている人のくしゃみが聞えました。山の空気はひんやりして見上げると秋の雲が浮かんでいます。
俳句仙人 雄大な自然をこよなく愛した俳人じゃ。しんとした山の中で登山仲間がしたくしゃみは、秋の澄んだ空気によく響いたのじゃろう。こだまして、雲にもとどいたかもしれんのう。
【NO.4】中村草田男(なかむら くさたお)
『 葡萄(ぶどう)食ふ 一語一語の 如くにて 』
季語:ぶどう
意味:今日はぶどうをひとつぶづつ、言葉をかみしめるように味わって食べています。
【葡萄食ふ一語一語の如くにて】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!!2019.12.30 五七五のわずか17音の芸術、「俳句」。 日本が誇る伝統芸能の一つです。 今回は、数ある名句の中から中村草田男のという句をご紹介します。 葡萄食ふ 一語一語の 如くにて 中学生のとき、教科書に載ってた俳句。この句だけは何となく好きで、今も覚えてる。 pic.twitter.com/yrJ... 俳句仙人 日頃なにげなく食べていたぶどうを、この日作者は俳句の言葉をかみしめるように味わいいながら食べたようじゃ。俳句を読む人らしい情景じゃのう。
【NO.5】富安風生(やすとみ ふうせい)
『 小鳥来て 午後の紅茶の ほしきころ 』
季語:小鳥来て
意味:秋の渡り鳥でしょうか、庭先に小鳥たちがやってきたのをみていると、なんだか気持ちがなごみます。ふと気がつくと午後もずいぶん過ぎていて、紅茶が飲みたくなりました。
俳句仙人 小鳥の姿は人の心をなごませる…作者は仕事に熱中していたのかのう。庭に目をやると小鳥がきていて、ああもうお茶の時間だなあと気づいたのじゃろうか。
【NO.6】芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)
『 海なるや 秋の夕日の 黍畑(きび畑) 』
季語:秋の夕日 黍(きび)
意味:黍畑一面に秋の夕日がさして、まるで海になったようだなあ。
俳句仙人 作者が17歳の時に書いた句じゃ。きび畑が夕日にてらされて輝く海のように見えたようすがうかがえるのう。
【NO.7】松尾芭蕉(まつお ばしょう)
『 草いろいろ おのおの花の 手柄かな 』
季語:草の花
意味:草にはさまざまな種類があり、それぞれが工夫をこらした花を咲かせる。うつくしく可憐な花を咲かせたのは、大変お手柄なことですね。
俳句仙人 この句は芭蕉が弟子に向けてうたったといわれているぞ。ひとりひとり違った個性を花咲かせた弟子をたたえた句じゃ。
【NO.8】皆吉爽雨(みなよし そうう)
『 コスモスや 風に撓み(たわみ)て もれもなし 』
季語:コスモス
意味:ゆらゆらゆれるコスモスのしげみが、さぁっと吹いてきた風に弓なりにあおられた。みないっせいにしなって、一本も風に逆らっていませんでした。
俳句仙人 いつもはあちらを向いたり、こちらを向いたりしてゆれているコスモス。一瞬の風に茎のしなやかなコスモスがいっせいにたわんだろうか。コスモスをじっと見ていた作者のまなざしを感じるのう。
【NO.9】山口青邨(やまぐち せいそん)
『 舟べりに 頬杖ついて 月見かな 』
季語:月見
意味:船にのっていますが、船べりにほうづえをついてお月見していますよ。
俳句仙人 頬杖ついてというところが、作者をまるで頬杖をつく少年のように感じさせるのう。船にゆられて、秋の月をながめているようすが目に浮かぶぞ…絵になる句じゃ。
【NO.10】及川貞(おいかわ てい)
『 野路をくる バス待ちをれば 渡り鳥 』
季語:渡り鳥
意味:田舎道の向こうからやってくるバスをじっとまっていると、バスより先に渡り鳥が来て、頭上を通り過ぎていきました。
俳句仙人 待ち遠しく乗り合いバスをまっていると、渡り鳥たちは仲間と羽ばたいて、どこかへ旅だっていく。鳥は飛んでいけていいなあと、作者は思ったかもしれんのう。
こんな俳句もある!オリジナル俳句集【10選】
【No.1】
天の川 きれいな姿は 宝石だ
季語:天の川
意味:天の川のきれいな姿はまるで宝石のようだね。
【No.2】
秋近い 田んぼの近くに いるとんぼ
季語:とんぼ
意味:田んぼの近くにとんぼが飛んでいた。もう秋が近いんだなあ。
【No.3】
秋の海 サンマがたくさん パラダイス
季語:秋の海 サンマ
意味:秋の海にはたくさんのサンマが群れをなしています。いきいき、きらきらして、パラダイスみたいだな。
【No.4】
衣更え 姿も気分も 早変わり
季語:衣更え
意味:衣更えをしたら、服装も気分も、すっかり夏から秋に早変わりしましたよ。
【No.5】
大花火 山に響いた 大きな音
季語:花火
意味:花火大会、とびきり大きな花火がドーンとあがり、まるで山にひびくような大きな音でした。
【No.6】
木の葉っぱ 色が変わって もう秋か
季語:秋
意味:木の葉っぱの色が、いつの間にか変っていた。もう秋なんだなあ。
【No.7】
台風だ 風が強いぞ 飛ばされる
季語:台風
意味:台風がきた。風が強い。飛ばされたらどうしよう。
【No.8】
ぜったいに 運動会は 負けないぞ
季語:運動会
意味:(他のことならともかく)私、運動会はぜったいに負けないぞ。
【No.9】
山の奥 家族みんなで 栗拾い
季語:栗拾い
意味:家族みんなで山に遊びにいきました。山野の奥にはいっていくと、栗が落ちていて、家族みんなで栗拾いをしました。
【No.10】
りんご好き なしも好きだし くりも好き
季語:りんご なし くり
意味:秋のくだもの、りんごもなしも栗もぜんぶ大好きです。
俳句仙人 お誕生日やいろいろな記念日、楽しいこと、残念なこと、感動したこと、きれいな自然や、可愛い動物、不思議な昆虫など、印象に残ったことを気軽に俳句にしてみるのじゃ。 リス先生 お家や、お友達同士でゲーム感覚で気軽にやってみるときっと楽しい時間になるよ!ぜひ俳句を楽しんでみてね!!