「厄災、はじき去って」さるはじき作りヤマ場 来月の初午向け三重・松阪
印刷 Tweet- 松阪市
- 暮らし
- 観光
- 文化
松阪三大祭りの一つで3月9、10日に行われる三重県松阪市中町の岡寺山継松寺の初午(はつうま)大祭を前に、同町の時計屋なかの(中野良一店主)で、県指定伝統工芸品の竹製玩具「さるはじき」作りがヤマ場を迎えている。 さるはじきは、竹の棒に通した猿の小さな人形を竹製のばねではじく玩具。先端には飾り羽根が付く。「厄をはじきさる」とされる厄落としの縁起物として初午大祭の参拝者らに喜ばれている。 時計屋なかのでは1946(昭和21)年、初代の故・元良さんが時計職人の技術を生かして作り始めた。現在は元良さんの孫で3代目の良樹さん(44)が本体を、父の良一さん(76)がばね、母の潮美さん(71)が装飾と分担して当たり、今年は2千本を目標に作業している。 サイズは主に約45センチと、15センチの卓上型。潮美さんのアイデアで猿の人形に一つ一つ松阪木綿の衣装を縫って着せた「藍あそび」は50本製作した。卓上型に松阪もめんのタッセルを付けた「車の友」は、交通安全のお守りとして人気という。 良樹さんは「去年までは疫病はじきだったが、今年からは本来の厄災をはじき去ってほしい」と話している。
BOT