尖圭コンジローマの基礎知識
せんけいこんじろーま 尖圭コンジローマ 性器や肛門のまわりにウイルスが感染し、イボができる病気。主に性交渉やそれに準じる行為により感染が広がる 9人の医師がチェック 115回の改訂 最終更新: 2021.06.26 (斎木 寛・医師) 執筆・監修 医療事典 MEDLEY 編集チーム 医師・薬剤師ヒトパピローマウイルスに感染することで、性器や肛門の周りにイボができる病気です。主な症状は、性器周囲のしこり・違和感・かゆみ・痛みなどになります。また、イボができることも特徴的で、鶏の登坂のようなイボが出現します。 イボや皮疹を観察して診断します。場合によっては病変の皮膚の一部を採取して、遺伝子検査を行うこともあります。手術(切除・CO2レーザー・液体窒素など)によって治療する場合と薬(5−FU、ブレオマイシン、漢方薬など)を用いて治療する場合によって治療します。尖圭コンジローマが心配な人や治療したい人は、皮膚科や感染症内科を受診して下さい。
- ウイルスが感染し、性器や肛門のまわりにイボができる病気
- 主な原因は、ヒトパピローマウイルスの中でもHPV6型、11型の感染
- 性交やそれに準じる行為により、皮膚や粘膜にある小さな傷にウイルスが侵入して感染することが多い
- 長期的な経過
- 基本的には、命に関わるような病気ではない
- ウイルスの型によっては子宮頚がんの原因となる場合がある
- 悪性化に注意しながら定期的な経過観察が必要
- 妊娠中に見られた場合は分娩までに治療を終えるか、活動性のある病変がある場合は胎児への感染の可能性も考慮し帝王切開が選択されることもある
- ワクチン
- 子宮頸がんワクチンとして有名なガーダシル®は尖圭コンジローマの予防効果が認められ、尖圭コンジローマの予防ワクチンとして承認されている
- 性器や肛門の周囲にイボができる。2mm程度のものもあれば鶏のトサカのようなものもある。
- 自覚症状が出ないことも多いが、時に痛みやかゆみを伴うこともある
- 主な初発症状
- 外陰部のしこり
- 違和感
- かゆみ
- 痛み
- おりものが増える(女性の場合)
- イボの特徴
- 大きくなるスピードが早い
- 赤茶色でぼこぼこしている
- にわとりのトサカ、カリフラワー状などと表現される
- 視診:いぼの形を調べる
- いぼの形が特徴的であるため、視診のみで十分診断がつくことが多い
- 膣拡大鏡(コルポスコピー):子宮の中の病巣範囲などを調べる
- 組織診:いぼの一部を切り取り、がんでないか調べる
- 遺伝子検査:遺伝子情報を調べ、ヒトパピローマウイルスの情報がないか調べる
尖圭コンジローマの治療法
- 主な治療は外科的治療と、薬物による治療
- 外科的治療は基本的に一回で治療が終わるが、傷が癒えるまでには1週間から2週間必要になる(できものの個数や大きさによって変わる)
- 薬物による治療は完治までに数週間から数ヶ月が必要
- 外科的治療
- CO2レーザー蒸散法
- 切除
- 電気メスによる焼灼法
- 液体窒素による凍結法
- 薬物療法
- 5-FU軟膏
- ブレオマイシン軟膏
- イミキモド(ベセルナクリーム®)
- 漢方薬 など
- 予防と再発防止法
- 感染を予防するためにはコンドームの使用が重要
- 症状がなくても症状のあるパートナーも一緒に検査することが重要
- 子宮頚がんワクチン(ガーダシル®)が、尖圭コンジローマの予防にも働く
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