イシガケチョウ
日本語名イシガケチョウ(石崖蝶)
学名Cyrestis thyodamas
大きさ(mm)(前翅長)28~33mm
時期4~11月
生息地本州(近畿以西)、四国、九州、南西諸島
成虫の食べ物花のミツ
幼虫の食べ物イヌビワ、イチジクなど
写真ギャラリー
葉っぱの裏で交尾。透過光で羽が透けてとてもきれい。葉っぱにピッタリくっついている。(石垣島)
センダングサなどの花のミツを吸う(石垣島)
雨が降った後はコンクリートからも吸水する(石垣島)
吸水のために地面に降りるが、羽を広げているとぺったんこに見えて面白い(石垣島)
地面からよく吸水する 水分のあるところには何頭か集まってきたりする(石垣島)
イシガケチョウってどんな蝶?
日本に生息するチョウの中でも一風変わった模様を持った種類です。ジグザグに細く入った模様は独創的で、周りから見つかりにくくなる効果もあるようです。石垣島では普通種でしたが、私の身近ではなかなか見ることのできない蝶だったので、見かけた時にはとても嬉しい気持ちになったものです。
このイシガケチョウの模様は光に透けた時に更に強まります。特に葉っぱの裏に止まっているときの透過光でみるイシガケチョウの模様はとても美しいです。
葉っぱの裏に止まるイシガケチョウ 葉裏に止まるカップルのイシガケチョウ イシガキ(石垣)のような模様縦と横に黒い筋の入った網目状の、まるで石垣のような模様を持っています。複雑に絡み合った模様は一種の美しさを見せています。石垣模様とは言いましたが、砂利(じゃり)の多い地面などに降りているとよく馴染みます。
石垣(いしがき)に似ていると言いましたが、チョウの名前は「イシガケチョウ」です。
砂利の多い地面に降りたイシガケチョウ 地面から吸水するよく吸水するので水たまりなどにもよく集まります。雨の後などは、湿ったコンクリートに降りて給水する姿もよく確認できます。
コンクリートの上のイシガケチョウ 湿ったコンクリートの上で吸水をしているイシガケチョウ。 花にやってきて吸ミツもする 吸水しているところもよく見かけますが、イシガケチョウは花にやってきてミツも吸います。センダングサの花にやってきてミツを吸っていました。 羽を開いて止まるイシガケチョウはタテハチョウ科に分類されるチョウです。タテハチョウの仲間は、羽を閉じて止まっていることが多いのが立羽(タテハ)の由来にもなっています。
しかし、イシガケチョウは地面や葉っぱに羽を開いて止まっていることがあるのですね。ほぼ180度くらい羽を開いて止まるので、シールみたいに地面にピッタリとくっついているようです。その状態は意外と敵からわかりにくいのです。
幼虫(イモムシ)イヌビワやイチジクなどのクワ科の植物の葉っぱなどを食べます。頭にはウサギの耳のようなツノ状の突起があり、体の真ん中やおしりの方にも長い突起のある不思議な姿をしています。
生息環境や分布など近畿より西の本州から南西諸島まで見ることができます。広葉樹林近くの林道沿いや沢沿いなどでよく見かけることができます。
もっとタテハチョウの仲間を見る!
タテハチョウ科まとめ 蝶の図鑑 関連記事(一部広告含む) イシガケチョウ タテハチョウ 蝶・チョウ・ちょうちょこの記事を書いた人
村松佳優昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。
昆虫の面白い!魅力たっぷり! たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。
カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています! 詳細なプロフィールはこちらのページで御覧ください。 TwitterやInstagramもやっているのでフォローや応援してもらえたら嬉しいです(^^)
記事一覧- LINE