高オレイン酸大豆、本格生産へ 佐賀県とJA、武雄市で230ヘクタール栽培
高オレイン酸大豆、本格生産へ 佐賀県とJA、武雄市で230ヘクタール栽培

高オレイン酸大豆、本格生産へ 佐賀県とJA、武雄市で230ヘクタール栽培

高オレイン酸大豆、本格生産へ 佐賀県とJA、武雄市で230ヘクタール栽培 2021/05/29 10:30

佐賀県とJAさがは今年、健康にいいとされるオレイン酸を多く含む大豆「佐大HO1号」の本格生産に乗り出す。武雄市で230ヘクタール栽培し、300トンの出荷を目指している。水田農業が盛んな佐賀にとって大豆は米麦と並ぶ重要な農作物で、関係者は高付加価値の新たな品種として成長することを期待している。

画像を拡大する

試験栽培した高オレイン酸大豆「佐大HO1号」の生育状況を確認する関係者=2020年8月、武雄市西川登町(杵島農業改良普及センター提供)

画像を拡大する

育成した高オレイン酸化大豆「佐大HO1号」を手にする穴井豊昭佐賀大農学部教授=佐賀大

 佐賀県とJAさがは今年、健康にいいとされるオレイン酸を多く含む大豆「佐大HO1号」の本格生産に乗り出す。武雄市で230ヘクタール栽培し、300トンの出荷を目指している。水田農業が盛んな佐賀にとって大豆は米麦と並ぶ重要な農作物で、関係者は高付加価値の新たな品種として成長することを期待している。

 「佐大HO1号」は、佐賀大農学部の穴井豊昭教授らが育成した品種。一般的な大豆は含まれる脂肪酸のうち6~7割が酸化しやすい多価不飽和脂肪酸だが、新品種はその割合が1割以下と低く、代わりに8割近くをオレイン酸が占める。オレイン酸は、血中の悪玉コレステロールを低下させる働きがあるという。

 また、「佐大HO1号」は遺伝子に突然変異を発生させて育成しており、環境への影響が懸念される遺伝子組み換えは行っていない。大豆特有の青臭さがなく、豆乳などの加工にも向いているという。

 大豆は水稲の主要な転作作物で、県内の栽培面積は約7750ヘクタールで全国5位。豆腐などに加工される「フクユタカ」を主に栽培するが、栽培が難しいこともあり、次の品種についての検討が進められていた。JAなどは、大豆を購入する実需者の意向も踏まえ、「佐大HO1号」を有望として、栽培することにした。

 県などは2015年に試験栽培をスタート。17年からは現地試験を行い、武雄市や杵島郡白石町などで栽培して適地を探り、昨年は武雄市で規模を拡大して32ヘクタールで栽培していた。

 今年は栽培を本格化し、武雄市の川登、武内、若木、山内、朝日の5地区で農家190戸が230ヘクタールを作付ける。初年となるため、安定生産が大きな目的で、平均反収(10アールあたりの収量)130キロ以上を目指す。大豆の栽培は適期に播種(はしゅ)することが重要で、県杵島農業改良普及センターでは「湿害に弱いため、排水対策を徹底し、すぐに播種できる体制づくりをすすめたい」と説明。生産者などとつくる「研究会」で現地での研修会など行い、栽培技術の向上や効率的な生産体制の構築を行う計画だ。

 オレイン酸の多い農産物は健康志向からアメリカなどで人気といい、JAさが農産販売課では「消費者ニーズを先取りする形での栽培。畜産の餌としての利用なども考えられ、今後に期待したい」と、新品種による産地力の向上に期待している。(宮里光)

ほかにもこんな記事 3/12 11:00 「アパホテル佐賀駅前」2028年夏ごろオープン目指す 営… 2025/7/31 出店に盆踊り、打ち上げ花火も! 「大川市民夏まつり」 8… 2025/7/31 西日本最大級「筑後川花火大会」 福岡県久留米市で開催! … 2025/7/17 日本公庫佐賀支店の融資課長がパーソナリティー ラジオで創… 高オレイン酸大豆 佐大HO1号 Tweet シェアする LINEで送る
📎📎📎📎📎📎📎📎📎📎
BOT