リモニウム(ラティフォリウム)の特徴や育て方、増やし方等の紹介【ニワハナビ】
リモニウム(ラティフォリウム)の特徴や育て方、増やし方等の紹介【ニワハナビ】

リモニウム(ラティフォリウム)の特徴や育て方、増やし方等の紹介【ニワハナビ】

原産:ヨーロッパ:イソマツ(Plumbaginaceae):リモニウム(Limonium):ラティフォリウム(latifolium)別名:ニワハナビ/ヒロハノハマサジ開花時期:5月~7月花の色:桃色●青色●紫色●葉色:緑色●分類:多年草草丈:約30~70cm誕生花:4月29日/5月7日花言葉:「驚き」「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」用途:切り花

目次
  1. リモニウム(ラティフォリウム)とは!?
  2. リモニウム(ラティフォリウム)の語源(由来)
  3. リモニウム(ラティフォリウム)の特徴(魅力)
  4. リモニウム(ラティフォリウム)の切り花の楽しみ方
  5. リモニウム(ラティフォリウム)のドライフラワーの作り方
  6. リモニウム(ラティフォリウム)の栽培方法
  7. リモニウム(ラティフォリウム)の育て方
花壇土鉢土水やり肥料剪定夏越し冬越し増やし方病気

リモニウム(ラティフォリウム)とは!?

リモニウム(ラティフォリウム)は学名Limonium latifolium、別名「ニワハナビ」や「ヒロハノハマサジ」とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草です。

 

リモニウム(ラティフォリウム)の語源(由来)

  • 属名のLimoniumの由来は古代ギリシャ語で「牧草地」を意味する「λειμών(leimon)」からきています。
  • 種小名のlatifoliumはラテン語で「広い葉」を意味します。

 

リモニウム(ラティフォリウム)の特徴(魅力)

  • リモニウム(ラティフォリウム)は細く枝分かれする茎(花茎)は基本的に葉が付きません。
    • そのため風通しのよい空間が作られ繊細な雰囲気をつくります。
  • 花は細い茎(花茎)にスプレーを吹きかけたかのように小さな花が多数つきます。
    • そのためカスミソウを思わせる様な可憐な雰囲気をつくります。
  • リモニウム(ラティフォリウム)は切り花やドライフラワーやプリザーブドフラワーの花材として非常に高い人気があります。
  • リモニウム(ラティフォリウム)の葉は基部でロゼット状に広がります。
    • 葉は非常に大きく濃い緑色で光沢があり春から夏にかけ地面の被覆植物として利用出来ます。
  • リモニウム(ラティフォリウム)は乾燥に非常に強く肥料も基本的に不要なため理想的環境であれば放ったらかしで育てられます。

リモニウム(ラティフォリウム)の草姿はロゼット状です。葉は根生葉で中央から外側へと広がり、葉色は緑色で光沢があり、葉身は長さ約15(~30)cm、葉身の形はヘラ形です。花茎は高さ約30(~70)cmになり、花序は薄紫色(~桃色)の小花が多数集まり複散房花序に咲きます。

 

リモニウム(ラティフォリウム)の切り花の楽しみ方

  • リモニウム(ラティフォリウム)の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
  • リモニウム(ラティフォリウム)の収穫は出来るだけ多くの萼が色付き展開したタイミングで行いましょう。
    • 成熟していないタイミングで収穫すると萎れやすくなるため注意が必要です。
  • 収穫したら水に漬けて水切りを行います。
  • 水切りしたら花瓶に生けて、出来るだけ直射日光の当たらない低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)で楽しみましょう。
  • 管理は数日(約1~3日)ごとに水切りと水換えを行います。

水切り法

水切り法とは、切り花の切り口を水中につけた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの切り花で行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。

水切り法は、水中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切り法を行うことで茎が詰まっている原因(微生物・空気・樹液など)を取り除いて、切り口の状態を正常に戻す効果があります。

水切り法のやり方

  • 準備:花材と水の入った容器を準備する
  • 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
  • 切り花を生ける:切り口を別の容器にいれて水揚げするか、花器に入れて飾ります。

 

リモニウム(ラティフォリウム)のドライフラワーの作り方

  • リモニウム(ラティフォリウム)の収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
  • 収穫のタイミングは花が完全に開き最高の色が出ている花を選びます。
  • 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して下葉を取り除きましょう。
  • 収穫した花はハンギング法で乾燥させます。

ハンギング法ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。

 

リモニウム(ラティフォリウム)の栽培方法

園芸では、カスミソウを思わせる様なふんわりとした花姿を鑑賞する目的や、その花を収穫して切り花やドライフラワーとして利用する目的で育てられます。リモニウム(ラティフォリウム)は長雨や多湿に弱い事から、雨に当たりにくい場所の花壇や、管理のしやすい鉢植えに植えて様々な場所で楽しまれたりします。

リモニウム(ラティフォリウム)を育てる際に注意する事は「長雨の浸水」や「多湿」です。何故ならリモニウム(ラティフォリウム)は長雨による浸水や多湿環境になると、根腐れを引き起こしたり病気になり株が弱りやすく枯れてしまったりするからです。そのため、出来るだけ長雨の影響が少ない場所に植えたり、土壌の排水性を高めておく等の対策が必要でしょう。

 

リモニウム(スターチス)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。

リモニウム(スターチス)の珍しい種類、主な種や園芸品種の紹介【2022】

リモニウム(ラティフォリウム)の育て方

花壇の土づくり

日当たりリモニウム(ラティフォリウム)は日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。日当たりの悪い場所では開花が悪くなったり細く弱々しい茎が徒長して倒伏しやすくなったりするため、基本的には直射日光が6時間以上当たる日向で育てましょう。

土壌の土質リモニウム(ラティフォリウム)は、雨が降った後いつまでも湿っている様な多湿環境を苦手にしており、また多湿環境が続くと根腐れ等の病気になる等して株が弱ったり枯れる事もあります。そのため土壌の排水性と通気性を上げて、適度に有機物の入る適度に肥沃な土壌で育ててあげましょう。

植付けの前に土壌診断を行いましょう。①土を掘る時に硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。②土を濡らして握った時にバラバラと崩れる場合は保水性がない可能性があります。逆に土の塊が出来ても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。③肥沃な土の場合は土の色が黒っぽくなります。土の色が薄い場合は土壌が肥沃じゃない可能性があります。土壌診断後、作土層が十分でない場合はスコップで土を深くまで掘り起こし石等を取り除きます。土壌が粘土質な場合は必要に応じて通気性を高めるパーライトや川砂を入れましょう。また肥沃さはそれほど必要ありませんが、必要に応じて腐葉土や牛糞等の堆肥を混ぜこみ土壌改善を行いましょう。

植える際の注意点リモニウム(ラティフォリウム)は多湿環境を苦手にしており、長雨に当たると根腐れを引き起こしたり病気になりやすいです。基本的に乾燥気味の環境を好むため軒下等の雨に当たらない環境で育てた方が良いかもしれません。

鉢土づくり

日当りリモニウム(ラティフォリウム)は日当り好むため、基本的には直射日光が6時間以上当たる日向で管理しましょう。ただし長雨が当たると根腐れや病気を引き起こす原因にもなるため、必要に応じて雨の当たらない場所(軒下等)に移動します。

培養土培養土は通気性の高い草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。

培養土の配合例

  • 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
  • 赤玉土(小粒・中粒)+鹿沼土(小粒・中粒)+腐葉土=4:3:3
水やりの仕方

地植えリモニウム(ラティフォリウム)を地植えしている場合は乾燥に強いため、極端に乾燥する場合を除いて、基本的には降水のみで育てられます。

鉢植えリモニウム(ラティフォリウム)を鉢植えで育てる場合は土の乾燥が早くなるため、定期的な水やりが必要になります。基本的には土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。土の表面の乾燥を確認する方法は目視(土の色)か、指の第1関節までを土に入れて乾燥しているかを確認します。

水やり時の注意点リモニウム(ラティフォリウム)は浸水したり長期間にわたりジメジメする様な土壌を嫌います。何故なら病気にかかったり根腐れしやすくなるからです。そのため、水やりは土がきちんと乾燥しているか確認しながら行い、長雨が続く場合等は軒下等に避難させましょう。

肥料の与え方

リモニウム(ラティフォリウム)はある程度、有機物を含んだ土壌であれば肥料を必要としません。

剪定のやり方

リモニウム(ラティフォリウム)の剪定は基本的に不要です。

必要に応じて、リモニウム(ラティフォリウム)を収穫して切り花やドライフラワーで楽しみましょう。

夏越しする方法

リモニウム(ラティフォリウム)は夏の暑さに耐えますが、長雨等により過湿が続くと病気や根腐れを起こし株が弱る事があります。そのため必要に応じて夏越し対策をしましょう。

リモニウム(ラティフォリウム)の夏越し対策

  1. 地植えする場合は雨にあたりにくい場所に植えてあげるのも1つの対策です。
  2. 鉢植えで育てている場合は軒下等に移動して雨に当てない工夫をするといいでしょう。
  3. 土壌の排水性を高め浸水しないようにしておく事も大切です。
冬越しする方法

Hardiness:4a~9b

リモニウム(ラティフォリウム)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にありません。

挿し木や株分けで増やす

リモニウム(ラティフォリウム)は株分けや根挿しで増やす事が出来ます。

 

播種で増やす

リモニウム(ラティフォリウム)の種蒔の方法播種時期:3月~4月・9月~10月発芽適温:約20度発芽日数:7日~14日発芽条件:

  1. ポットに種まき用の培養土を準備するか、直播きする場所の土壌を整えます。
  2. 種を土に置き軽く押し込みます(鎮圧と呼ばれる方法で土と種の接着を高め水分の吸収をよくする)
  3. 種の上に薄く土を被せます。
  4. 播種後は乾燥すると発芽率が落ちるため、必ず土と種が乾燥しないように水やりを行い管理しましょう。
植物の病気

リモニウム(ラティフォリウム)の病気

  1. うどんこ病
  2. 灰色カビ病
  3. 褐斑病
  4. 炭疽病
  5. 疫病
  6. 白絹病
  7. 萎凋細菌病
  8. 青枯病

リモニウム(ラティフォリウム)の害虫

  1. アブラムシ
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