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開発した平角成形巻線機の適用を目指す電動2輪車向けモーター
ミツバはモーターのコイル向け平角成形巻線機を開発した。丸線を平角線に成形しながら、コアに巻線する。平角線は隙間なく巻けるため、丸線に比べて占積率が高く、モーターを小型・軽量化できる。材料コスト高が課題だったが、丸線を利用できるようにして解消した。電動2輪車の駆動系や電動パワーステアリング(EPS)に適用する方針だ。
平角成形巻線機は成形ユニットを組み合わせた。2対のローラーで丸線の厚みと幅を成形し、縦横比が最適な平角線にして巻線機に送り込む。銅線皮膜剝離処理も同時加工する。占積率は既存の丸線コイルが約70%なのに対し、平角線コイルでは約80%を実現。丸線の利用により、平角線コイルの生産コストを従来比約35%削減できる。
インドや東南アジアで電動2輪車の需要が伸びていることを受け、ミツバは現地拠点での駆動系やEPS向けモーター供給を検討している。平角成形巻線機を導入することにより、高出力で高効率なモーターを供給できる。小型化により、実車実装時のレイアウト性の向上にもつながる。
電動2輪車関連では、廉価なアウターローター駆動システムも開発中。排気量30ccクラスの最高出力2・3キロワットのシングル、排気量30―50ccクラスの最高出力4・6キロワットのデュアルの試作品を完成している。
同社は4輪車・2輪車の電動化シフトを受け、モーターの中核であるコイル技術で差別化する。モーターなどに合わせて「シングルフライヤー」「インナーノズル」「スピンドル」といった方式の独自の巻線機を開発し、内製化している。
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