南高尾山稜~ハート形の周回コース&セブンサミッツ
南高尾山稜~ハート形の周回コース&セブンサミッツ

南高尾山稜~ハート形の周回コース&セブンサミッツ

南高尾山稜

高尾山は全国的に有名な山ですが、南高尾山稜コースを知っている人は少ないのではないでしょうか。

高尾山のような賑わいはなく、静かな山歩きが楽しめる穴場的なコースです。

コース途中に「南高尾セブンサミッツ」と呼ばれる7つの山頂があります。

また、南高尾山稜から高尾山を周回するコースはハートの形をしているため、「南高尾ハートルート」とも呼ばれています。

今回は、そんな魅力に満ちた南高尾山稜コースを紹介します。

目次
  • 南高尾山稜コースの概要
    • ハート形の周回コース(南高尾ハートルート)
    • 南高尾セブンサミッツ
  • 登山口/交通/コースタイム
      • 登山口/交通
      • コースタイム
      • エスケープルートと注意点
  • 高尾山口駅~登山口~四辻
    • 四辻
    • 草戸峠
  • 草戸山~大洞山(南高尾セブンサミッツ)
    • ①草戸山(1番目のピーク)
    • ふれあい休憩所
    • ②榎窪山(2番目のピーク)
    • 三沢峠
    • ふくろうの広場
    • ③泰光寺山(3番目のピーク)
    • 西山峠
    • 龍のベンチ(西山の龍)
    • 語らいのベンチ
    • ④入沢山(4番目のピーク)
    • 見晴台
    • ⑤中沢山(5番目のピーク)
    • ⑥コンピラ山(6番目のピーク)
    • ⑦大洞山(7番目のピーク)
  • 大垂水峠~一丁平~高尾山~高尾山口駅
    • 大垂水峠
    • 一丁平付近
    • 高尾山
  • あとがき
  • コメント(0)

    南高尾山稜コースの概要

    南高尾山稜コース(ハート形の周回コース&セブンサミッツ)

    南高尾山稜コースは、高尾山の東側から南側へ続き、さらに西側まで高尾山を囲むように連なる、標高300m~500m前後の縦走路です。

    (東側の四辻~草戸山~榎窪山までは、南高尾山稜と区別して東高尾山稜と呼ぶ)

    危険な場所はありませんが、低山ながらアップダウンが数多く、意外と疲れるコースになっています。

    初心者にはややキツイ山歩きになりますが、随所にベンチや休憩所があり、途中にエスケープルートもあるので安心です。

    各休憩所に設置された小道具やモニュメントも、登山者の心を癒してくれるでしょう。

    ハート形の周回コース(南高尾ハートルート)

    上記地図のように、高尾山口駅を起点として、南高尾山稜~大弛峠~高尾山~(1号路)~高尾山口駅へと1周すると、ハート形の周回コースになります。

    その形から「南高尾ハートルート」とも呼ばれる、全長約16kmに及ぶロングコースです。

    途中の三沢峠、西山峠、中沢峠、大垂水峠から下山できるので、体力やその日の体調に合わせたコースどりが可能です。

    南高尾セブンサミッツ

    南高尾山稜には7つのピークがあり、南高尾セブンサミッツと呼ばれています。

    それぞれの山名と標高は以下のとおりです。

    南鷹尾セブンサミッツ#山名読み標高備考1草戸山くさどやま364m7サミッツの中で一番山頂が広い。2榎窪山えのくぼやま420m気づかずに通り過ぎてしまうピーク。3泰光寺山たいこうじさん475m7サミッツの中で一番の急登。4入沢山いりさわやま490m7サミッツの中で一番の展望を誇る。5中沢山なかざわやま494m観音菩薩像が立つ静かなピーク。6コンピラ山こんぴらやま515m細長い山頂に細長いテーブルとベンチ。7大洞山おおぼらやま536m7サミッツの最高峰。

    (山名のひらがな読みは、山と溪谷社「アルペンガイド 高尾山と中央線沿線の山」より)

    ヤマケイ アルペンガイド/高尾山と中央線沿線の山

    南高尾山稜は大垂水峠から高尾山口駅へ下る逆コースが掲載されています。出版社:山と渓谷社(2016/8/25)

    Amazonで見る

    登山口/交通/コースタイム

    登山口/交通

    京王線/高尾山口駅が起点となります。

    高尾山口駅~大垂水峠の間はバス(神奈川中央交通)が運行していますが、本数は少ないので注意してください。

    バス時刻表・高尾山口駅→相模湖行・大弛峠→八王子駅北口/高尾山口駅行

    コースタイム

    昭文社「山と高原地図」のコースタイムは以下の通り。

    • 高尾山口駅→四辻→セブンサミッツ→大垂水峠(約4時間20分)
    • 大垂水峠→一丁平→高尾山→薬王院→高尾山口駅(約2時間40分)
    • 合計約7時間(休憩なしの時間)
    エスケープルートと注意点

    南高尾山稜コースの途中、以下4つのエスケープルートがあります。

    • 三沢峠→梅の木平→高尾山口駅(約1時間5分)
    • 西山峠→山下→高尾山口駅(約1時間5分)
    • 中沢峠→山下→高尾山口駅(約1時間10分)
    • 大垂水峠→山下→高尾山口駅(約1時間20分)

    大垂水峠~山下バス停までは(国道20号)歩道が設けられていない場所が多いので車に注意!

    また、南高尾山稜コース中にはトイレ、売店、水場はありません。

    (高尾山付近まで行けば公衆トイレがあります)

    スポンサーリンク

    高尾山口駅~登山口~四辻

    ここからは、先日、南高尾山稜コースを歩いてきたときのレポートです。

    高尾山口駅から登山口までの道順と、コース中の見どころや休憩ポイントなどを紹介していきます。

    日程:2022年5月7日(土)天気:曇り時々晴れ?メンバー:私、T氏、Y氏(3名)

    起点となる京王線/高尾山口駅前です。

    ゴールデンウィーク中の土曜日ですが、天気予報が悪かったせいか人は少ないですね。

    高尾山口駅を出たら、正面方向に進み(高尾山方面は右方向)、駅前の西氷川橋を渡ります。

    すぐに、国道20号(甲州街道)に出るので、「高尾山口駅前」の信号を右へ進みます。

    しばらく歩き(2~3分)、「高尾山入口」の信号の手前を左折(斜め左)します。

    奥の分岐は左へ進みます。

    この標識が、登山口の目印です。

    南高尾山稜コースへ行くには「四辻・草戸峠」方面を目指します(右手方向)。

    この民家の間の細い道が登山道への入口です。

    民家の間を抜けるとすぐに山道になります。

    四辻

    登山口から10分ほどで四辻(よつじ)に到着。

    ここから、東高尾山稜~南高尾山稜の稜線歩きがはじまります。

    草戸峠

    四辻から約1時間10分。草戸峠(くさどとうげ)に到着。

    高尾山方面の景色が開けた場所で、ベンチもあるのでゆっくり休憩できますが、草戸山まではもう少しです。

    スポンサーリンク

    草戸山~大洞山(南高尾セブンサミッツ)

    ①草戸山(1番目のピーク)

    草戸峠から約10分で、南高尾セブンサミッツ1番目のピーク草戸山(くさどやま、364m)の山頂に到着。

    以前は標高が365mだったことから、地元では一年山と呼ばれているそうです。

    山頂には鳥居と小さな祠が祀られていました。

    展望台も設置されていますが、現在は老朽化のため立入禁止になっています。

    北方面の展望が開けています。

    ふれあい休憩所

    草戸山から10分ほど先にある、ふれあい休憩所。

    あずまやが建ち、木々の間から城山湖が見下ろせる展望スポットです。

    ②榎窪山(2番目のピーク)

    ここは、南高尾セブンサミッツ2番目のピーク、榎窪山(えのくぼやま、420m)の山頂です。

    ハート形コースの一番下に位置する場所にあたりますが、ここが榎窪山だとは、気付かずに通り過ぎてしまいました。

    あとで写真を見返したら、標識に「榎窪山」と書かれていたので、ここが榎窪山で間違いないでしょう。

    南高尾セブンサミッツの中で一番地味な山頂です。

    三沢峠

    草戸山から40分ほどで、三沢峠(みさわとうげ)に着きます。

    南高尾山稜の中では珍しく、やや暗い雰囲気ですが、夏場など暑い時期には涼しいかもしれません。

    ここから、「梅の木平」バス停に下山する道があり、エスケープルートとして利用できます。

    スポンサーリンク ふくろうの広場

    三沢峠から15分ほどで、フクロウの広場(休憩所)へ到着。

    何故?フクロウなのかと言うと……

    広場の入口にフクロウのモニュメントがあるからですね。

    ちなみに、後ろから見ると…

    トーテムポールのようにも見えますね。

    フクロウの下には、鷹の彫刻も彫られていました。

    草戸山から歩いてくると、フクロウの顔が見えないので、トーテムポールだと思っている人も多いでしょう。

    ここの場所が気に入ったので…

    缶ビールで乾杯!

    近くに売店はないので、缶ビールは自力で運んできました。(^_^;

    冷やした赤ワインと日本酒(冷酒)も持ってきたので、しばらくは宴会タイム!

    おつまみは、から揚げ、ビーフジャーキー、チーズ、乾き物(めざし)などなど。

    スマホ台 リュック掛け

    この広場、フクロウのほかにも、スマホ台(写真左:丸太の上部にスマホを挟んで固定できるような溝がある)や、リュク掛け(写真右:リュックや小物が掛けられる)が設置されていて面白い場所でした。

    約1時間ほど休憩(飲み食い)して、次に進みます。

    スポンサーリンク ③泰光寺山(3番目のピーク) 泰光寺山の山頂

    南高尾セブンサミッツ3番目のピーク、泰光寺山(たいこうじさん、475m)の山頂です。

    セブンサミット中で一番の急登のようですが…今回は巻いてしまったようです。

    たぶん、あの急階段があった場所でしょう。

    今度行ったときに写真とってきます(上の写真は後日撮影したもの)。

    西山峠

    フクロウの広場から、12~3分で西山峠に到着。

    ここから、「山下」バス停に下山できる道があり、エスケープルートとして利用できます。

    龍のベンチ(西山の龍)

    西山峠から5分ほどで、龍のベンチ(西山の龍:休憩所)へ到着。

    何故龍なのかと言うと…

    広場の中央には龍の彫刻が堂々と置かれているからです。

    龍の背中が平らになっているので、ベンチ(テーブル?)としても利用できます。

    この広場にも、ベンチ+テーブルの他に、リュック掛けが設置されていました。

    語らいのベンチ

    龍のベンチから7~8分、登山道から左に少し降りたところに、展望が開けた休憩所がありました。

    ここは、語らいのベンチという名称がつけられている場所です。

    少し下側にも南側の景色が良い、テーブル+ベンチが設置されていました。

    スポンサーリンク ④入沢山(4番目のピーク) 入沢山の山頂

    南高尾セブンサミッツ4番目のピーク、入沢山(いりさわやま、490m)の山頂です。

    セブンサミッツの中で一番の絶景ポイントで、北西方面に展望が開けており、高尾山の山頂付近も見渡せます。

    しかし、入沢山への入口がわかりにくく、この場所を訪れる人は少ないようです。

    我々も知らないで通り過ぎてしまいました。

    語らいのベンチ付近に山頂への入口があるようですが…

    (上の写真は後日撮影したもの。そのときの記事は↓こちら)

    南高尾山稜~泰光寺山と入沢山(天空レストラン)前回、見逃してしまった2つのピーク(泰光寺山、入沢山)へ登ってきました。両ピークともに、山頂へ至る標識が設置されていないため、見過ごしてしまいがちです。今回は、この2つのピークを見逃さないように、山頂への入口と山頂の様子をレポートしますmontrek55.com 見晴台

    語らいのベンチから15分ほどで、見晴台(みはらしだい)へ到着。

    ここは、登山道に沿って山側にベンチが設置されている場所です。

    もう、お馴染みになったリュック掛けも、ベンチに沿って設置されていました。

    ここからは、南方面(津久井湖)の展望が開けています。

    奥に見える山並みは丹沢、手前の山並みは観音様が寝ているように見えるため、地元の人は「寝姿観音ねすがたかんのん」と呼んでいるそうです。

    条件が良ければ富士山も見えるらしい。

    スポンサーリンク ⑤中沢山(5番目のピーク)

    南高尾セブンサミッツ5番目のピーク、中沢山(なかざわやま、標高490m)の山頂です。

    山頂には観音菩薩像が立ち、厳かな雰囲気を醸し出しています。

    ちょうど、レンゲつつじのオレンジ色の花が咲いていて、観音菩薩像が映えていましたね。

    山頂の奥のほうに丸太のベンチが設置されています。

    ⑥コンピラ山(6番目のピーク)

    南高尾セブンサミッツ6番目のピーク、コンピラ山(514m)の山頂です。

    細長い山頂に、横に長いテーブルとベンチが設置されています。

    山頂標識は、「コンピラ山 514m」と書かれた小さめの木のプレートが木の幹にくくりつけてあるだけです。

    以前は漢字で金毘羅山と書いていたようですが、山頂の標識はカタカナ表記だったので、この記事でもカタカナ表記を採用しました。

    ⑦大洞山(7番目のピーク)

    南高尾セブンサミッツ7番目、最後のピークで最高峰、大洞山(おおぼらやま、536m)の山頂です。

    といっても、なだらかで山頂らしい急登はなく、展望もありません。

    大洞山の山頂標識が立っていなければ、通り過ぎてしまいそうな場所です。

    大垂水峠には休憩できる場所がないので、セブンサミッツ最後の休憩所になります。

    スポンサーリンク

    大垂水峠~一丁平~高尾山~高尾山口駅

    大垂水峠

    大洞山から30分ほどで、大垂水峠(おおだるみとうげ)に到着。

    橋の下は国道20号です。ここで下山して、国道沿いに高尾山口駅まで戻ることも可能ですが、

    ここまで来たら、やはり、ハートルートを完走(完歩?)したくなるでしょう。

    (大垂水のバス停が近くにあるので、時間が合えばバスの利用も可)

    高尾山に向かうには、この大垂水峠橋を渡ります。

    大垂水峠橋を渡ったら、高尾山方面への階段を上ってゆきます。

    大垂水峠からしばらく歩くと(15分ほど)、電波塔が立つ広場へ出ます。

    一丁平付近

    大垂水峠から50分ほどで、高尾三~城山の登山道へ合流しました。

    現在地は↓この辺です(もみじ台~一丁平の中間)。

    高尾山

    合流地点からひと登りで高尾山の山頂付近に到着。

    ここは、高尾山大見晴園地という展望が開けた場所です。

    やはり、人出はかなり少ないですね。

    いつもは混雑のためよく見えない山頂標識も、今日は全体像を撮影することができました。

    あとは、1号路で高尾山口駅まで下れば、ハート形の周回コースを完歩したことになります。

    しかし、南高尾セブンサミッツのうち2つのピーク(泰光寺山、入沢山)に登頂できなかったのが残念ですねー。

    とくに、入沢山の山頂は景色が良さそうなので、近いうちに、また行ってみたいと思います。

    ※後日2つのピーク(泰光寺山、入沢山)に登ってきました。↓こちらの記事をご覧ください。

    南高尾山稜~泰光寺山と入沢山(天空レストラン)前回、見逃してしまった2つのピーク(泰光寺山、入沢山)へ登ってきました。両ピークともに、山頂へ至る標識が設置されていないため、見過ごしてしまいがちです。今回は、この2つのピークを見逃さないように、山頂への入口と山頂の様子をレポートしますmontrek55.com

    あとがき

    久しぶりの山歩きだったので(今年はじめて)、高尾山への登りで太ももが吊りそうになり、かなりペースダウンしてしまいました。

    コロナ禍で自粛していたため、去年も1回しか山に登っていなくて……脚力の低下は否めません。

    夏山に向けて脚力を回復せねば!

    📎📎📎📎📎📎📎📎📎📎
    BOT