「名前は出てきたのに」「さすがにえぐすぎた?」 ドラマ『ゴールデンカムイ』再現されなかった場面
「名前は出てきたのに」「さすがにえぐすぎた?」 ドラマ『ゴールデンカムイ』再現されなかった場面

「名前は出てきたのに」「さすがにえぐすぎた?」 ドラマ『ゴールデンカムイ』再現されなかった場面

「名前は出てきたのに」「さすがにえぐすぎた?」 ドラマ『ゴールデンカムイ』再現されなかった場面 キーワード : ゴールデンカムイ, 実写化作品

人気マンガの実写版シリーズ最新作『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』が、2026年3月13日(金)に公開を控えています。原作リスペクトで大絶賛された本シリーズですが、限られた時間や予算のなかでやむなくカットされたシーンもありました。

脱獄王を生んだ「魔性の女」とは?

画像は『連続ドラマW ゴールデンカムイ -北海道刺青囚人争奪編-』5話、競馬の場面はなかったが、すっからかんになった白石 (C)野田サトル/集英社 (C)2024 WOWOW

 人気マンガ『ゴールデンカムイ』の実写版シリーズは、十分な制作期間と豪華なキャスティングによって原作の世界観を丁寧に映像化してきました。とはいえ膨大なエピソードをすべて盛り込むことは難しく、いくつかの場面はやむなく省かれています。

 2026年2月20日から「金曜ロードショー」にて2週連続で地上波放送されるこのタイミングで、惜しくも再現されなかったシーンを改めて振り返りましょう。

●白石の脱獄ロマンス

 愛されキャラの脱獄王「白石由竹」は、なぜ「脱獄王」と呼ばれるようになったのか、その経緯を描いたエピソードは、実写化が叶わなかった場面のひとつです。

 白石が全国各地の監獄から脱獄を繰り返すようになったのは、贋作師「熊岸長庵」との出会いがきっかけでした。熊岸が描いた「シスター宮沢」という女性の絵に白石が惚れ込み、彼女を探すために脱獄を重ねるようになったのです。いつか贋作ではなく、誰かの人生を変えるような「本物」を作りたいと願っていた熊岸が、実は白石の人生を大きく動かしていたという粋な小話でした。

 しかし本筋との関連が薄いためか、残念ながら実写版ではカットされています。「シスター宮沢」の名前だけは白石(演:矢本悠馬)と「辺見和雄(演:萩原聖人)」の会話のなかに登場しており、密かに期待していたファンも多かったのではないでしょうか。ちなみにドラマ8話で熊岸がいた「偽アイヌのコタン」には、シスター宮沢の似顔絵が飾ってありました。

 なおTVアニメシリーズでも白石の脱獄ロマンスは描かれていませんが、コミックスのアニメDVD同梱版(OVA)という形で映像化されています。『風の谷のナウシカ』の「ナウシカ」役などで知られる声優の島本須美さんがシスター宮沢を演じており、実写化されていたら意外な豪華キャスティングも実現していたかもしれません。

●蝦夷地ダービー

 原作マンガには、「キロランケ」が競馬の騎手として奮闘するエピソードがありました。しかし、実写版では競馬ではなく、丁半博打へと改変されています。そこではアイヌの美女「インカラマッ」と白石の、「テレビショッピング」形式のオリジナルシーンもありました。

 本来であれば、明治時代における競馬の様式や騎乗スタイルの変化など、当時の競馬事情にまつわる描写が随所に盛り込まれた回です。キロランケ(演:池内博之)の馬への愛情が深掘りされる見せ場もありましたが、物語の本筋に関わる話ではないため、改変はやむを得ない判断だったのではないでしょうか。

 そもそも原作の競馬シーンを実写化するとなれば、馬や騎手の手配に加え、当時の競馬場を再現できる撮影場所の確保なども必要となります。残念がる声も一部にはあるものの、「やっぱり資金的に難しかったか」「どう考えても難しいもんな」といった意見も見られ、原作ファンからは比較的受け入れられていたようです。

●焼きナス杉元

 TVアニメシリーズでは編成の都合上、やむなくカットされた「モンスター」編(親分と姫の恋物語、こちらもOAD化)ですが、実写版シリーズでは忠実に再現されて大きな話題を呼びました。一方で、一部のファンの間で「さすがに再現されなかったか」「ちょっと期待してたから寂しい」といった声があがっていたのが、「焼きナス」状態の杉元です。

 原作マンガでは、ヒグマの爪に引き裂かれた主人公「杉元佐一(演:山崎賢人)」の顔が「隠し包丁を入れた焼きナス」のような状態になります。この傷を治すために相棒の「アシリパ(演:山田杏奈)」が毎日献身的に杉元の顔へヒグマ内臓の油を塗るようになり、ました。しかし、実写版では杉元が顔に怪我をせず、油を塗るシーンも描かれていません。実写でやるには、さすがにグロテスクすぎるシーンだったのでしょう。

 それ以外にも、杉元がシャチにさらわれた辺見を助けるために全裸になる展開がなかったほか、「土方歳三(演:舘ひろし)」と「永倉新八(演:木場勝巳)」が、「尾形百之助(演:眞栄田郷敦)」と手を組むまでにあった「茨戸の用心棒」の抗争のエピソードが大幅に端折られるなど、再現されなかった場面は数多くあります。それでもファンから受け入れられているのは、改変を補って余りある原作愛が作品全体から感じられるからでしょう。

※アシリパの「リ」、インカラマッの「ラ」は小文字が正しい表記

(ハララ書房)

【画像】え、「マジでワロタ」 こちらがちゃんと再現された「シカのお尻から顔出してる」白石です

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