いつもの半分の力で刃が沈み込む。“切る快感”を生み出す超音波包丁
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世界最大!! テクノロジーの祭典「CES2026」特集
いつもの半分の力で刃が沈み込む。“切る快感”を生み出す超音波包丁- 2026.01.06 18:00
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- 巽英俊
近年は調理を科学化する分子ガストロノミーなどの影響もあって、さまざまな調理技法に新たなテックが導入されつつあります。現在、ラスベガスで開催中のCES 2026で見かけたこの包丁もそんなアイテムです。
柔らか食材もスパッと切れる
Seattle Ultrasonicsが開発した「C-200」は、超音波振動する刃で食材をカットする包丁。超音波ナイフ自体はさまざまな分野で活用されていますが、料理専門の包丁としては世界初の製品なんだとか。
一見したところ普通の洋包丁ですが、人差し指位置にあるオレンジ色のトリガーを引くことで、超音波による高速振動が作動。トリガーを引くと一瞬「キン」という作動音が発生しますが、作動中は音は特に聴こえません。刃が振動している様子も目では見えず、ハンドルの振動も感じません。つまり使い心地は普通の包丁。
ですが、特に力を入れなくてもいける切れ味は超爽快。必要な力は従来の包丁の最大50%程度で、刃こぼれも少なく、お手入れも簡単というスグレモノです。
Photo: ギズモード・ジャパン編集部特にケーキやパン、熟したトマトなど柔らかくて切りにくい食品だと、ぐずぐずに崩れることなくスパッと切れて効果絶大です。実際に試し切りしてみたところ、トリガーOFFではトマトの皮で止まっていた刃が、トリガーONにした瞬間トマトに沈み込み始めて、きれいにカットできました。
鋼材には硬化処理された日本製AUS-10鋼を採用。超音波作動していないときでも、切れ味はかなりいいです。バッテリーは取り外し式でUSB-C充電に対応。専用充電台とバンドルされたセットもあります。
Photo: ギズモード・ジャパン編集部現在オフィシャルサイトで予約受付中で、発送は3月を予定。価格は包丁のみが6万1300円、充電台とのセットが7万4300円となっています。
Source: Seattle Ultrasonics