【ユルユルだけど許せちゃう銭湯】 寿浴場 (成増)
冬晴れの木曜日。 年末に終わりきれなかった家の掃除を一生懸命やった。 うぉ~、朝から昼過ぎまでがんばっちまった。 おうちがキレイになったのは結構なことだが、“お休み感”が欲しい。 よ~し、銭湯行くべ♨ どこか未訪の銭湯はないかと探し、 練馬区と板橋区と和光市が複雑に入り組んだエリアに1軒発見した。 「寿浴場」だ。 左側はコインランドリー、長のれんがかかるところが玄関だ。 下足場で男湯と女湯に分かれるということは番台式だな。 自動扉と書いてあったが、手動だった。 がらっと入ると番台に人はいない。 店主らしきオヤジがソファに寝っ転がって男湯のテレビを観ていた。 15:00から営業と書いてあったはず。 時計はすでに15:30を回っているんだが・・・大丈夫か? この銭湯。 すると、どうやら私が男湯の一番客だったようで、 おもむろに脱衣場と浴室の電気をつけはじめた。 窓が多い浴室だなぁ。 磨りガラスではないので、外光がたっぷり入ってきて、 この時間は電気をつけなくても十分なくらい明るい。 ただ、南方向の窓の向こうにある建物からは男湯が丸見えな気がするんだよね(笑) その窓側の壁面と反対側の女湯との壁面には固定シャワー付きのカランが並ぶ。 中央にも2列、島カランがあり、そちらはシャワーがない。 窓側に陣取り、シャワーからお湯を出す。 冷たっ! ほんとうに一番客だったようで、まだ熱湯がシャワーパイプに十分回っていないようだ。 さっと体を流し、浴槽へ。 主浴槽とその1/3くらいの大きさの副浴槽がある。 バイブラやジェットはない。 サウナも水風呂もない。 いたってシンプルな昔ながらの銭湯である。 まずは主浴槽へ。 やはり一番風呂というのは格別だ。 湯温は適温で、やわらかい。 井戸水を薪で沸かしているのだな。 疲れが吹き飛ぶなぁ~ ひとりで男湯独占、う~ん贅沢♪ 副浴槽に移ると、こちらは深風呂。 主浴槽に比べ、やや熱めという印象だが、 両者を隔てる仕切りには子どもなら潜って通り抜けられそうな穴があって、 なかでつながっているのだ。 ようやく、シャワーからお湯が出てくるようになったころ、 さっきの主人が男湯に入ってきた。 主人も入浴するようだ(笑) そして、女湯から「もう少し熱い方がいい」なんてリクエストがあったもんだから、 まっぱのまんまで、浴室からウラのボイラー室に行ってたよ。 いちいち、おもろい銭湯だな。 湯上がりに牛乳飲もうかと思ったが、ドリンクの販売はない。 ドライヤーは、元々は有料だったと思われるが、 お金を投入する機械が壊れてしまったのだろう。 「ドライヤー無料」の貼り紙の下にドライヤーがかかっている。 遠慮無く、ドライヤーを使わせていただくが、 20円3分が体に染みついているのだろう。 無料でもきっちり3分でセット完了だ。 脱衣場の男湯と女湯を仕切る壁には、 なんともレトロな広告があった。 脱衣場に誰もいなかったので、写真を撮らせてもらったが、 「今話題の成人雑誌 成増にオープン」って、いつの時代だよ(笑) ビニール本って響き、懐かしいなぁ~。 いわゆる「ビニ本」ってやつだが、いまの少年たちは知らんだろう。 そもそも現代っ子は、エロ本を本屋で買うなんてことをしないらしい。 ネットで、あんなんもこんなんも簡単に見られちゃう時代だからな。 羨ましいような・・・味気ないような・・・ さかばクンが純朴少年だったころは、 町にある小さな書店で、店番がおばあちゃんの時を狙って、 エロ本をコソコソ買ったものだ。 石神井銀座にあった富岡書店のことね(笑) このときの緊張感や羞恥心ってものが、少年をたくましく成長させるんだがな。 若者の“酒離れ”はよく取り上げられるが、“エロ本離れ”も進んでいる。 コンビニのエロ本棚をよく見て欲しい。 若者が買うとは思えない、人妻・熟女ものばかり陳列されているのだ。 これはスマホやネットでエロ動画を観るようなことをしない(できない)世代、 つまりはエロ本文化に親しんできたオッサンをターゲットにしているからなんだってさ。 おっと。 いかんいかん、話が変な方向に行ってしまったではないか。 最後に銭湯のお遍路スタンプを押してもらおうとしたら、 銭湯のおばちゃん、番台には腰掛けておらず。 えーーーーっ! ハイボールかなんか飲みながら男湯のテレビを観ているよ。 とことん、おもろい銭湯だな(笑) 「すみません、スタンプお願いします」 すると、おばちゃん、番台の下にある男湯と女湯を行き来できる壁扉をバーンと勢いよく開けて、 女湯側から番台に登る。 そして、スタンプを押したら、また勢いよく扉を開けて男湯側に戻ってくる。 へっ??? いま、一瞬女湯側の脱衣所、見えましたけど・・・ 幸い、お客さんはいなかったので、脱衣所のロッカーがちらっと見えただけだが、 おいおい、それはマズイんじゃないの。(女性客がいないとわかっていたからだろうが) いやはや、ここはグダグダ、ユルユルな銭湯なんだな。 そもそも名前もユルい。 寿浴場って書いてあるのもあるし、寿湯ってのもある。 まぁ、それでもなんかコミカルなご主人とおばちゃんで、 どこか許せちゃう銭湯ではあったが。。。 車は近くにある「出世稲荷神社」の前にあるコインパに停めた。 「出世稲荷」の名前の由来は掲示板にはこのように・・・ 「出世稲荷神社」の名称がついた理由は、次のように伝えられています。 「この北方に川越街道があるので、昔、川越城主が江戸との間を往復する時、 出世の祈願をしたところから、いつしかこの名がつけられ(中略) 松平信綱や柳沢吉保のように老中、大老の要職についた大名があり、 (中略)そうした大名が、出世を祈願してお詣りをしたので評判になったのであろう。」 私も参詣して御利益を授かろうかと思いましたが、 目の前のこれしきの階段を登るのが億劫で、出世はあきらめました。。。(笑) 出世稲荷の先にある交差点。 練馬区民には昔から有名な中学校だ(笑) 区はどうして、この名前にしたかなぁ~ヽ(´o`; いかん、今日はどうしてもこういう方に話題がいってしまう・・・ そして、こちらは寿浴場の少し先にある「やきとん丸徳」。 吉田類も訪れたお店だが、水木が定休日のようだ。 この日は、木曜だったのでお休みなんだね。 この近くには「浩乃湯」という埼玉県和光市の銭湯もある。 今度は、成増行きのバスで「牛房」まで来て、 「浩乃湯」→「やきとん丸徳」コースで決まりだね。 寿浴場(寿湯) 練馬区旭町3丁目11−17 電話: 03-3930-1887BOT