射出成形におけるVP切り換え位置の成形条件
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成形条件
射出成形におけるVP切り換え位置の成形条件2024年1月2日 16,727
目次
- VP切り換え位置とは
- VP切り換え位置条件の設定ポイント
- VP切り換え位置条件と成形不良の関係
- 成形条件の作り方
- 射出ユニットの成形条件
- 型締めユニットの成形条件
VP切り換え位置とは
射出成形加工におけるVP切り換え位置とは、金型に樹脂を充填する時、速度制御で充填する9割と、保圧力で充填する残りの1割の切り換え位置です。Vはバーティカル、Pはプレッシャー双方の頭文字に由来します。
VP切り換え位置設定 特徴 早い、手前 9割程度を速度制御で入れたいところ、早い段階で圧力制御に切り換わると、失速しショートします。 遅い、奥、先端側 速度制御の速い流れの充填量が増えますので、バリは発生しやすくなります。VP切り換え位置条件の設定ポイント
速度⇛保圧に切り替える位置を、VP切り換え位置と呼びます。
金型内に90%程充填したら、保圧に切り替えます。
条件出しする時は、VP切り換え位置まで充填し、保圧を0Mpaに設定します。 VP切り換え位置まで充填した時、製品を見てどの位充填されているか把握しておきましょう。
プラ太郎スクリュー先端の位置を把握しましょう。VP切り換え位置で90%。保圧で押し込む! VP切り換え位置条件と成形不良の関係VP切り換え位置の条件設定に起因する不良を解説していきます。
①ショート、湯ジワ薄肉成形品の場合、射出速度を高めて充填します。
VP切り替え位置が、早すぎる(手前すぎる)と充填末端部まで、充填しないことがあります。
充填末端部では、ショートや湯ジワが発生します。
□対策□
VP切り替え位置を、少し先端側(奥)にして、射出速度で充填する割合を増やします。
②オーバーパックVP切り換え位置の入力を忘れてしまうと、計量完了位置から加充填になるまで、勢いよく充填してしまいます。
特に立ち上げ時に、うっかり忘れがないように再確認して気をつけましょう。
成形条件の作り方
【保存版】射出成形 成形条件の作り方 条件出しの基本 特級技能士が徹底解説続きを見る
射出ユニットの成形条件射出ユニットの成形条件は、加熱筒で樹脂を溶かして、金型に高速で充填する設定です。
- 加熱筒温度
- 計量完了位置
- 射出圧力(1次圧)
- 射出速度
- VP切り換え位置
- 保圧(2次圧)
- 保圧時間
- ゲートシール時間
- 冷却時間
- 計量(スクリュー回転)
- 背圧
- サックバック
型締めユニットの成形条件は、金型の開け閉め、EJの前後進する設定です。
- 型締力
- 低圧金型保護
- 型開閉
- エジェクター(エアーエジェクター)
- スライドコア
- ねじ抜き装置
BOT