チェンソーマンのレゼ編を読んで余韻に浸りたいときにオススメの楽曲
チェンソーマンのレゼ編を読むときによく合う音楽を理由と共に紹介します。
【初めに】
レゼ編と合わせたときに起こる感情の起伏を楽しんでいただきたいので、理由・解釈の記述は楽曲単体のものではなく、あくまで「レゼ編を読みながら、楽曲を聴いたときに沸き起こる感情について」というコンセプトに沿った個人の解説となります。
余韻にさらに深く浸っていただければ幸いです。
Contents- まちがいさがし/菅田将暉
- 乾涸びたバスひとつ/米津玄師
- 眼福/米津玄師
まちがいさがし/菅田将暉
間違いの方の人生だと思って生きてきたけど、だからこそ貴方に出逢うことができた。今までの全ての不幸や悲しみすら、すべては貴方に出逢うための理由だったなら救われるよ、という楽曲。
切ないメロディと暗く冷たかった人生の中に貴方という光が差し込んで、私の世界を明るく照らしてくれたという歌詞が、不幸な境遇で生きてきたデンジとレゼの両視点からとマッチします。
レゼ編を読んでいていつも思うことは、何か一つでも違っていたら、普通に学校に行って、普通にご飯食べて寝ることができて、二人が出会えてデートしてカフェで「そっちつめてつめて」と一緒に勉強できた世界もあったよな、ということです。
(引用: チェンソーマン /藤本タツキ 出版/集英社)でもそれは全部「もしも」の話で、実際にはありえなくて、普通とは程遠い世界の、誰にも知られない隅っこで死を連想しながら生きていくことしかできない運命だった。どこで間違えていたのか、それとも初めからまちがいさがしの間違いの方に生まれてきてしまったのか。
間違いだらけの正解がない世界で、でも、貴方が同じまちがいの世界で生きてきてくれたから、こうして出会うことができた。そうじゃないと出会えなかった。例え誰にも言えない過去を抱えてきたとしても、この運命だったから貴方に会えた。
正しく生きていたかった。貴方に出会うと分かっていたなら。でも、正しくあれない。
「なんで⋯初めて出会ったときに殺さなかったんだろう」
(引用: チェンソーマン /藤本タツキ 出版/集英社)君の目があまりにも真っ直ぐに私を見るから、全てが変わってしまった。あの日から、出会えた日から、おかしかった。間違いだらけだった自分が、君といると一つずつ正されていくような、そんな気がした。
思えば君の賢くない優しさが、私を正していてくれた。君じゃなきゃいけないと、そう思った。
まちがいだらけの些細な隙間で くだらない話をくだばるまで
まちがいさがし/菅田将暉歌詞
まちがいさがし
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乾涸びたバスひとつ/米津玄師
この歌はレゼがカフェに向かう道のりの心情を想像して聴いていただければと思います。一人きりで大切な人を思い出す歌です。
デンジの言葉がレゼをカフェまで運んでくれた。結末は悲しいものだったけれど、確かにあのとき二人は共犯者で、そのまま誰にも知らないところに行けると思った。行きたいと願っていた。
演技で接してきたはずだった。でも君の賢くない愛し方が、君がくれた言葉が、君が見せてくれた夢が、全て私の中に溜まって溢れていることに、新幹線のホームまできてようやく気づいた。
「待ってる」なんて、なんの根拠もないその言葉。死ぬ確率が高いと頭が理解していても、心が貴方に会いたいと泣いた。自分の心臓なんてとうの昔に実験でなくなって、悪魔の心臓が埋め込まれているのに、それでも何処かに自分の心がまだ残っていた。
(引用: チェンソーマン /藤本タツキ 出版/集英社)どこにあったのか、貴方が私に新しく心臓をくれたのだろうか。愛してくれていた。その先に夢を見た。二人でどこまでも行けたらなって。あのまま誰にも見つからずに海に沈んでいられたらなって。現実はどこにも行けなかったとしても。
貴方が武器を捨てて、すべてを捨てて、抱きしめてくれたこと。貴方が怖くて堪らなかっただろう夜の水の中に、一緒に飛び込んでくれた。
(引用: チェンソーマン /藤本タツキ 出版/集英社)あのとき、なんでもないような幸せな二人の姿を見た。
浅瀬で遊ぶ子供のような夢だった。君も同じ夢を見たのだろうか。見てくれてたなら、どれほど⋯⋯。
(引用: チェンソーマン /藤本タツキ 出版/集英社)二人で共犯者になりたかった。
未遂に終わったあの小さな秘密は、でもたしかにあって、君は気づいていなかったけど、確かに私と君は、君が知らないところで「二人」になれたよ。
このままどこかにいけたらなって 海に沈んでしまえたらって
乾涸びたバスひとつ/米津玄師歌詞↓
https://g.co/kgs/6B3x6y
https://music.apple.com/jp/album/diorama/1238071672
眼福/米津玄師
貴方がいる未来がただこの眼に映るだけで、幸せです。という歌。
なんにもなくて、全てを失っても、ただこの眼が貴方を映してくれてさえいたら、そんな未来がきてくれていたら、それだけで幸せだった。
何も多くを望んだわけじゃない。ただ、私は貴方といたかった。長くずっと、一緒にいられることはないと理解していても。貴方といる未来を想像してしまった。くだらない話がしたかった。
なんにも役に立たないことを教えて欲しかった。明日がくるか分からない身だったとしても、望んでいた。貴方に寄り添える日々を。そうしたらどういう風に過ごしていたのかな。
言葉なんていらないよね。キスもしたのかな。そういえばキスもちゃんと出来なかったな。柄にもなく恥ずかしかった。羞恥心なんてどこかに置き忘れてきたはずだったのに。貴方を前にすると、頬が染まっていることに気付かないことがある。
(引用: チェンソーマン /藤本タツキ 出版/集英社)教えたこと、役に立たなかったね。泳ぎ方、せっかく教えたのに結局泳げなかったね。
最後、君の姿が私の眼に映った。このくだらない世界の中に君がいること。最後まで教えていて。そしたら安心して眠ることができるから。
(引用: チェンソーマン /藤本タツキ 出版/集英社)君の姿がこの眼に映るくらいでいい。それだけで私は幸せだったから。
あなたのいる未来が ただこの目に映るくらいでいい
眼福/米津玄師歌詞↓
https://g.co/kgs/68nhDo
僕は、デンジがレゼから教えてもらったのは「泳ぎ方」ではなく「好きな人のために怖い水の中に飛び込む勇気」だと思うんです。そのことが、レゼにとってどれだけ嬉しかっただろう。
(引用: チェンソーマン /藤本タツキ 出版/集英社)それを思うだけで、いつも涙が出るのです。
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