【トゥデイAF67】腰上エンジンオーバーホール①|エンジンヘッド・シリンダーヘッド・シリンダー(ピストンまで)のバラシ方(外し方)
【トゥデイAF67】腰上エンジンオーバーホール①|エンジンヘッド・シリンダーヘッド・シリンダー(ピストンまで)のバラシ方(外し方)

【トゥデイAF67】腰上エンジンオーバーホール①|エンジンヘッド・シリンダーヘッド・シリンダー(ピストンまで)のバラシ方(外し方)

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トゥデイ [AF67]

【トゥデイAF67】腰上エンジンオーバーホール①|エンジンヘッド・シリンダーヘッド・シリンダー(ピストンまで)のバラシ方(外し方)

2020年2月7日 2022年10月7日

ページコンテンツ

  • トゥデイAF67の腰上エンジンのバラシ作業|前準備
  • トゥデイAF67の腰上エンジンのバラシ作業
    • エンジンヘッド(シリンダーヘッドカバー)
    • シリンダーヘッド編
    • シリンダー編(ピストンまで)
  • ピストンの外し方
  • トゥデイAF67の腰上エンジンのバラシ作業で必要な部品・工具等
    • 部品類:
    • 工具類:
  • 【トゥデイAF67】腰上エンジンオーバーホール①|エンジンヘッド・シリンダーヘッド・シリンダー(ピストン)のバラシ方(外し方)|作業動画

トゥデイAF67・単気筒バイクのエンジン腰上のオーバーホールです。 AF61もかなり共通です。

主に良くある症状など図にしてみました。

部品整備は一つの部位づつしますが、エンジン腰上は3つで一つなのでピンポイントで整備目的がある場合を除いて、”清掃・交換は部位ごと”でもバラシの基本は一気にシリンダー(ピストン)までします。

トゥデイAF67腰上エンジンOH

  1. エンジン腰上オーバーホール①|腰上エンジンバラシ 一気にばらす。:※今回はここです。 [エンジンヘッド→シリンダーヘッド→シリンダー(ピストンまで)]
  2. エンジン腰上オーバーホール②|各部位メンテ(奥から順に) 【A】[ピストン清掃/交換/装着] 【B】[シリンダーガスケット交換]・[シリンダー清掃/交換]・[シリンダーヘッドガスケット交換] 【C】[エンジンバルブカーボン清掃/交換/擦り合わせ作業]・[バルブステムシール交換] 【D】[カムシャフトホルダー・ロッカーアーム清掃/交換/装着]・タペットクリアランス調整
  3. エンジン腰上オーバーホール③|[まとめ]

※部位整備して組み立てながらなので文字にすると多少前後しますが基本です。

重複しますが症状別修理でああっ「ここだけが悪いんだ」とか悪い場所が確定出来ている場合を除いて、エンジンは開けたら面倒なのでほぼ全て綺麗にして組み立てるというのが基本です。

 

トゥデイAF67の腰上エンジンのバラシ作業|前準備

まずはカウルとステップを外して、フレームとエンジンを離して作業しやすくします。 ※これは人それぞれですが、トゥデイは簡単なのでおすすめします。

1:シート下カウルを外す

チェック:シート外し

【トゥデイAF67】シート下カウルの外し方

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2:ステップ・フレームとエンジンを切り離す

チェック:エンジン分離

【トゥデイAF67】原付のフレームとエンジンの分離方法|エンジンメンテの前準備またはエンジン降ろし

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3:エンジンカバーを外します。

チェック:EGカバー外し

【トゥデイAF67】エンジンカバーの外し方

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凄く作業のしやすいこの状態になりますよね。

これで前準備が完了です。

 

 

トゥデイAF67の腰上エンジンのバラシ作業

[エンジンヘッド]→(圧縮上死点出し)→[シリンダヘッド]→[シリンダー]の順です。

 

 

エンジンヘッド(シリンダーヘッドカバー)

まずは”10mm”2つのエンジンボルトを外します。

 

シリンダーヘッドカバーガスケット(ゴムパッキン)があるので、取付の時忘れないように。 溝枠にきちんとハマるように出来ています。

カバーなので、これだけでエンジンヘッドは外れます。

参考

エンジンヘッド”だけ”外す作業は、タペットリアランス調整などがあります。 その場合はフレームとエンジンは切り離す必要はありません。

 

次はシリンダーヘッドですがその前に”圧縮上死点”を出します。

圧縮上死点について

これをしてると組み立て時簡単!迷わない!全く知らないのは危険ですので必ず参照下さい。

チェック:圧縮上死点とは

【圧縮上死点の出し方】4stバイクのエンジン整備メンテナンスの必須条件|排気上死点と圧縮上死点の違い

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トゥデイAF67の場合:圧縮上死点とカムチェーンとテンショナー

カムチェーンテンショナー”を外します。”10mm”2つです。 真ん中のドライバーねじは取付時に必要ですが外し時は不要です。 アルミの”テンショナーリフターガスケット”もあるので無くさないように注意です。

 

フライホイール”を回して、「フレームの切り欠きとT刻印を一致」させます。

 

この状態でスプロケット側に周り、刻印を確認。 ※トゥデイAF67(AF61)は上が2・下が1=圧縮上死点。逆は排気上死点になります。

 

それと同時にロッカーアームが動かない方(カム山がピストン側を向いている事)にします。 判らない人はこれは初心者の方は念のためしておいた方が良いです。 どこでも良いし何カ所でも良いので、チェーン一山とスプロケットに油性ペンなどで印をつけておきます。

私は14年前4stが出始め時の🔰初心者の時、毎回してましたので癖づいてます。 これで圧縮上死点部でのカムタイミング・その時のチェーンとスプロケットの位置が【元の状態から】ずれる事はありません。 (※チェーンは伸びたりするのでベストな調整方法という意味ではない。あくまで整備前の元の状態です。)

整備士的な4stエンジンシステム構造的にというより、物理的にズレようが有りませんという意味です。 これにより完全に理解してない人でも触れますよ的なものです。

参考

分かる人はカムスプロケットに頼らずとも、フライホイールを回しながらロッカーアームorプッシュロッドの動きを見ると分かります。 当サイトではジャイロXの方で詳しく載せています。

 

シリンダーヘッド編

次はシリンダーヘッドを外していきます。 ”カムシャフトホルダー”のナット”12mm”4つを外していきます。

 

カムスプロケット”のボルトを外します。”8mm”2つです。 ※この時、左手でフライホイールをグッと押さえてます。

 

こういう駆動系のクラッチなどで使用する”ユニバーサルホルダー”で外すことも可能です。 取付の際はこちらの方が確実にしっかり取付できますのでどちらにせよ必要です。

 

あとはカムスプロケットをカムシャフトから外して引っこ抜きます。

 

※組み立ての時はひし形のスプロケットボルト受けの向きが重要です。(ポッチが左側)

 

最後にここを引っこ抜きます。(キャブ車AF61には無い)

 

これでゆっくりと引っこ抜いてシリンダーヘッドも完了です。

 

表側はスプリングの中にちらっと見えますが、”ステムシール”があります。 劣化するとオイル下がりの原因となります。

 

ひっくり返してシリンダー側のバルブは、良くカーボンが溜まる部分です。 圧縮漏れ原因No1と思っています。

 

 

シリンダー編(ピストンまで)

最後はシリンダーです。

シリンダーヘッドガスケット(アルミ)”を引き抜きます。

 

カムチェーンガイド”の下側だけを引っこ抜く。

 

たいがいガスケットが引っ付いて固くなってますので、この時だけ一回”圧縮上死点”から”下死点”へします。(適当に回し過ぎない) ピストンを奥へ引っ込ましてシリンダーとの密着を少なくします。

 

プラハンマー”や”ゴムハンマー”で軽く叩きながら外していきます。

 

ゆっくり”シリンダー”を引っこ抜きます。

 

これで外れました。 シリンダーの縦傷・横傷・ピストンの膨張部辺り面などチェック。

 

ひっくり返してもチェック。 ”シリンダーガスケット”は本体側とシリンダー共に綺麗にします。

 

最後に”フライホイール”を回して「上記でした逆回転させて再度”圧縮上死点”」へ戻しておきます。(適当に回し過ぎない)

これでシリンダーも完了です。

残るはピストンになります。 ※シリンダー外しまではこれでもう完了ですが、通常シリンダーを外すという事はガスケットを剥いで再度組むだけは普通しません。

ピストンの清掃および交換、ピストンリングのチェックや交換するのが通常ですのでピストンの外しまでして全ての”腰上エンジンのバラシ”が完了となります。

 

 

ピストンの外し方

残るはピストンだけですが、腰下のエンジンクランクの穴がぽっかり開いています。

 

ここに”サークリップ”など落ちたらクランク割りというとんでもなく面倒なことになりますので、必ずウェスなどを詰めておきます。

 

ピストンの片方に周り真横から見てみます。 ”サークリップ”で”ピストンピン”が抜けないようになっています。

 

ガッチリ掴んで外します。

 

トゥデイの純正は”C型”クリップですが”G型”の方が外しやすいです。

 

向こう側から押してあげます。 同直径より少し小さい位の径のボルトなどあるとすんなり押せます。 (※膨張して固着している場合はハンマーも余儀なくされますが、クランクシャフトアームを曲げないような意識だけは忘れずに。それでもするしかありません。)

にょろにょろっと出てきます。

 

これでピストンが外れます。

以上でエンジン腰上のバラシ作業が完了しました。

 

あとは清掃および交換しながら組み立てていきますが、一般的消耗品はだいたいが決まっています。 症状などによって狙い決めも良いですが主たる消耗品です。

 

 

トゥデイAF67の腰上エンジンのバラシ作業で必要な部品・工具等

部品が前期と後期で異なる事がありますのでご注意下さい。「AF67前期車体番号:100***~120***代・それ以外:後期」。 私のは前期です。

部品は各部メンテナンス時にも記載されますので心配はいりませんが、届くのに時間がかかりますので前もって分かる人は注文してから作業を同時にします。

部品類: ●シリンダーヘッドカバーガスケット

純正番号:12391-GCC-000 へたってる人は交換。

 

●カムチェーンガスケット(テンショナーリフターガスケット)

純正番号:14560-GFC-890 AF61/AF67共通。消耗品となってはいます。

 

●バルブステムシール

純正番号:12209-GFC-890 オイル下がりの原因となるバルブステムシールです。

 

●シリンダーヘッドガスケット

純正番号:12251-GFC-771 このガスケットは必ず交換です。 再利用して組み上げたあと圧縮抜けてたらその労力はもう地獄です。

 

●シリンダーガスケット

純正番号:12251-GFC-620 このガスケットは必ず交換です。 再利用して組み上げたあと圧縮抜けてたらその労力はもう地獄です。

 

●ピストン・ピストンピン・ピストンリング・サークリップ
  • ピストン純正番号:13101-GFC-770
  • ピストンピン純正番号:13111-GFC-900
  • ピストンリング純正番号13011-GFC-770 AF67
  • サークリップ純正番号:13115-147-000

安く安く補修品を使う場合は以下もあります。 ※私は純正派です。

 

工具類:

一般的なラチェットレンチやソケットなどを除くと以下。

●ホースリムーバー

カムチェーンがするするとクランクへ入り込まないように引っ掛けておきます。

 

●ゴムハンマー・プラハンマー

いわゆる”ショックレスハンマー”です。 エンジン・クランク関係の割り作業などでも使用します。 ほぼ確実に固着しているシリンダーとクランクを外すときに使用。

 

エンジン整備工具

エンジン部は工具を間違えないように重々注意してください。 エンジンバラシ分解では電動工具は厳禁です。 ラチェットなどの差し込み口サイズは、 足回りと違い1/2(12.7mm)は原付程度エンジンではまず使いません。 必ず3/8(9.5mm)以下を使用します。

 

●ラチェットレンチ手工具 3/8(9.5mm)

ギア山の間も細かく精密にも対応可能なSK11のこれ。 とりあえずの人向けですがめちゃくちゃ売れている実績があります。

 

●トルクレンチ 3/8(9.5mm)【※10nm以下対応必須】

ひろぱぱがブログでも使用しているのはこれです。 10nmトルク以下で対応できる中ではそこまで悪くはありません。 バラシでは必要ありませんが組み立てで必須です。

 

 

【トゥデイAF67】腰上エンジンオーバーホール①|エンジンヘッド・シリンダーヘッド・シリンダー(ピストン)のバラシ方(外し方)|作業動画

今回の作業動画です。 トゥデイAF67ですがAF61もほぼ同じです。

 

部品が届くのを待つ間に他の点検したりして時間を潰します。 ひろし整備人

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