福井県知事選挙2026、石田嵩人氏が当選 無所属新人、現職の知事では全国最年少
拡大する福井県知事選で初当選を果たし万歳する石田嵩人氏=1月25日午後11時10分ごろ、福井県福井市灯明寺2丁目の事務所
杉本達治前知事のセクハラ問題による辞職に伴う福井県知事選は1月25日、投開票され、無所属新人で元外務省職員の石田嵩人氏(35)が、無所属新人で元副知事、前越前市長の山田賢一氏(67)を4330票差で破り、初当選した。自民党県連の一部などが支援した石田氏が、与野党相乗りの支援を受けた山田氏との激戦を制し、戦後8人目、福井市出身として初の知事となる。福井市出身は初めて。現職知事では全国最年少。共産党新人で党県書記長の金元幸枝氏(67)は大差を付けられた。任期は25日から4年間。投票率は46・29%で、過去最低だった2015年知事選の48・59%を下回った。
⇒福井県知事選挙2026開票速報はこちら
25日午後11時50分の最終確定で、石田氏は13万4620票を獲得、有効票に対する得票率は47・97%だった。山田氏は13万290票(得票率46・43%)、金元氏は1万5735票(同5・61%)だった。
石田氏は当選確実が報じられた後、福井市内の後援会事務所でのインタビューで「県民皆さまの思いを必ず、県政を前進させる力にする」と決意を示した。最重要政策として、子育て政策を挙げ「結婚、妊娠、出産、子育てと切れ目のない支援をより進めていく」と力を込めた。
⇒【もっと詳しく】無名新人、激戦制す
山田氏は同市のJA福井県福井中央支店で「私がやろうとしていることを実現できないのは残念だが、私の力不足」と語った。
知事選は1月8日に告示され、2003年以来23年ぶりに新人3人による争いとなった。福井市会の保守系会派や自民県連の山崎正昭会長らの支援を受けた石田氏は「世代を超えて新しい福井をつくる」と主張。出馬表明が告示の約2週間前と出遅れたが、若さを前面に打ち出し、子育て政策の拡充やU・Iターンの促進などをアピールし急速に支持を伸ばした。選挙戦終盤からは参政党の支援も受けた。
⇒【石田嵩人新知事、福井新聞インタビュー】県民の声聞き、県政を前へ
山田氏は自民党本部が支持し、立憲民主党、福井維新の会、国民民主党県連、公明党県本部が推薦。豊富な行政経験を生かし、県政の立て直しや幸福実感の県政を進めると強調。ゼロハラスメント社会の推進なども訴えたが、石田氏の勢いに屈した。金元氏は杉本氏のセクハラ問題を強く批判し、ジェンダー平等の実現や県政の転換を掲げたが浸透には至らなかった。