2026 F1バーレーンテスト《初日》総合結果:ホンダPU「異常」でアストン僅か36周、ノリスがフェルスタッペンの最速を更新
2026年F1公式プレシーズンテストが2月11日(水)、バーレーン・インターナショナル・サーキットで開幕を迎え、前年王者のランド・ノリス(マクラーレン)が1分34秒669のベンチマークを刻み、参加した全11チーム、18名のトップに立った。
午前のセッション終了時点で最速を刻んでいたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、最終盤に自己ベストを更新しつつ、0.129秒差の2番手につけた。周回数は全車最多となる136周に達した。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)は終盤にタイムを伸ばして3番手に浮上。トップ3はマクラーレン、レッドブル、フェラーリが僅差で並ぶ形となった。
マクラーレンのザク・ブラウンCEOは現時点の印象として、「いわゆるビッグ4チームが、ビッグ4のように思う」と語り、この日の上位3チームにメルセデスを加えた4チームが優勢との見方を示した。一方で、確たる結論を出す段階にはないとも付け加えた。
テストでは各チームの燃料搭載量や走行プログラムが公表されておらず、ラップタイムのみで序列を判断するのは適当ではない。それでも、周回数や走行内容、セッション中の出来事から、各陣営のおおよその状況を推測することは可能だ。
ホンダPU異常でアストン、36周止まり
アストンマーティン・ホンダはランス・ストロールが終日、エイドリアン・ニューウェイ設計の「AMR26」をドライブしたが、午後は走行できず、1日を通して全チーム最少となる僅か36周にとどまった。
ホンダによると、午後にデータ上で「異常」が確認されたことが原因で、解析のため走行プログラムを打ち切ったという。2日目に向けて問題を修正し、コース上での走行を再開する方針だ。
しかしながら、ライバル勢が着実にマイレージを重ねる中、バルセロナ・シェイクダウンに続いて再び周回数が伸び悩んだことは、開幕に向けた準備状況に影を落とす結果となった。
メルセデス、午後にトラブルで周回数伸びず
バルセロナ・シェイクダウンで明確なリードを見せていたメルセデスだが、昼休み後のセットアップ変更の過程で問題が確認されたことで、午後はガレージでの作業時間が長くなった。
その結果、ジョージ・ラッセルからバトンを引き継いだアンドレア・キミ・アントネッリは、残り1時間ほどで本格的に周回を開始したが、30周にとどまった。
トラブルについて、エンジニアリング・ディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは「サスペンションに問題が見つかり、さらなる調査が必要となった。そのため数時間を失った」と説明した。
ラッセルは、「今朝は様々なマシンバランスを試してみたけど、バルセロナの時ほど反応が良くなかった。路面温度が高いことも一因だと思うけど、クルマをより良い状態に持っていくためには課題が残っている」と振り返った。
赤旗は2度、アウディは121周で巻き返し
午前中のフランコ・コラピント(アルピーヌ)のコース上での停止に続き、午後はニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)が最終コーナー手前でストップ。2回目の赤旗が提示された。
ただし、ヒュルケンベルグは自走してピットに戻り、約15分後に走行を再開。チームとしては合計121周を記録し、生産的な1日を過ごした。
一方のアルピーヌは、午後にピエール・ガスリー(アルピーヌ)が周回を重ねたものの、トータル77周と、伸び悩んだ。
ハースとウィリアムズが精力周回
バルセロナ・シェイクダウンで大量マイレージを稼いだハースはこの日、エステバン・オコンを起用。オコンは、114周を重ねて4番手タイムをマークし、フェルスタッペンと並んで唯一、単独で三桁の大台に乗せた。
シェイクダウンを唯一欠場し、出遅れが懸念されていたウィリアムズは、カルロス・サインツが午前最多の77周を重ねると、午後を担当したアレックス・アルボンは、ターン10でコース外に膨らむ場面もあったが、68周を消化。全チーム最多となる145周を稼いだ。
各チームとドライバーはこの後、データ解析を行い、テスト2日目の走行に備えることになる。
2026 F1バーレーンテスト《初日》総合結果表
Pos Driver Team Time Gap Laps Laps 1 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:34.669 0.000 58 C2 2 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1:34.798 0.129 136 C3 3 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:35.190 0.521 80 C3 4 エステバン・オコン ハース・フェラーリ 1:35.578 0.909 114 C3 5 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 1:35.602 0.933 54 C3 6 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:36.108 1.439 56 C3 7 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1:36.433 1.764 52 C3 8 ピエール・ガスリー アルピーヌ・メルセデス 1:36.765 2.096 49 C3 9 ニコ・ヒュルケンベルグ アウディ 1:36.861 2.192 73 C3 10 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 1:37.437 2.768 65 C3 11 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1:37.629 2.960 30 C1 12 アーヴィッド・リンブラッド レーシングブルズ・RBPT 1:37.945 3.276 75 C3 13 カルロス・サインツ ウィリアムズ・メルセデス 1:38.221 3.552 81 C3 14 セルジオ・ペレス キャデラック・フェラーリ 1:38.828 4.159 58 C2 15 ガブリエル・ボルトレート アウディ 1:38.871 4.202 49 C3 16 バルテリ・ボッタス キャデラック・フェラーリ 1:39.150 4.481 49 C1 17 ランス・ストロール アストンマーティン・ホンダ 1:39.883 5.214 36 C2 18 フランコ・コラピント アルピーヌ・メルセデス 1:40.330 5.661 28 C2- テスト
- F1
installDesktopホーム画面に追加
notifications更新通知を受け取る notifications更新通知を解除する
関連記事
- 2026年F1プレシーズンテスト完全ガイド:日程と視聴方法、ドライバーラインナップ。バーレーンで2月11日開幕
- 各チームの現在地が露わに? 2026年F1公式テストのコンパウンド制限とチーム別選択、識別方法
- アストン、ホンダPU異常で出遅れ拡大「依然としてやるべきことは山積み」とストロール/2026年F1バーレーンテスト《初日》
- レッドブルRB22が「ベンチマーク」発進、メルセデスが警戒するデプロイ優位の鍵は”1速”にあり?
- 2026年F1第3戦日本GP 決勝後ポイントランキング:史上最年少リーダー誕生、アルピーヌがレッドブルを逆転
- 2026年F1第2戦中国 決勝後ポイントランキング:初優勝アントネッリがラッセルに接近