ツゲ(柘植)の強剪定ができる時期と剪定の方法について
ツゲ(柘植)の強剪定ができる時期と剪定の方法について

ツゲ(柘植)の強剪定ができる時期と剪定の方法について

ツゲ(柘植)は、庭木や生垣として人気のある植物で、適切な剪定を行うことで美しい形状と健康を保つことができます。

ツゲの「強剪定を行なえる時期」と「強剪定の方法」を解説する前に、

ツゲの通常行う一般的な「剪定時期」と「剪定方法」について詳しく説明します。

目次
  1. ツゲの一般的な剪定時期
    1. 当方がすすめるツゲの剪定時期
    2. ツゲの一般的な剪定時期
    3. 避けるべき剪定時期
  2. ツゲの一般的な剪定方法
    1. 刈り込み作業の前に樹形内部の枝の整理
    2. 6月以降に伸びたツゲの剪定方法
    3. 衰弱しているツゲの剪定はしない
    4. 9月頃のツゲの剪定方法
    5. 究極の剪定!そこまで切って大丈夫なの?
  3. ツゲの剪定方法のまとめ
  4. ツゲの「強剪定を行なえる時期」と「強剪定の方法」について
  5. 強剪定の時期について
    1. ベストな強剪定時期
    2. 避けるべき強剪定時期
  6. 強剪定の方法について
    1. 強剪定前の準備
    2. 強剪定の手順
    3. 強剪定後の管理
ツゲの一般的な剪定時期

ツゲは玉ものや仕立て物、生け垣にして四季を通じて鑑賞するのが一般的になっています。 ツゲの葉は密生し萌芽力が強いという特徴があるので、好みの樹形に仕立てたり 1年を通して樹形を楽しめる庭木です。

6月ころに白くてかわいらしい小花が咲きます。 小さすぎて目立たないので鑑賞には向きませんが、その時期にミツバチがたくさん来てくれて、花が咲いていることを教えてくれているようです。 何もしなければミツバチは刺したりしませんので、たくさんいますが、けっして殺したりしないでください!

当方がすすめるツゲの剪定時期

ツゲは時期によって少し刈り方が変わってきます。 また、ツゲの樹勢によっても刈り方が変わってきます。

地域によっても若干剪定時期に違いはあります。私的にはツゲの剪時時期は「6月~7月頃」に1回目を普通に切り、「9月頃」に2回目に1cm~2cmくらい伸びたのを切る。できれば1年にその2回くらい行なえるとベストかなと思っています。

ちょっと余談になりますが、この時期だけが剪定できる時期だと思い込まなくてもよいです。 なぜなら、庭師さんは時期を問わずツゲの剪定を行なっているのを見れば納得すると思います。

でもそれは、ツゲの状態を見て剪定の加減をできる専門的に行なっている庭師さんの話であって、一般の方が行なうのであれば、このベストな時期に行なった方が間違いは少なくなると思います。 余談でした。

6月~7月頃が適期の理由は、ツゲの活動期の中でも生長のテンポが一旦落ち着く時期ということがあります。 樹勢によっては、それ以降もまだまだ伸びることもあるかもしれません。

また、樹勢が弱いのに刈ってしまうと枯れる方向に向かう可能性が高いので、元気がなくて葉っぱが伸びなければ、無理して刈る必要はないです。

そこは、ツゲの葉っぱが伸びる状態が良いか悪いか、その伸び具合や密度などを見て判断されて下さい。

そして、9月の剪定は、休眠期を迎える直前ですし、それ以上伸びが少ないこともあって、少し伸びた枝葉を切って樹形を整えるのに適しています。 この時期は、6月に1回刈ったあとに伸びた葉を揃えて樹形を整える程度に軽く刈る剪定を行ないます。

9月に行っても、そのあとの成長は緩いので、来年の初夏までそのままの整えた姿のまま楽しめます。 9月に必ず剪定を行なわなければいけないという事ではなく、ツゲの状態を見て剪定を行なうか判断されて下さい。

具体的には、突発的に伸びた枝葉が少しだけあれば、その部分だけ切って整えればよいでしょうし、 樹形が特に気にならなければ、無理して剪定する必要はないということです。 この時期は、決してガッツリと深く刈り込むことはしない方がよいです。

以上は、当方がすすめるツゲの理想的な剪定時期ですので参考にされてください。

以下から、ツゲの通常行う一般的な「剪定時期」について解説します。

ツゲの一般的な剪定時期

■3月~4月(春):新芽が出る前の時期は、剪定後の成長が早く切り口が早く回復するので、理想的な剪定時期です。 ■6月~7月(夏):新芽が伸び切った後に形を整えるための剪定を行いますが、この時期は細かい調整に適しています。

避けるべき剪定時期

■真夏(8月以降の暑い時期):強い日差しで葉が焼けたり、切り口が乾燥してしまう可能性があるので、剪定は避けるべき時期です。 ■冬(12月~2月):寒さで切り口が傷みやすいため、強い剪定は避けたほうが良いです。

ツゲの一般的な剪定方法

ツゲは樹形を整えるため広い範囲であれば「刈り込みバサミで刈り込む剪定」になることが多いです。 それだけではなく、樹形の内部の枯れ枝はできるだけ取り除いて、風通しをよくしておいた方が生長がよくなります。

逆に、この枯れ枝をいつまでも放っておくと内部は枯れ枝だらけになってしまい、この状態が続くと新芽も出にくくなりだんだんと弱々しくなる傾向が高いです。

それでは、時期とツゲの状態に応じた剪定方法について解説していきます。

刈り込み作業の前に樹形内部の枝の整理

刈り込み作業に入る前に、時期を問わず行なっておいてほしい、私の「個人的な願望」があります。 それは、樹形内部で「枯れている枝」や「徒長した枝葉を抜き取る」作業を行ないます。

樹形内部や幹や枝を見てみると、今年伸びた新しく少し太い徒長枝が、おそらく数本元気よく伸びていることがあります。 徒長枝を放っておくと養分を集中して取られてしまうので、その枝葉は枝元から切ってやります。 そのような徒長枝を切っても再び伸びる可能性が高いので、見つけたらまた何度でも切ってください。

枝葉が混み合っていたりすると蒸れたり枯れたりしますので、枝葉の整理が必要になります。 特に、樹形内部では枯れた小枝や葉が堆積しているので、枯れ枝を取るために両手を使って軽く揉むようにして落とす作業を行ないます。 この作業を行ってから目標の刈り込みラインで仕上がるように伸びすぎた枝や混み合った枝を切り戻すと作業が楽になります。 このような枝の整理のあとで、やっと刈り込みを行なうことになります。

時間がかかる作業なので、庭師でもここまでやる人は少ないと思います。 だから、人によっては必須の作業ではないかもしれません。 ツゲをきれいに仕上げたい願望が強いのであれば、面倒でしょうが、この作業は行なっておいた方がよいです。

6月以降に伸びたツゲの剪定方法

6月~7月頃に行う剪定ですが、時期的にも一番枝葉が伸びる時期です。 ツゲの枝葉が春から急に伸びて樹形も大きく乱れるので、刈り込む剪定は、適度にですが深く刈り込むと良いです。 この時期の剪定は、深く刈っても再び新葉がつくので安心して行なえ、仕立てを楽むように刈り込んでください。

図解ツゲの剪定方法

7月頃以降は、ツゲの活動期の中でも生長のテンポが一旦落ち着こうとしている時期です。 樹勢によっては、それ以降もまだまだ伸びることもあるかもしれません。 ただ、樹勢が弱いのにもかかわらず刈ってしまうと枯れる方向に向かうので、葉っぱの伸びが悪く元気がなければ、無理して刈る必要もないです。 伸び具合や密度など、ツゲの葉っぱが伸びる状態を見て判断されて下さい。

衰弱しているツゲの剪定はしない

一番気にしなければいけないツゲは衰弱している状態です。 葉が少なく元気のないツゲを深く刈り込むのは、枯れる原因になるので、もしかしたら剪定自体を控えたほうが良い場合もあります。

ツゲが衰弱している原因には次のようなことがあります。 ・土壌に問題がある ・根詰まりを起こしている ・深く植えすぎて根が酸欠を起こしている ・または土を後から高く盛ったかも ・植えている場所が周囲よりも低い ・そのため水が溜まりやすいために根腐れを起こしている ・ツゲ自体が衰弱している可能性がある ・周囲に除草剤をまいてツゲが弱っている ・日照不足

このように色々な衰弱する理由が考えられるので、ツゲが弱々しく感じたら剪定はしない方が良いでしょう。 樹勢が弱いのに刈ってしまうと枯れる方向に向かう可能性が高いので、葉っぱの伸びが弱くて元気がなければ無理して刈る必要もないです。 ツゲの葉っぱが伸びる状態が良いか悪いか、葉っぱの伸び具合や密度などを見て判断されて下さい。 あまりにも形が悪くなった時は、極端に伸びすぎた部分だけを切ってやる程度にとどめておくのが良いです。

9月頃のツゲの剪定方法

秋の刈り込みは、樹形を整える感じで夏に伸びた枝葉を軽めに剪定しておくと、伸びが止まった状態で冬を迎えられます。 しかも来年の葉っぱが伸び出す時まで整った樹形を維持することができます。

図解ツゲの剪定方法

剪定を行なう順序は、上から下に向かって枝葉を落としながら剪定を行なえば、全部刈り終わった時に片付けが楽になります。 合わせてツゲの根元にシート等を敷いておくと掃除がもっと楽になります。

究極の剪定!そこまで切って大丈夫なの?

この話しは究極の剪定の雑談です。一般の方はマネしないでください。

近所での出来事です。

庭は狭いのですが、旦那さんと奥さん、息子と孫が4人(奥さん以外全て車持ち・車6台)のお宅です。 庭を広げて駐車場にしようと計画したらしいです。 庭木の管理は車を所有していない「奥さん」。 奥さんが勤めに出ている間に、速攻で庭を改造しようともくろんでいる「旦那さん」。 業者が来て庭の広さは半分になり、残った庭木は、ほぼ大きな松と元気なツゲだけ。 松はそのままですが、「奥さん」が戻る前にと急いでいたために、元気が良いツゲでしたが、葉っぱを残さないでほぼ丸坊主にして小さくしました。 「奥さん」が帰ってきて何と言われたかは知りません。

私が気になったのは、元気は良かったのですが、半分丸坊主にされたツゲの今後の状態です。 今までの経験であれば、このような状態になってしまったら枯れていました。 なので問題は、その後復活できるかどうかです。

このツゲ、どうなったと思います? 実は、5年くらいかかりましたが、みごとに復活しました。 しかも、以前にもまして元気が良くなっていました。 よほど樹勢が良かったのかもしれません。 このツゲは、土壌の状態が良く、日当たりも全く問題なく、しかも毎日「奥さん」が出勤前に水をやっていました。 管理の状態も良かったのでしょうね。

普通であればこのように復活しないと思います。 だから、ツゲが大きくなりすぎたからといって、ガッツリと小さくするように、枝だけが残るような剪定は行なわないでください。

この事例は、究極の例外だと思っています。

ツゲの剪定方法のまとめ

■ツゲの剪時時期は 6月~7月以降と 9月頃がベストな時期だと私は確信している(一般的な見地とは少しズレるかも) ■樹形内部の徒長枝や枯れ枝、病害虫に侵された枝、絡み合った枝など、不要な枝を枝元から除去します。 ■内部の混み合った枝を間引き、風通しと日当たりを改善する「透かし剪定」を行なうことで、病害虫の発生を予防できます。 ■生垣や玉物に仕立てる場合「刈り込みバサミ」等を使い、表面を均一にカットして形を整える「刈り込み剪定」を行ないます。 ■生垣やトピアリーとして利用する場合は、目的の形に合わせて全体の形を均一に整えます。 ■剪定のポイントは、雨水が溜まらないように切り口を斜めに切ると病気を防ぎやすくなるります。 ■剪定ばさみを使用する前後に道具を消毒しておくと、病害虫の感染を防げます。 ■太い枝を切った場合は、癒合剤を塗布して切り口の保護を行います。 ■生け垣、玉物は天端を刈ってから側面を刈る ■木の上部から下部に向かって剪定を進める ■衰弱しているツゲの剪定はしない ■9月頃のツゲの剪定は伸びた枝葉を軽めに揃える程度に行なう

ツゲの「強剪定を行なえる時期」と「強剪定の方法」について

これまで一通りツゲの通常行う一般的な「剪定時期」と「剪定方法」について説明しました。

ここからはいよいよ、ツゲの「強剪定を行なえる時期」と「強剪定の方法」について解説します。

ツゲ(柘植)の「強剪定」は、樹木の大幅な形状の修正や老木の再生を目的として行う剪定方法です。 適切な時期と方法を守ることで、樹木への負担を最小限に抑え、再生を促すことができます。

強剪定の時期について

ツゲの強剪定は樹木に大きな負担をかけるため、適切な時期を選ぶことが重要です。

ベストな強剪定時期

■春(3月~4月)、が強剪定が行える理想的な時期です。 新芽が芽吹く直前のこの時期が最適で、この時期に剪定すると、樹木の再生力が高く、切り口の回復が早いです。 つまり、通常の剪定時期(春)と同じ時期ということです。

避けるべき強剪定時期

■真夏(7月~8月) 強い日差しにより、剪定後に樹木が弱る可能性があります。 通常の剪定時期(8月)と同じころの時期です。 ■秋(9月~10月) 新芽が十分に成長しきらないまま冬を迎えると、寒さでダメージを受ける可能性があります。 ■冬(12月~2月) 休眠期のため、切り口が回復しづらく、樹木が弱る恐れがあります。 通常の剪定時期(12月~2月)と同じころの時期です。

太い枝を切る「強剪定」は、ベストな時期を選んで切ってやらないと、ツゲは枯れる可能性が高くなるので気を付けてください。

強剪定の方法について 強剪定前の準備

■ツゲを観察する 樹木全体の状態を確認し、枯れ枝や病気の枝を見つける。 剪定する箇所において「切ったらどうなるかなぁ~」と仕上がりを空想して計画を立てます。 ■道具の準備 鋭利な剪定ばさみ、のこぎり、癒合剤を用意します。道具は消毒しておきます。

強剪定の手順

■古い枝や太い枝の除去 古い枝や枯れ枝、交差している枝を枝元から切り取ります。 これは、樹木の風通しを良くし、新しい新芽や枝の成長を促します。 ■樹木の高さを大幅に小さくして下げる場合もあるでしょう。 その場合でも一気半分に切らずに、今年は一番上の枝だけとか、全体の1/5程度とか、、、来年はもう少し切るなど、生き物なので樹勢に負担をかけないように切り戻すとよいです。 一度にすべて切り詰めると樹木への負担が大きいので、数年に分けて行うのが安全なのです。 ■内部の枝を間引いて風通しを改善することにより、新しい芽が出やすくなります。 ■樹形が自然な形になるように、全体を均一に整えます。 ■太い枝を切った後は、病原菌の侵入を防ぎ回復を早めるために、切り口に癒合剤を塗布するとよいです。

強剪定後の管理

■太い枝を切られたツゲは樹勢が弱る可能性もあるので、緩効性の肥料を与えて樹木の回復を助けると良いかと思います。 窒素、リン酸、カリウムがバランスよく含まれた肥料を選んであげます。 ■土壌が乾燥しすぎないよう注意し、適度に水を与えます。 剪定後は特に乾燥に弱くなるため、しっかり管理します。 ■剪定後の樹木は日差しに弱くなるため、必要に応じて遮光ネットを使用し、樹木を保護します。 ■注意点として、一度に切り詰めすぎると樹木が枯れる可能性があるため、樹木の状態を見ながら作業を進めます。 強剪定後の樹木は、一時的に見た目が寂しくなることがありますが、新芽が出て回復するまで忍耐強く待ちます。

適切な強剪定を行うことで、ツゲは再び美しく健康に育ちます。 特に樹齢が高い場合や樹木が弱っている場合には、慎重に取り組んだほうが良いです。

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