「若い女性の裸を量産」男性ばかりの目線で決められてきた美の価値基準
拡大小田原のどかさん
【それぞれの人権新時代❸】
文化芸術業界の差別をなくそうと活動する「表現の現場調査団」が昨年発表した調査によると、日本の主要な美術大の学生は73%が女性だ。一方、指導、評価する立場になると男女比が逆転する。教授は80%が男性、美術賞の審査員は71%が男性。さらに大賞受賞者の75%、美術館で個展を開いた作家の84%が男性という結果になった。
「教える人、評価する人、高く評価される人が男性に固定されているのは単なる実力の差ではない。男性中心の偏った評価からゆがんだ『実力差』がつくられ、ハラスメントの温床にもなっています」
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美術界の問題を発信する集団「ひととひと」による2020年の調査では、ハラスメント加害者の27%は教授や教員などの指導者だった。作品評価を装って嫌がらせする「ギャラリーストーカー」など立場を悪用した抑圧も後を絶たない。
ジェンダーギャップ(男女格差)を意識するようになったのは学生時代だ。指導する先生の一言が忘れられない。「自分の裸を...
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