BS朝日、不適切発言の田原総一朗氏出演番組の終了を突然発表、編成制作局長は懲戒処分
田原総一朗氏(2024年10月撮影)BS朝日は24日、ジャーナリスト田原総一朗氏(91)が不適切発言を行った討論番組「激論!クロスファイア」が終了すると発表した。
田原氏は番組内で自民党の高市早苗総裁に向け「あんな奴は死んでしまえと言えばいい」と発言。同局から厳重注意を受けていた。
同局はこの日、自社サイトを通じ「2025年10月19日(日)放送のBS朝日「激論!クロスファイア」において、司会・田原総一朗氏が不適切な発言を行いました。当該発言については、放送後に編成制作局が田原氏に厳重注意致しましたが、本日10月24日(金)に臨時取締役会を開催し、慎重に協議を行いました。その結果、田原氏の発言は政治討論番組としてのモラルを逸脱していると判断し、当該放送回をもって番組を終了することを決定いたしました」と発表。
続けて「また、番組はVTR収録のため不適切発言を編集でカットすることができましたが、それを怠った番組責任者ならびに管理監督者である編成制作局長を懲戒処分としました」とした。
田原氏の発言は、立憲民主党の辻元清美参院議員や社民党の福島瑞穂党首との議論の中で出た。辻元氏が「私、20代から朝まで生テレビで、田原さんに鍛えられた。高市さんとは対極の2人といわれ、大論争の相手だった」と高市氏の話題を持ち出し、「自民党で世襲でもなく男性優位と言われる中で、女性がトップにのぼりつめるのは相当の努力がないとできなかった。高市さんに会ったら。『早苗ちゃん、よう頑張ったな』と言いたい。同じ学年やし。女性トップは珍しくなくなってきている時代。総理大臣だけだった。よう頑張ったといいたい」と語った。
続けて、選択的夫婦別姓のテーマになると、辻元氏は「みんなが別姓になるわけはない。高市さんも山本さんと結婚して山本早苗、離婚されて高市になられた。これは、総理を狙って高市になったんちゃうかなと。今度ご本人に聞きたいが、総理になって戸籍名と通称が別なら、条約にサインする時はどうするという話が出てくる。一大臣ならいいが総理とは違う」などと語り、今後、高市氏と徹底的に議論する意向を示した。
一方、福島党首は「今までの言動で、選択的夫婦別姓に反対で、ジェンダー平等にも後ろ向きだと思っている。私たちがもし政治の世界で頑張ることがあるとすれば、この社会のいろんな生きづらさを変えていくこと。それが男性原理そのものでやるんだったら、女性であることの意味もないじゃないですか。だから、やっぱり(選択的夫婦別姓に)賛成してほしい」と述べた。
ここで田原氏は「じゃあ、高市に大反対すればいいんだよ。あんな奴は死んでしまえと言えばいい」と発言。辻元氏が「田原さん、そんな発言して、高市さんともめてたでしょ、前も」とたしなめたが、田原氏は「僕は高市と激しくやり合った」と主張。ここでCMに入り、話題が途切れていた。
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以下、発表全文。
BS朝日『激論!クロスファイア』終了について
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。
2025年10月19日(日)放送のBS朝日「激論!クロスファイア」において、司会・田原総一朗氏が不適切な発言を行いました。
当該発言については、放送後に編成制作局が田原氏に厳重注意致しましたが、本日10月24日(金)に臨時取締役会を開催し、慎重に協議を行いました。
その結果、田原氏の発言は政治討論番組としてのモラルを逸脱していると判断し、当該放送回をもって番組を終了することを決定いたしました。
また、番組はVTR収録のため不適切発言を編集でカットすることができましたが、それを怠った番組責任者ならびに管理監督者である編成制作局長を懲戒処分としました。
視聴者の皆さま、関係者の皆さまに改めて、心よりお詫び申し上げます。
今後とも、番組制作および放送倫理の一層の徹底を図ってまいります。
2025年10月24日
株式会社BS朝日
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