【浅田真央が語るドリカム】ソチオリンピック後に届いた、“私への応援歌”
喜びや挫折からなにげない日常の風景まで、人生に寄り添ってくれるドリカムの音楽。メンバーから「ベイビーズ」と呼ばれるドリカムファンたちに、好きな楽曲を選んでもらい、自身とドリカムにまつわるエピソードを訊く。今回は、プロフィギュアスケーターの浅田真央が、自身のためにつくられた曲について、当時の思い出を語る。
DREAMS COME TRUEが9年ぶりとなる待望の最新アルバム『THE BLACK ○ ALBUM』をリリースする。J-POP が新たな地平に立ついまだからこそ、ドリカムが鳴らす鐘に耳を澄ませ、その“引力”を存分に語り合おう。
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アスリートとしても人としても、寄り添い続けてくれる歌
浅田真央●プロフィギュアスケーター。1990年、愛知県生まれ。トリプルアクセルを武器に2010年のバンクーバー五輪で銀メダルを獲得するなど国内外の大会で輝かしい成績を残し、17年に引退。25年には木下MAOアカデミーが設立され指導者の歩みも始まった。2014年はドリカムにとってデビュー25周年を迎えた特別な年だったが、プロフィギュアスケーターの浅田真央にとっても忘れがたい年だった。国民的なヒロインとしてメダルを嘱望され、彼女自身も集大成をかけたソチ五輪。メダルには届かなかったが、感動的なスケーティングや演技後に涙ぐむ姿は多くの人の心に刻まれた。その前年、浅田を応援するテレビCMに用いられたのが「何度でも」だった。
「練習や試合で思うようにジャンプが跳べず悔しくて苦しくて、どれだけ頑張ってもどうにもならないと感じることがありました。そんなときに諦めない気持ちを支えてくれた曲でした」
そして、失意の五輪後、次の世界選手権に向けて練習をしている浅田にドリカムから届けられたのが「AGAIN」だった。
「スケートリンクにCDが届き、美和さんがソチ五輪の私の演技を見て歌詩をお考えになったと聞いたときは、本当に嬉しく夢のようでした。美和さんの優しくて力強い歌声と詩に、心をグッとつかまれました。そして世界選手権ではこの曲の歌詩のとおり、もう一度すべてをやりきり、最高の笑顔で優勝できました」
同年に行われた、アルバム『ATTACK25』のツアーの東京公演では、こんな一幕があった。ライブ本編のラスト曲「AGAIN」の歌唱前に、吉田美和が名を呼ぶと、会場の大スクリーンに笑顔の浅田が映し出された。浅田と吉田という稀代の表現者の交感に、会場のベイビーズも万雷の拍手を贈った。このライブで「エネルギッシュに輝き続けるドリカムの姿に、私も頑張ろうと大きなパワーをもらった」という浅田の目には、感動の涙が流れたそうだ。
ショートで出遅れ、挽回を期したフリーで自己ベストを更新したソチ五輪。「何度でも」の歌詞同様に、浅田の前を向く姿に励まされたという国民も多かったはず。©Getty Images---fadeinPager---
浅田真央が選ぶ、My Favorite 2 Songs
「AGAIN」
浅田のソチ五輪の勇姿を見て、吉田が歌詩を書いた。「悲しくて悔しかった気持ちに寄り添い、次に向かう勇気を与えてくれた曲です」と浅田。「何度でも」
浅田がよく聴いていたという縁で、彼女が出演するCMソングに起用。CMでは、幼い頃からの浅田の成長が描かれ、この曲の詩が重なっていた。
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