合唱曲『YELL』練習・演奏のポイント|聞かせどころの作り方
この記事では2009年度Nコン中学の部課題曲の『YELL』(作詞・作曲:水野良樹 編曲:鷹羽弘晃)について、練習・演奏のポイントを詳しく解説しています。
「もっと詳しく解説してほしい!」という場合は、お問い合わせからお気軽にご連絡いたください。補足・追記いたします。
NHK出版「NHK 全国学校音楽コンクール 課題曲集 90回記念 中学校 混声合唱」に収録されている楽譜を参考にし、本文中で歌詩などを引用する場合には「””」で示しています。 あわせて読みたい【五十音順】合唱曲一覧|詳しい解説つき
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- 『YELL』の練習番号
- 『YELL』練習・演奏のポイント
- 【A】16分休符で遅れずに
- 【B】長いクレッシェンドを見逃さずに
- 【C】流れを引き継いでサビを作ろう
- 【A2】メロディーの担当を意識して
- 【D】ビートを感じて魅せ場を作ろう
- 【E】ピアノ系の見せ場を作ろう
- 【F】クライマックスへ気持ちを持っていこう
- 【Coda】聴き合うことでハーモニーを決めよう
- ポイントの振り返り
『YELL』の練習番号
楽譜にはあらかじめ練習番号(【A】【B】…)が書き込まれていますが、確認の意味を込めて掲載しておきます。
練習番号- 【A】5小節
- 【B】13小節
- 【C】23小節
- 【A2】35小節
- 【D】43小節
- 【E】57小節
- 【F】65小節
- 【Coda】73小節
※Codaは練習番号と言わないかもしれませんが、キリが良いのでそのように扱っています。
『YELL』練習・演奏のポイント
【A】16分休符で遅れずに【A】では16分休符で始まるフレーズに注意が必要。
このような場合では、歌い出しのタイミングが遅れやすいからです。
[16分音符で始まるフレーズ]
- “わたしは”
- “なんども”
- “みつめかえす”
- “かれはを”
- “あきめく”
また、ピアノパートの4分音符が刻むテンポが安定していると、合唱パートの人も歌いやすくなると思います。
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【B】長いクレッシェンドを見逃さずに【B】で注目すべき記号が19小節のpoco a poco cresc.(ポーコ ア ポーコ クレッシェンド)です。
poco a pocoは「少しずつ」、cresc.は「だんだん大きくして」という意味になります。
20~22小節にかけては何も書かれていないようですが、このpoco a poco cresc.が継続しています。
時間を掛けてじっくりと大きくしていきましょう。目標は【C】のf(フォルテ/強く)です。
あわせて読みたいクレッシェンド・デクレッシェンドのコツ【合唱の迫力・魅力アップ】
【C】流れを引き継いでサビを作ろう【C】はこの曲最初のサビ。
【B】のクレッシェンドの流れを引き継いで、豊かな音量でしっかり盛り上げましょう。
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【A2】メロディーの担当を意識して【A2】からは2番の歌詞になります。メロディーは【A】と同じですが、担当するパートが異なります。
最初は男声です。カッコよく歌いましょう。16分音符で遅れないように注意するのは【A】と同様に。
“くらがりに”からはメロディーがアルトになります。「自分が主役!」という意識を持っていたいましょう。
“だれかを”からは再び男声がメロディー担当、”えがおも”からはまたアルトです。
これらの切り替えをしっかり頭に入れておきましょう。必要に応じて楽譜に書き込んでおくのも有効です。
【D】ビートを感じて魅せ場を作ろうここから曲調が大きく変わります。
ピアノパートがスタッカートで刻む8分音符のビートをよく感じてみましょう。
「ソプラノ → アルト+男声」と交互に歌うメロディーの掛け合いを、タイミングよく畳み掛けるように歌ってみましょう。
53小節からはこの曲の大きな魅せ場。fからいったんmf(メゾフォルテ/少し大きく)まで音量を落とした後、poco a poco cresc.で盛り上げます。
ロングトーンに入ってからアルトの「ミ♮ → ソ → ファ♯」という動きが非常に格好良いところです。
【E】ピアノ系の見せ場を作ろう【E】の音量はmp。ここはピアノ系の静かな場面の聞かせどころとなっています。
しっとりと語るように歌うことで、この曲のメッセージ性をより強く表現できると思います。
【F】クライマックスへ気持ちを持っていこうここから最後のクライマックスに向けてラストスパートです。
piu f(ピウ フォルテ)は「より強いfで」の意味。ソプラノはメインのメロディーではありませんが、力強くしっかりと歌っても問題ないと思います。
73小節、“そらへ”のff(フォルティッシモ/フォルテより強く)がこの曲のクライマックスとなります。ここに向かって気持ちを持っていきましょう。
[音量記号の整理] mf < f < piu f < ff
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【Coda】聴き合うことでハーモニーを決めようCodaは合唱らしいハーモニーが魅力の場面。
ハーモニーを美しく決めるためには、お互いの声をしっかり聴き合い、響きを溶け合わせるようにすることが最も大切です。
慣れないうちは別のパートの音につられてしまうかもしれませんが、練習を重ねるうちにできてくるはずです。
あわせて読みたい【レベル別対策4つ】つられないようになる練習法【合唱初心者向け】
ポイントの振り返り
- 【A】16休符で遅れずに
- 【B】長いクレッシェンドを見逃さずに
- 【C】流れを引き継いでサビを作ろう
- 【A2】メロディーの担当を意識して
- 【D】ビートを感じて魅せ場を作ろう
- 【E】ピアノ系の見せ場を作ろう
- 【F】クライマックスへ気持ちを持っていこう
- 【Coda】聴き合うことでハーモニーを決めよう
「もっと詳しく解説してほしい!」という場合は、お問い合わせからお気軽にご連絡いたください。補足・追記いたします。
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