射出成形における背圧の成形条件
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成形条件
射出成形における背圧の成形条件2024年1月2日 23,230
目次
- 背圧とは
- 背圧条件の設定ポイント
- 背圧条件と成形不良の関係
- 成形条件の作り方
- 射出ユニットの成形条件
- 型締めユニットの成形条件
背圧とは
射出成形加工における背圧とは、計量時スクリュー後方から前へ押す力です。
背圧設定 特徴 高い 計量時間が長くなり、樹脂の密度が高くなります。ギュウギュウに詰まっている状態です。 低い 計量時間は短くなり、樹脂密度は低くなります。スカスカの状態です。背圧条件の設定ポイント
計量時、適度な背圧が必要です。逆に、必要以上の背圧は不要です。
・エアーの巻き込み予防 ・溶融混練の効果UP ・計量樹脂の密度安定
また、背圧の大きさで、計量時間も変わります。
背圧が高い:計量に多く時間がかかる 背圧が低い:簡単に計量完了位置まで計量できる
背圧条件と成形不良の関係
背圧条件と成形不良の関係は下記の通りです。
①鼻たれ背圧が高いと、製品取出し後にスプルーから鼻たれします。
□対策
サックバックを多くとったり、背圧を下げることで改善します。逆にガスを巻き込みシルバーになったり、混錬密度が減り重量下限になりますので、バランスを考えて調整が必要です。
②ショート背圧が低いと計量した樹脂の密度がスカスカです。立ち上げ時に、背圧を下げて計量したまま、設定値を戻し忘れると、背圧が効かなくずっと製品がショートします。 まさか設定を戻し忘れるとは思っていないので、ショートの原因がつかめないことがあります。
□対策
背圧設定の戻し忘れです。うっかりミスに注意してください。
③重量不足成形品の重量が下限ぎりぎり。でもバリが出ている。計量完了位置を上げると、重量は重くなると同時にバリも大きくなってしまいます。
□対策
背圧を高めることで改善することがあります。樹脂の密度が高まることで重量があがり、バリはそのままの状態をキープできます。
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射出ユニットの成形条件射出ユニットの成形条件は、加熱筒で樹脂を溶かして、金型に高速で充填する設定です。
- 加熱筒温度
- 計量完了位置
- 射出圧力(1次圧)
- 射出速度
- VP切り換え位置
- 保圧(2次圧)
- 保圧時間
- ゲートシール時間
- 冷却時間
- 計量(スクリュー回転)
- 背圧
- サックバック
型締めユニットの成形条件は、金型の開け閉め、EJの前後進する設定です。
- 型締力
- 低圧金型保護
- 型開閉
- エジェクター(エアーエジェクター)
- スライドコア
- ねじ抜き装置
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