人気トーク番組、無期限放送休止…カーク氏射殺巡る発言でトランプ政権が放送免許取り消しを警告
人気トーク番組、無期限放送休止…カーク氏射殺巡る発言でトランプ政権が放送免許取り消しを警告 2025/09/18 17:22 保存して後で読む スクラップ機能は読者会員限定です(記事を保存) スクラップ機能について 読者会員に登録 読者会員の方はログイン完了しました
後藤香代【ロサンゼルス=後藤香代】米ウォルト・ディズニー傘下の大手放送局ABCは17日、人気コメディアン、ジミー・キンメル氏の名物トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」を無期限の放送休止とした。保守活動家チャーリー・カーク氏の射殺事件を巡り、キンメル氏がトランプ大統領の支持層を皮肉る発言をしたことを受け、トランプ政権が放送免許の取り消しを警告していた。
ジミー・キンメル氏=APキンメル氏は15日放送の同番組で、トランプ氏の岩盤支持層「MAGA(マガ)」が、カーク氏を射殺した疑いで訴追されたタイラー・ロビンソン容疑者について、自分たちとは無関係だと強調することに必死だと指摘。その上で、「(MAGAは)事件から政治的利益を得るため、あらゆる手段を講じた」と述べた。
放送事業を規制する米連邦通信委員会(FCC)のブレンダン・カー委員長は17日、「MAGAや共和党に動機づけられた人物による犯行だとの説にキンメル氏が便乗しているとすれば、実に不愉快だ」と批判し、ABCの放送免許を取り消す可能性に言及した。「主要放送局が米国民への情報発信を支配できた時代は終わりつつある」とも語った。
17日、米ロサンゼルスで、「ジミー・キンメル・ライブ」の収録が行われる建物の前で抗議デモをする人たち(ロイター)。トランプ大統領の追放を訴える横断幕を掲げていたABC系列局を所有するネクスター・メディア・グループは17日、「キンメル氏のコメントは不快で無神経」との見解を示し、当面は番組を差し替えると発表した。米紙ニューヨーク・タイムズは17日、放送休止はディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)らが決定したと報じた。
放送休止を受け、トランプ氏は自身のSNSに「決断を下したABCの勇気を称賛する」と投稿した。
キンメル氏は米国を代表するコメディアンの一人で、これまでアカデミー賞の司会を4回務めた経験もある。トランプ氏を痛烈に批判する芸風で知られ、冠番組「ジミー・キンメル・ライブ」は2003年から20年以上にわたって放送されていた。
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