Gmailの情報が知らないうちに利用されているかも。手動で「オフ」にする方法と注意点は?
picture alliance via Getty ImagesAIが日常的に使われるようになった今の時代、私たちがオンライン上でやり取りするさまざまな情報がAIモデルの学習に使われています。
Gmailもその一つ。サイバーセキュリティの専門家は、Gmailのデータ(メールや添付ファイルなど)が「AIモデルの学習」に利用されるのを許可する設定が、自動的にオンになっている可能性があるとが指摘しています。
Advertisementもしメールの情報を共有したくなければ、自分で設定をオフにする必要があります。
エンジニアのデイブ・ジョーンズ氏は2025年11月、「Gmailを使っているすべての人にとって重要なメッセージ」として、 次のような警告をXに投稿しました。
「あなたのGmailは自動的に“オプトイン(情報取得を許可すること)”され、AIモデルの学習に使うために、やり取りしたすべてのメッセージや添付ファイルへのアクセスが許可されている状態になっています」
ジョーンズ氏はこの状態を変更したければ「設定メニューの『スマート機能』に関する2カ所でを手動でオフにしなければなりません」と伝えています。
AdvertisementGoogleのプライバシーポリシーには、「オンライン上で公開されている情報を集めて、GoogleのAIモデルを学習させ、Google翻訳、Geminiアプリ、Cloud AI機能などの製品や機能を構築しています」と書かれています。
一方で、知らない間に情報が使われている状況を問題だとする動きもあり、ブルームバーグはGoogleに対する集団訴訟が計画されていると報じています。
訴状によると、原告はGoogleが「知らないうちに」Geminiを有効化してGmailで送受信したすべてのメールや添付ファイルなどのプライベートな通信にアクセスし、利用したと主張しています。
Advertisementこれに対し、Googleの広報は「報道は誤解を招くものだ」とハフポストUS版のメール取材に回答。
「Gmailのスマート機能は長年あるもので、Gmailの内容をGeminiのAIモデルの学習には使用していません」「利用規約やポリシーを変更する場合は、いかなる場合も透明性を保ち、きちんとお知らせしています」と説明しました。
それでも心配な人に、朗報があります。ジョーンズ氏が指摘した通り、Gmailでのやり取りや添付ファイルをAIモデル学習に使われないように、設定変更することが可能です。
その方法を説明します。
GmailのAI学習オプトインをオフにする方法
情報取得を許可する機能を無効にするには「設定」内の2カ所を、手動でオプトアウトする必要があります。
【デスクトップ版】
1. 設定(右上にある歯車アイコン)を開き、「全般」の中にある、「スマート機能」のチェックを外す。
2. 「全般」の中の「Google Workspaceのスマート機能」の項目にある「Workspace のスマート機能の設定を管理」をクリック。
Advertisementポップアップ画面が開くので、「Google Workspaceのスマート機能」と「他のGoogleサービスのスマート機能」をオフにする。
【画像でわかりやすく】GmailのAI学習オプトインをオフにする方法
前者の「Google Workspaceのスマート機能」をオフにすると、コンテンツを要約する「Geminiに相談」機能のほか、パーソナライズされた検索、Gmail内の予定がカレンダーに自動的に追加される機能が無効になります。
後者の「他のGoogle サービスのスマート機能」をオフにすると、Googleマップでのレストラン予約やテイクアウト注文の表示、Googleウォレットで使うチケットやポイントカードの候補、Googleアシスタントや Geminiアプリからの提案や回答、リマインダー機能が無効になります。
Advertisement【モバイル版】
1. 受信トレイのメニューの一番下にある「設定」をクリックし、「データのプライバシー」を選択。そこから「スマート機能」をオフにする。
2. 「データのプライバシー」の下にある、「Google Workspaceのスマート機能」をクリックし、「Google Workspaceのスマート機能」と「他のGoogle サービスのスマート機能」をオフにする。
一連のスマート機能をオフにすることで生じる問題もあります。
その一つは、便利なGmail機能の一部が使えなくなること。
現在はメールの「スマート作成」だけではなく、スペルチェック、文法チェック、自動修正もGeminiへのオプトインと紐づけられているため、スマート機能をオフにすると使えなくなります。
Advertisementそのため、情報共有をオプトアウトする際には、いくつかの機能が使えなくなってもいいかどうか考える必要があるでしょう。
また、スペルチェックや自動修正の機能が失われるため、メールをこれまで以上に注意深く読む必要も出てきます。
それでも、プライバシーを重視したいのであれば、データの使用拒否する選択をした方が安心だと感じられるかもしれません。
AdvertisementハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
【画像でわかりやすく】GmailのAI学習オプトインをオフにする方法
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