「何回やりたいと思ったか…」久米宏さんが60歳の時に瀬戸内寂聴さんに語った“老後の夢”
「何回やりたいと思ったか…」久米宏さんが60歳の時に瀬戸内寂聴さんに語った“老後の夢”

「何回やりたいと思ったか…」久米宏さんが60歳の時に瀬戸内寂聴さんに語った“老後の夢”

ライフ 2026.01.15 10:59 NEWSポストセブン 「何回やりたいと思ったか…」久米宏さんが60歳の時に瀬戸内寂聴さんに語った“老後の夢” タレコミする

仕事と人生をめぐり、対談が行われた(掲載時の週刊ポスト誌面より)

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「あとに引けなくなると思う」

「企画の人」として常に新しいことにチャレンジし続けてきた久米さんだが、ひとつだけ叶えられなかった“夢”がある。

〈瀬戸内 60代からも充実するわね。

久米 みんなが60歳だというから、そうかと思うけど、実は、自分ではそう感じていない。

瀬戸内 私も82歳なんて思ってない(笑い)。

久米 自分にいい聞かせているところがありますよね。「今年60歳になりましたので」っていうのは、自分にいっています。そういわないと忘れちゃうから。

瀬戸内 だったらなおさら、充実させなきゃね。仕事なさいよ。例えば、映画を作りたいとは思いませんか? あれは男にとって一番面白い仕事というでしょう?

久米 何回やりたいと思ったかわかりません。あんな面白い仕事はないと思いますね。あれをやったら、あとに引けなくなると思う。

瀬戸内 ほうら、ようやくやりたいものが出てきた。私は無責任な扇動者なの。ああ、いい気持ち(笑い)〉

 久米さんがメガホンをとる映画は、どんな作品だったのだろうか。天国で、瀬戸内さんにもう一度久米さんの背中を押してもらいたい。合掌。

(了。前編から読む)

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