どうすれば防げる? 神奈川でも多発、リチウムイオン電池絡みの発火事故
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どうすれば防げる? 神奈川でも多発、リチウムイオン電池絡みの発火事故
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社会 | 神奈川新聞 | 2025年10月19日(日) 05:10

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再現実験で発火した、リチウムイオン電池が使用された携帯扇風機(横須賀市公式Youtubeチャンネルに公開された啓発動画から)

 全国で相次いでいるリチウムイオン電池に絡む発火事故が、神奈川県内でも後を絶たない。関連製品の使用中や保管中に発火するケースが多発している上、ごみ処理施設や収集車内での事故も目立っている。小型・軽量で身近な便利グッズのリスクをどう防ぐのか─。国や自治体は、安全な利用と正しい廃棄を呼びかけている。  「スマホを充電していたらバッテリーが発熱し、30秒くらいで発火した」  7月にJR山手線車内で5人がけがをした火災で、指にやけどを負った持ち主の女性は警視庁にこう説明したという。今月6日にはJR京都駅前のホテル客室から出火。モバイルバッテリーが燃えたとみられ、宿泊客が一時避難した。9日には那覇発羽田行き飛行機内で乗客のモバイルバッテリーから煙が出た。  消費者庁によると、リチウムイオン電池を使用した主な20製品の発火・発熱事故は2020~24年度に全国で約2350件。このうちスマートフォンが最多の約350件で、モバイルバッテリーや電動アシスト自転車が約300件で続いた。  同様の事案は県内でも多発している。横浜市で今年1~9月末にリチウムイオン電池が原因とみられる火災は50件発生。すでに24年の41件を超えており、調査を始めた21年以降で最多となった。川崎市でも1~6月の半年間で12件(速報値)に達し、増加傾向にあるという。  ごみ処理施設や収集車内での火災事故(発煙・発火を含む)も深刻だ。誤った分別方法で廃棄され、処理施設の破砕機などで衝撃が加わって事故につながるとみられている。  環境省によると23年度は2万1751件に上り、19年度の調査開始以降で最多となった。このうち消防隊や職員らが消し止めたケースは8543件で、22年度(4260件)から倍増した。  横浜市では、21~24年度にごみ収集車の火災が計34件発生。横須賀市でも処理施設で火災が起き、一部のごみ処理が3日間停止するなどした。他都県では1年半にわたり処理施設が利用できなくなった事案や、市のごみ処理能力の約7割が失われて被害総額が55億円に上った事例もあったという。

相次ぐ火災トラブルの背景

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