おいち不思議がたり 最終回 ネタバレと感想 命をつなぐ
あさのあつこさん原作【おいち不思議がたり👻】は今週の8話が最終回でした。副題は「命をつなぐ」です。以下早速ネタバレです。
滝代が逃げていた理由
杉野は前回に引き続き「十助を探している理由」を明かしました:
滝代と杉野の家はともに35石取りの蔵役人で、同じ蔵方の長屋で幼馴染として育ったそうです。滝代は杉野の兄の許嫁でしたが、ある側用人が己の出世のために滝代を養女にして殿様の側室にしたのだそうです。殿様にはすでに正室がいて男の子もいたそうなのに。
恋人と引き離された滝代は城に上がったあと精神を病み、一時は宿下がりをしたものの、その後は生気を取り戻して懐妊したのだそう。
ところがその後、滝代の後見人の側用人が急死しました。おそらくは正室の手の者(家老?)の仕業かもしれませんがそれは明らかにならぬまま、身の危険を感じた滝代は密かに城を抜け出しました。家老がすぐに放った追手の中には杉野の兄もいたそうです。が、その兄は滝代を見つけると自分の身を挺して滝代を逃したために、斬られて亡くなったのだそうです。
家老は、滝代が死んだ後も刺客を繰り出して十助の命を狙っています。杉野は兄の遺志を継ぎ、何としても十助を助けたいと考えていると語りました。だから赤子(十助)の居場所を教えてほしい!そう訴える杉野に対し、おいちは怪訝な顔をします🤨。「そうではないの」という滝代の声が聞こえてきたからです。
滝代はそれ以上語らなかったため、おいちはとりあえず「十助を守りたいなら尚更居場所は教えられない」と言って杉野を帰しました。ところが・・・。
目次へ戻る↑杉野の本心
その後、吾妻屋の女中がついうっかり十助のことを見知らぬ男に話してしまいます。女中はただ嬉しかっただけなのですが、話をした後その男が金をよこしたことから、自分がとんでもないことをしてしまった😱、と気づいたのだそう。吾妻屋からおいちが受け取った十助についての手紙もこっそり読まれてしまっていました。
杉野は家老から、滝代と十助を始末すれば、杉野の家を助けると約束され、仕方なく、二人を殺そうとしたのだそうです😵。すべては家のためだ!!😤
残された者を憂える杉野の苦衷を察したおいちは何も言えませんでしたが、仙五朗は違いました。仙五朗は、身重の滝代を殺した挙句、その腹に刀を突き刺して赤ん坊まで殺そうとした輩が心底許せなかったのです😡。今回、十助は助かったけれど、赤子から母親を奪ったことには変わりない!!この外道がっ!!
杉野を殴り殺さんばかりの勢いで殴りつける仙五朗のその手をおいちが掴んで止めました。杉野は地面にへたり込みます。
一方で、おいちがまた危険な場所へ出かけると察した松庵は、新吉だけでは心許ないと(😅)、自分の患者を遣わしてくれました。前回登場した町人の格好をした武士です。彼は松庵に水虫を治療してもらっていたのだそうです😁。
目次へ戻る↑吾妻屋の覚悟
おいちから十助の事情を聞いた吾妻屋では、十助を助けるために店を暖簾ごと売り払い、一家でどこかの田舎に引っ込むことにしたそうです💜。おきくが養子の藤吉に対して抱いていた負い目も明らかになりました。藤吉は、おきくの亭主が外で作った子どもなのだそうです。最初は藤吉を恨んだおきくも、藤吉には罪がなかった、と後に大層反省したらしい。
おいちは、吾妻屋が返してきた十助の短剣を手に、滝代の気持ちに寄り添いました🌹。そこで意外な事実が明らかになります。
目次へ戻る↑真相
なんと十助は「殿様の子」ではなく、杉野の兄の子供だったそうなのです😲。授かった時期は滝代が宿下りをしてきた時で、滝代は愛する人と結ばれたおかげで心の病を克服したのですね。だから何としても子供を守りたかったのです。うーん、それなら大いに納得👌。
おいちは国もとに帰ろうとする杉野にこのことを伝えに行きました。おいちの能力のことは伏せておいたので、あくまでも戯言として聞いてほしいと語ります。そしてあの短剣を渡し、これを家老に渡して全て片がついたと言えばいい、と促しました。そうすれば、十助の命も、杉野や家族の命も助かる。
殺すのではなく、生きるために使ってください🌸。
杉野は短剣を押しいただき、おいちに深々と礼をして去っていきました。
杉野を見送りに行くというおいちについてきた新吉は、かんざしには「魔除け」の意味もあるのだと語ります。だからただ綺麗に仕上げるだけではダメで「命」がなければいけない。
おいちはそんな新吉に「かんざしを作ってほしい」と頼みます。以前もらったかんざしは大事にしまってあるけれど、普段使いできるような「おまもり」がほしいと伝えました。新吉さんに作ってほしいな💕。
新吉は天にも昇る心地だったに違いありませんね。
目次へ戻る↑エピローグ
その夜、おいちは松庵と夜空を見上げながら、己の決意を明かしました。おいちは「女のための医者」になりたいのだそうです。松庵は反対しましたが、おいちは譲りませんでした。私は命だけじゃなく「思い」もつなぐ医者になりたいの。
最後は松庵も根負けし、ふたりで星を見上げました。思うさま見上げたら、前を向け。
目次へ戻る↑まとめ
キャスティングも良かったし、毎回いろんな要素がてんこ盛りでとっても楽しかったので、是非また続編を作っていただきたいです💐。また皆に会える日を心待ちにしておりまする🤗。
目次へ戻る↑ おいち不思議がたり (PHP文芸文庫) 関連記事- おいち不思議がたり 最終回 ネタバレと感想 命をつなぐ
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