【ATスラダン】効果とメリット|かんたんな作り方とスラスト抜け対策も紹介
ATスラダンってどうやって作るの?
ミニ四駆の「ATスラダン」とは、2つの働きを持ったマシンの安定性を増すためのバンパーになります。
スライドダンパーの機能としては、走行中の横からの衝撃を吸収する働き。 さらにAT(オートトラック)機能によって、バンパーが持ち上がってコースに乗り上げた時などにも復帰しやすくなるバンパーになっています。
✅ATスライドダンパーの作り方
- ATスラダンの効果
- ATスラダンの作り方
- ATスラダンのスラスト抜け対策
この記事では、ATスラダンの作り方について。
ATスラダンによる効果。 さらにATスラダンの作り方を、スラスト抜け対策と合わせて紹介します。
今回、ATスラダンに使用したパーツはこちらです。
フロントワイドスライドダンパー FRP リヤブレーキステー 2段アルミローラー用5mmパイプ スライドダンパースプリングセット
この他にビス穴拡張用として、2mmと3mmのドリルも必要になります。
ATスラダンの作り方
- STEP1リヤブレーキステーの加工
- STEP2ATバンパーとしての加工
- STEP3スライドダンパーを取り付け
今回はFRPを使用していますが、カーボンを使うことで軽くて強度のあるATスラダンにすることもできます。
また、このATスラダンをさらに加工することで使い方のバリエーションを増やすことも可能。 使い方によっては、段下げスラダンや左右独立スラダンで使うこともできます。
基本の作り方は同じなので、マシンやコースに合わせてスライドダンパーを調整することもできます。
吊り下げ式のATスラダンについては、こちらの記事で紹介しています。
【吊り下げ式ATスラダン】違いと特徴|GUPを活用した作り方も紹介一般的なATスラダンが「バネ圧式」なのに対して、バネで挟み込む形なのが「吊り下げ式ATスライドダンパー」。スラストの入りやすさによって平面速度が変わるなど、違った特徴があります。また作り方についても、GUPを組み合わせることで簡単です。www.mini4wd.tech2026.02.13
目次
- ATスラダンの効果とメリット
- ATスラダンの効果
- ATスラダンのメリット
- ATスラダンの作り方
- リヤブレーキステーの加工
- 1枚目はバンパー用として加工
- 2枚目はスラダン取り付け用に加工
- ATバンパーとしての加工
- 5mmパイプ用に3mmに拡張
- ATとして動くように斜めに加工
- ATスラダンの組み立て
- スライドダンパーを取り付け
- ATバンパーとして取り付け
- リヤブレーキステーの加工
- ATスラダンのスラスト抜け対策
- ATスラダンの作り方 まとめ
ATスラダンの効果とメリット
ATスラダンの効果ATスラダンはその名の通り、スライドダンパーとATバンパーの両方の動きを兼ね備えたバンパーになります。
ミニ四駆の改造の中には、ギミックバンパーとよばれるような動きのあるバンパー改造がいくつもあります。 中でも今のミニ四駆の改造として多くのマシンに使われているのが、スライドダンパーやATバンパー。
そんなスライドダンパーとATバンパーの、両方のギミックを搭載したのがATスラダンになります。
スライドダンパーによってコースからの衝撃を吸収し、マシンの走行ラインが安定する効果。 さらにAT(オートトラック)機能によって、バンパーがコースの壁に乗り上げた際もコース内に復帰しやすくなる効果があります。
スライドダンパーとATバンパーの機能があることによって、マシンがコースアウトする確率を減らすことができます。
スライドダンパーやATバンパーの効果については、こちらの記事で紹介しています。
【ミニ四駆のスライドダンパー】取り付ける効果|種類とバネやグリスによる調整今のミニ四駆の改造として欠かせないのが「スライドダンパー」。バンパーが稼働することでコースからの衝撃を吸収する効果があります。タミヤ純正のスライドダンパーは精度が高く、実用的。グリスやバネによって硬さを調整することも可能です。www.mini4wd.tech2022.11.02 【ATバンパーとは】現代ミニ四駆に必須|取り付ける効果とスラスト抜け対策多くのギミックバンパーの元となっているのが「ATバンパー」。バネによる取り付けによって、コースの壁に乗り上げた時などにも復帰しやすいという効果が魅力。今ではATバンパーの種類も多く、適切なスラスト抜け対策をすることで使いやすいバンパーになっています。www.mini4wd.tech2022.09.16
ATスラダンのメリット
ATスラダンをマシンに搭載することで、2種類のバンパーのメリットを得ることができます。
少し前であれば、スライドダンパーとATバンパーは別々のギミックバンパーとして使われることが多かったです。 特にスライドダンパーについては公式大会のような5レーンマシン用として使われることが多く、3レーンマシンに使われることはあまりありませんでした。
しかし今のミニ四駆の改造としては、3レーン用マシンにもスライドダンパーが使われることが増えています。
フロントをスライドダンパーにすることでコーナーに沿って走行することになり、コーナー直後のセクションでもマシンの走行が安定。 そこへATバンパーによる可動も加わることで、ジャンプ後にコースの壁に乗り上げた時のコース内への復帰しやすさもアップします。
もちろんデメリットとしては、バンパーの構造として2種類合わせているのでパーツ点数や重さとしても増してくる部分があります。
それでも複雑なセクションの多い今のミニ四駆コースにおいては、ATスラダンによるマシンの安定性は欠かせなくなっています。
ATスラダンの作り方
リヤブレーキステーの加工 1枚目はバンパー用として加工今回ATスラダン用としては、リヤブレーキステーを2枚使用していきます。
そのうちの1枚は、バンパー用として加工。
まずはバンパーに使うリヤブレーキステーに、AT用のビス穴をあけていきます。 このビス穴は、スライドダンパーを載せた時にATとして稼働するために必要となってきます。
穴あけのガイドとして、もう1枚のリヤブレーキステーを使用。
リヤブレーキステーをガイドに、2か所ビス穴をあけていきます。 この時に使用するドリルは、2mm径のドリルになっています。
ビス穴をあけた後は、皿ビスでスラダンを取り付けるので裏側を座グリ加工しておきます。
2枚目はスラダン取り付け用に加工
2枚目のリヤブレーキステーは、スライドダンパーを載せる用のプレートになります。
リヤブレーキステーをスライドダンパー用として使う場合、余分な部分が多くなってきます。
なので、干渉したりしてくる部分をカット。 余分な部分をカット後は、ほぼ四角い形にステーを加工することができます。
この加工したプレートに、スライドダンパーを取り付け。
スライドダンパーを載せる上では皿ビス用の座グリ加工も必要なので、取り付け位置に該当する部分を皿ビス加工しておきます。
商品リンク:タミヤ ミニ四駆グレードアップパーツ FRP リヤブレーキステーセット
ATバンパーとしての加工 5mmパイプ用に3mmに拡張
次にスライドダンパー用のプレートを、2段アルミローラー用5mmパイプのために加工していきます。
まずは、ATとして使うビス穴を3mm径に拡張。
拡張するビス穴は、バンパープレートと重ねた時に合う部分になります。 そして拡張した穴には、2段アルミローラー用5mmパイプを通していきます。
2段アルミローラー用5mmパイプは3mm径なので、実際は3.1mmくらいの大きさの方がスムーズに動かすことができます。
ATとして動くように斜めに加工
3mmに拡張したビス穴を、ATとして動くように斜めに加工していきます。
ATバンパーとして必要な可動域としては、前方向と左右方向になります。
なので3mmに拡張したビス穴を、まずは前方向にスラストが入るように加工。 さらに、左右に加工することでローラーがコースの壁に乗り上げた時などにいなすように動きになってきます。
それぞれ、斜めに動くようにビス穴を加工。 この時、3mmドリルや棒ヤスリなどで斜めに削っていくとやりやすいです。
削り過ぎてしまうとリカバリーが効かないので、少しずつ削って調整していくことが大切です。
ATスラダンの組み立て スライドダンパーを取り付け
各プレートの加工が終わったら、スライドダンパーを取り付けていきます。
今回使用するのは、タミヤ純正のスライドダンパー。 通常品のスライドダンパーでも問題ありませんが、強度や軽さを考えるとカーボンステーの方がおすすめです。
スライドダンパーで使用するのは、プレートと上蓋だけになります。
上下のカバーを使うとバンパー位置が高くなってしまうため、上蓋だけで固定。 そのままの取り付けでも問題ありませんが、スムーズに動くようにするためには大ワッシャーを挟んでマルチテープを貼ることでバネが落ちる心配もありません。
座繰り加工した部分に皿ビスを通し、スライドダンパーを取り付けたらナットで固定。
この時のビスを長くすることで、フロント提灯と連動したATスラダンにすることもできます。
商品リンク:タミヤ グレードアップパーツ フロントワイドスライドダンパー 商品リンク:HG カーボンフロントワイドプレート (2mm)
フロント提灯の作り方については、こちらの記事で紹介しています。
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最後に、バンパープレートにスライドダンパーを取り付けていきます。
まずは、バンパープレートに12mm程度の皿ビスを通していきます。
そこへ2段アルミローラー用5mmパイプを、左右2個ずつ。 5mmパイプの上からスラダンプレートを通し、上からバネで固定していきます。
最後にロックナットなどで固定すれば、ATスラダンの完成。 組み上げ後は、スライドダンパーやATバンパーとしての動きの確認も忘れずに。
スラスト方向や左右方向にスムーズに動くことが、ATスラダンでは大切になってきます。
ATスラダンのスラスト抜け対策
ATスラダンのスラスト抜け対策としては、ATプレートの下でスラスト調整していきます。
ATスラダンは、走行中の負荷によってスラスト抜けが起きてしまう場合があります。
前部分がバネによって固定されているため、ローラーへの負荷によってバンパーが持ち上がってしまうため。 すると結果的に、スラスト抜けが起きやすくなってしまいます。
そんなスラスト抜けを抑えるためには、GUPや加工したパーツによって調整が必要です。
- スラスト調整プレート
- ブレーキスポンジ
- 自作のスラストプレート
スラスト抜け対策だけでなく、スラストを足したい時などもバンパーの下に挟むことで調整が可能になってきます。
スラスト調整については、こちらの記事で紹介しています。
【ローラーのスラスト】調整におすすめのGUP|FRPやカーボンで自作も可能ミニ四駆においてスラストの調整は欠かせません。特にフロントローラーのスラストは浅すぎてもきつすぎてもダメ。GUPでマシンに合った角度に調整することが必要です。またFRPやカーボンの直プレートを削ることで、簡単に自作することもできます。www.mini4wd.tech2022.10.03
ATスラダンの作り方 まとめ
今回、ATスラダンに使用したパーツはこちら。
フロントワイドスライドダンパー FRP リヤブレーキステー 2段アルミローラー用5mmパイプ スライドダンパースプリングセット
この他に、ビス穴拡張用として2mmと3mmのドリル。 さらに、ビスやナットなどを使って組み立てていきます。
ATスラダンの作り方
- STEP1リヤブレーキステーの加工
- STEP2ATバンパーとしての加工
- STEP3スライドダンパーを取り付け
今回はFRPを使用していますが、カーボンを使うことで軽くて強度のあるATスラダンにすることも可能。
また、このATスラダンをさらに加工することで使い方のバリエーションを増やすこともできます。 使い方によっては、段下げスラダンや左右独立スラダンで使うことも。
基本の作り方は同じなので、マシンやコースに合わせてスライドダンパーを調整することができます。
その他のATバンパーについては、こちらの記事で紹介しています。
【ATバンパーとは】現代ミニ四駆に必須|取り付ける効果とスラスト抜け対策多くのギミックバンパーの元となっているのが「ATバンパー」。バネによる取り付けによって、コースの壁に乗り上げた時などにも復帰しやすいという効果が魅力。今ではATバンパーの種類も多く、適切なスラスト抜け対策をすることで使いやすいバンパーになっています。www.mini4wd.tech2022.09.16