背景にあった角田裕毅への「敬意」、レッドブル陣営が布陣発表を遅らせた真意
背景にあった角田裕毅への「敬意」、レッドブル陣営が布陣発表を遅らせた真意

背景にあった角田裕毅への「敬意」、レッドブル陣営が布陣発表を遅らせた真意

レッドブル傘下の2チームが、2026年に向けたドライバーラインナップの発表を当初の予定から延期した舞台裏が明らかにされた。レーシング・ブルズのチーム代表を務めるアラン・パーメインによれば、その判断の背景には、角田裕毅への「敬意」があったという。

昨シーズン後半、レッドブル・ファミリーはメディアから激しい注目を浴びていた。レーシング・ブルズで鮮烈なデビューを果たしたアイザック・ハジャーの昇格が確実視されるなか、マックス・フェルスタッペンのチームメイトを務める角田の去就に関心が集まったためだ。

加えて、ジュニアチームの有望株であるアーヴィッド・リンブラッドが、通常よりも早い段階でスーパーライセンスを取得したことも憶測を加速させた。チームは当初、メキシコGP前後での発表を計画していたが、最終的に決定が公表されたのは最終戦アブダビGPの直前だった。

並んで歩くアイザック・ハジャー(レーシング・ブルズ)と角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年7月5日(土) F1イギリスGP最終フリー走行(シルバーストン・サーキット)

この延期について、パーメインはイギリスの専門メディア『MotorsportWeek』に対し、選手権争いの最中にさらなる雑音を持ち込みたくなかったことに加え、角田がレッドブル・レーシングのドライバーとして最後のレースを全うできるよう配慮したためだと説明した。

「発表はメキシコ後を予定していた。だが、レッドブルがコンストラクターズ選手権で接戦を繰り広げていたため、状況を落ち着かせたかった」とパーメインは語った。この発言は、当時既に決定が下されていたことを示唆している。

パーメインはさらに、「これはユーキに対する敬意からでもあった。彼がレッドブル・レーシングでの最終戦を戦えるようにするためだ」と、当時の判断の意図を明かした。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

グリッド上でレーシングディレクターのアラン・パーメインと会話する角田裕毅(レーシング・ブルズ)、2024年4月20日(土) F1中国GPスプリント(上海インターナショナル・サーキット)

最終的に下された決断は、ハジャーを昇格させ、角田をリザーブドライバーに回すというものだった。また、レーシング・ブルズでは、リアム・ローソンのチームメイトとしてリンブラッドを起用することが決まった。

ただしパーメインは、「もちろん、これは必ずしもユーキにとってF1での最後のレースを意味するものではない」とも述べ、角田の将来について含みを残した。

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