折板貼(屋根工事)後編
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屋根板金工事
折板貼(屋根工事)後編2009年7月5日 2019年11月28日
前回↓に引き続き「折板貼」後編です。
折板貼(屋根工事)前編今回は、屋根金属板葺きの「折板貼」です。
ちょっとばかり詳しく紹介しますので、2回に分けることに致しました。
さて、折板(せっぱん)葺き屋根は長尺を生かし倉庫・工場・店舗などの大型建築に多く用いられます。
屋根「折板貼」の固定の方法には一般的に3種類あります。
1.重ね式折板 折板本体をタイトフレームの剣先ボルトで貫通し、ナットとパッキンで締め付ける工法です。 最もオーソドックスで、比較的小規模な倉庫・工場やガレージ等に使用されています。
2.ハゼ式折板 折板本体の接合部分を「ハゼ」と呼ばれる加工を施し、タイトフレームと折板本体を「吊子」と呼ばれる金具で固定する工法です。 最終工程として、ハゼの締め付けが必要となります。 重ね式と異なり、屋根上部にボルトが突起しないことや、施工性がよいことから、大型物件や長尺屋根(10~20m超)に使われています。 また、ハゼの形状から、丸型と角型があります。
3.勘合式折板 折板本体の接合部を勘合できるように加工を施し、タイトフレームに固定する工法。 ハゼ式折板と共通する部分が多いが、ハゼ締め工程がなく、一発仕上げが可能です。
一般的な折板の構成図です↓
それでは、折半の施工手順です。
1.タイトフレーム設置 前回の記事にて紹介しました。
2.折板設置 工場にて加工した材料を、荷揚げ機器(移動式クレーン等)にて、所定の位置に設置します。 一枚一枚、数名でタイトフレームに折板をはめ込んでゆくわけです。
下記写真参照↓(クリック拡大)
3.ハゼ式折半の場合、ハゼの締め付けを行います。 最初に手動の機械で荒締めを行い、その後専用器で、数度締め込みます。
下記写真参照↓(クリック拡大)
4.面戸等を取付けます。
下記写真参照↓(クリック拡大) 左側が軒先に使用する「軒先面戸」、右側が棟側に設置する「水上面戸」です。
5.棟包み等を取付けます。
下記写真参照↓(クリック拡大) 片流れの屋根の、「棟包み」です。
6.最後に、細部のシール等をおこない、清掃をして完成です。
現在、折板で使用される素材のうち、最も多いのが、ガルバリウム鋼板もしくはカラーガルバリウム鋼板です。 また、折板には、専用の裏貼り断熱材があり、断熱・防露などに効果を上げています。 とにかく、工場、倉庫等、皆さんの近くにあるこのような建物の屋根は、ほとんどこの折板工法にて、製作されています。 ちょっと視線を上に上げて、のぞいてみてください。
最後に、面戸の種類と、細部詳細図を掲げておきます↓ (クリック拡大)
各種面戸↓
軒先部分の詳細(左側)と、ケラバ部分の詳細(右側)です↓
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