台風・竜巻・ハリケーン・サイクロン・トルネードの違い
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一般常識

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「台風」「竜巻」「ハリケーン」「サイクロン」「トルネード」の意味と違いとは

「台風」「竜巻」「ハリケーン」「サイクロン」「トルネード」の5つは、いずれも空気の渦を巻いて風を起こし、周囲に大きな影響を与える気象現象です。ただ、これらそれぞれの詳しい特徴や、他との細かな違いなどについては、よく知らないという人の方が多数でしょう。

そこで今回は、これら5つの言葉の意味や違いなどについて、詳しく説明していきたいと思います。

「台風」とは

「台風(たいふう)」とは、「北太平洋西部の熱帯海上、北緯5~20度付近で発生する、最大風速が毎秒17メートル以上の熱帯低気圧」という意味の言葉です。主に東アジアの海上で発生、発達した熱帯低気圧を指します。

「台風」の名の由来は諸説ありますが、中国語で「激しい風」を意味する「大風(タイフーン)」にあるとする説が有力です。この「大風」の音が欧米に渡って「Typhoon」と呼ばれるようになり、今度はこの名称が日本などに渡って、「台風」の訳語が当てられたとされています。

「台風」と「竜巻」の主な違いは、規模にあります。「竜巻」が直径数十メートル~数百メートルほどであるのに対し、「台風」は強風域の半径が数百キロメートルに及ぶのが通常です。一方、「ハリケーン」や「サイクロン」との違いについては、このあとで詳しく解説します。

「竜巻」とは

「竜巻(たつまき)」とは、「積乱雲から垂れ下がる、漏斗状の激しい空気の動き」を意味する言葉です。雲を伴って現れる、細長く強い空気の渦巻きを言います。

「竜巻」の下端は地面や海面にまで達し、地表面付近では空気が渦の中心に向かって吹き込んで、高速で回転しつつ上昇していきます。陸上で発生すると、家屋などの建物に大きな被害をもたらすこともよくあります。「竜巻」の名は、空まで達する細長い雲の渦を、天に昇ろうとする竜の姿になぞらえたことに由来しています。

「竜巻」と「台風」は、どちらも渦を巻く気象現象という点で共通していますが、上記のように規模の点でかなり違いがあります。「台風」に比べると、「竜巻」の規模はかなり小さくなっています。また、「台風」が熱帯低気圧であるのに対して、「竜巻」は積乱雲の下で発生する渦巻状の気流と言った点や「竜巻」は「台風」に比べて発生するまでの時間が比較的短いという点も両者の違いに挙げられます。

「ハリケーン」とは

「ハリケーン」とは、「北大西洋や北太平洋東部などに発生した熱帯低気圧で、最大風速が秒速33メートル以上のもの」を意味する言葉です。英語の綴りは、「Hurricane」になります。

「ハリケーン」は、最大風速の強さによって、1から5までのカテゴリーに分けられます。最も強い「カテゴリー5」の1分間平均の最大風速は、70メートル以上にもなります。特に大西洋で発生したものについては、激しい暴風雨を伴い、西インド諸島や中央アメリカ、北アメリカのメキシコ湾岸などを襲って、広範囲に大きな被害を与えることが多くなっています。

「ハリケーン」と「台風」の違いは、発生する場所と勢力にあります。「台風」の発生場所が北太平洋西部で、最大風速が毎秒17メートル以上であるのに対し、「ハリケーン」の発生場所は東経180゜以東の太平洋と大西洋で、最大風は速毎秒33メートル以上となっています。

「サイクロン」とは

「サイクロン」とは、「インド洋に発生する熱帯低気圧で、最大風速が毎秒17メートル以上のもの」という意味の言葉です。また、南半球において発達したものについても、「サイクロン」と呼ばれます。英語の綴りは、「Cyclone」になります。

「サイクロン」と「台風」は、発生のメカニズムにおいて違いはありませんが、「台風」が北太平洋西部で発生したものを指すのに対し、「サイクロン」はインド洋または南半球全域で発生したものを指す点で使い分けられます。また、渦を巻く方向についても、北半球で発生する「台風」と「ハリケーン」が反時計回りであるのに対し、南半球で発生する「サイクロン」は時計回りであるという違いがあります。

「トルネード」とは

「トルネード」とは、「北アメリカ大陸で発生する、非常に大きな竜巻」という意味の言葉です。英語の綴りは、「Tornado」になります。アメリカでは年に600個以上発生しており、建物などに甚大な被害をもたらすことが多くなっています。

「トルネード」と「竜巻」は、どちらも「積乱雲の下の漏斗状の雲」を指す点で、基本的に違いはありません。ただ、「竜巻」が発生した場所を問わずに使われるのに対し、「トルネード」は「主に北米ロッキー山脈以東の陸上で発生したもの」にしか使われないという点が異なります。

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