下描き不要のステンシル版画
下描き不要のステンシル版画題材の解説です。この題材は型紙を作品としても使うこともできるので、その場合は8つ切りの用紙なら4つ切りの作品ができます。下描き時間が節約できて、作品も2倍の大きさにできるお得感Maxの題材です。
目次- 下描き不要のステンシル版画の制作方法を動画で解説
- 題材について
- 切る
- 色をつける
- 補足
下描き不要のステンシル版画の制作方法を動画で解説
実際に作品を作りながら動画でポイントを詳しく解説しています。ぜひご覧下さい。
題材について
【用具材料】ステンシル用-黒色画用紙16つ切り又は8つ切り2枚型紙の背面用-画用紙16つ切り又は8つ切り1枚カッターナイフスポンジ 3個程度 ホッチキス、絵の具セット
【活動時間-4時間 対象-3.4.5.6年】(型紙を作品にする際の画用紙に色をつける活動にプラス1から2時間)1.切る(2時間)2.色をつける(2時間)
【めあて】カッターナイフを使って切り抜く形を工夫しながら型紙をつくる色の組み合わせなどを考えながら型紙を使って色をつける
【評価】カッターナイフで形を工夫して切り抜くことができたか。組み合わせを考えて色をつけることができたか。
切る
カッターナイフで黒色画用紙の好きな位置に好きな形を切り抜きます。この形を元に次の形を隣に切ります。この時、途中まで同じ形に切ってその後別の形にしましょう。
長い形を切らないように気をつけます。左のような形にしたい場合は、右のようにいくつかに分けるといいでしょう。
離れたところを切ったり、形がつながるようにしたりして工夫しながら切ります。何かの形に見えてきたら、それに寄せていってもいいでしょう。
色をつける
セロハンテープかホッチキスで黒の色画用紙に型紙を留めて、スポンジを使って色をつけます。紙が黒なので選んだ色に白を混ぜて、トントンと上から押さえるように色をつけます。この時、水気が多いと型紙の下に絵の具が流れ込むので、きれいに形ができません。スポンジはしっかり水気をしぼって使ってください。
出来上がったものを見て色を変えたい時は、もう一度型紙をかぶせて、別の色を重ねると変えることができます。手直しする所がなくなってから、留めていた型紙を外してください。
型紙は捨てるのが勿体ないぐらい綺麗に残ります。そこで、背面に色の付いた紙を貼ることで、こちらも作品にすることができます。
ふたつを並べて完成です。左右対称の形が面白いですね。
補足
・一般的なステンシル版画は下描きの段階が最も大変です。この題材はその下描きの段階を丸ごとなくしていますので、制作時間も大幅に短縮できます。また、型紙を作品に使えば、倍の大きさの作品ができますので、四つ切りのステンシル版画も短時間で仕上げることができるでしょう。・下描きをせずに切るのは難しいように思いますが、切ることだけに関しては下描きをしない方が簡単です。これは、下描きの線に合わせて切る必要がないので、切りやすい形や向きに切ることができるからです。・カッターナイフで切っていくとき、複数形ができるとどうしてもそれを取り囲むように切ることが多くなります。その時、ぐるりと周りを一周してしまうと、それまで切っていた形ごと取れてしまいます。また、進むにしたがって、長い線を切りがちになります。この2点に気を付けて切るように指導しましょう。
ステンシル版画技法画用紙を切り抜いて型紙を作り、それを孔版として使うステンシル版画の解説です。このページでは、ステンシル版画の制作過程を絵の描き方、切り方、色の付け方に分けて解説します。zukoujin.com