《“ふんどし”なんて恥ずかしい》柔道一筋だった旭大星、1度断った角界入りを決断した意外な理由、17年間の現役生活を引退するまで
《“ふんどし”なんて恥ずかしい》柔道一筋だった旭大星、1度断った角界入りを決断した意外な理由、17年間の現役生活を引退するまで

《“ふんどし”なんて恥ずかしい》柔道一筋だった旭大星、1度断った角界入りを決断した意外な理由、17年間の現役生活を引退するまで

スポーツ 2026.02.11 06:59 NEWSポストセブン 《“ふんどし”なんて恥ずかしい》柔道一筋だった旭大星、1度断った角界入りを決断した意外な理由、17年間の現役生活を引退するまで タレコミする

新十両昇進が決まり、当時の師匠の友綱親方と握手する旭大星さん(時事通信フォト)

写真一覧

 小学校2年生のときに柔道を始め、柔道の特待生として旭川大学高校(現・旭川志峯高校)に進学。柔道部のエースとして活躍していた。柔道部を引退後の高校3年の10月、先代の大島親方と旭天鵬関(現・大島親方)が旭川に足を運び旭大星さんをスカウトした。

「大島部屋の後援会会長と自分の父親が仲が良くて、自分が中学生のときにも1度声をかけてもらったことがあったんです。そのときは旭川で行われた合宿を見に行ったんですけど、『ふんどし姿になるなんて恥ずかしい』と思って断りました。

 でも、高校3年のときに食事に誘われ『相撲は稼げるぞ』と言われ、お小遣いを3万円もらったら、即『行きます!』って返事しました(笑)。アルバイトをしたこともない高校生に、3万円は大きかった」

 北海道はかつて名横綱──大鵬、北の富士、北の湖、千代の富士を輩出した“相撲王国”といわれた。しかし、その後は低迷。旭大星さんは地元の大きな期待を背負い、在学中の2007年12月のクリスマスに意気揚々と上京。しかし、故郷を離れて家族や友人に会えなくなったこと、早朝5時半からの厳しい稽古、さらに掃除や洗濯などの雑用を黙々とこなさなければならない毎日はつらかったという。映画『辛抱』の終盤では稽古中に泣き出し、部屋から脱走するシーンも残されている。

「18、19歳なんて遊びたい盛りじゃないですか。遊んでいる同級生が羨ましくて。完成した映画を観たときも、恥ずかしいとは思わなかったですね。むしろ、映画として最高のタイミングで脱走したんだな、って」

『辛抱』に出演するきっかけは、かつて大島部屋に在籍した、モンゴルから来た旭天山の紹介だったという。

「『辛抱』の企画があがってきたタイミングで入門することになったのが、たまたま自分で。『どう?』と言われて、でもドキュメンタリー映画って何なのかさっぱり分からなくて、とりあえず『いいですよ』って答えたら、1年半、ずっと追いかけられました。正直、うっとうしいなと思ったときもありましたけど、撮られてることとか全然気にしていませんでした」

『辛抱』はこの3月29日、東京・池袋の「新文芸座」で上映される。旭大星さんはトークショーに出演するそうだ。

📎📎📎📎📎📎📎📎📎📎
BOT