映画『永遠の0』のネタバレあらすじ結末と感想
この記事では、映画『永遠の0』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『永遠の0』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
この記事でわかること- 『永遠の0』の結末までのストーリー
- 『永遠の0』を見た感想・レビュー
- 『永遠の0』を見た人におすすめの映画5選
- 映画『永遠の0』の作品情報
- 映画『永遠の0』の登場人物(キャスト)
- 映画『永遠の0』のネタバレあらすじ(起承転結)
- 映画『永遠の0』のあらすじ【起】
- 映画『永遠の0』のあらすじ【承】
- 映画『永遠の0』のあらすじ【転】
- 映画『永遠の0』の結末・ラスト(ネタバレ)
- 映画『永遠の0』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
- 映画『永遠の0』を見た人におすすめの映画5選
- アルキメデスの大戦
- 風立ちぬ
- 俺は、君のためにこそ死ににいく
- 日本のいちばん長い日
- この世界の片隅に
映画『永遠の0』の作品情報
製作年:2013年 上映時間:144分 ジャンル:戦争、ヒューマンドラマ 監督:山崎貴 キャスト:岡田准一、三浦春馬、井上真央、濱田岳 etc映画『永遠の0』の登場人物(キャスト)
宮部久蔵(岡田准一) 昭和9年に海軍に入隊し、海軍航空隊の飛行兵としてゼロ戦闘機に搭乗する。凄腕の飛行兵でありながら生きて帰ることにこだわっており、仲間からは臆病者呼ばわりされていた。その後特攻隊員となり享年26歳で戦死した。健太郎の実の祖父。 佐伯健太郎(三浦春馬) 司法試験に4年連続で落ちた司法浪人。現在26歳。母方の祖母の松乃の葬儀で初めて宮部の存在を知り、姉に依頼されて宮部の過去を調べ始める。 大石松乃(井上真央) 健太郎の祖母。戦争中に宮部と結婚し清子(健太郎の母)という娘を出産。終戦後、宮部の教え子だった大石賢一郎と再婚する。 大石賢一郎(夏八木勲 / 染谷翔太) 宮部が航空隊の教官をしていた時の生徒。終戦後、松乃と清子の面倒を見るようになり、その後結婚した。誠実な弁護士。 井崎(橋爪功 / 濱田岳) 海軍航空隊時代の宮部の部下。臆病者とバカにされていた宮部の真意を知り、宮部の言葉に励まされて窮地を脱した。現在は末期ガンを宣告され、闘病生活を送っている。 景浦(田中泯 / 新井浩文) 海軍航空隊時代から宮部をライバル視していた飛行兵。現在はヤクザの親分。映画『永遠の0』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『永遠の0』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。 映画『永遠の0』のあらすじ【起】2004年、祖母の松乃が亡くなり、26歳の佐伯健太郎は母の清子と姉の慶子から松乃が現在の祖父の大石賢一郎と再婚していたという事実を初めて聞かされる。健太郎の実の祖父である宮部久蔵は特攻隊員として享年26歳で戦死していたが、それ以上のことは清子も知らなかった。
フリーのライターをしている慶子は宮部の過去を調べて本を出版することを思いつき、司法浪人としてフラフラしている健太郎にその手伝いを頼む。賢一郎もそれを了承してくれ、2人は生前の宮部を知る人物に取材を開始する。
しかし海軍航空隊時代の同僚たちは宮部のことを“海軍一の臆病者”と非難する。ところが5人目に訪ねた景浦に“祖父は臆病者だったんですよね”と言うと、強面の景浦は激怒して健太郎を追い返してしまう。慶子と健太郎は真実が見えなくて困惑する。
6人目に訪ねた井崎は海軍航空隊時代に宮部の部下だった。井崎は宮部を肯定的に見ており、じっくりと話を聞かせてくれる。井崎は“宮部ほど腕の立つ戦闘機乗りはいなかった”と語り、ゼロ戦についても詳しく教えてくれる。
映画『永遠の0』のあらすじ【承】昭和16年。宮部や井崎の所属する海軍航空隊はゼロ戦闘機に乗って真珠湾を攻撃。作戦の成功にみんなは沸き立つが、宮部だけはアメリカ軍の空母を一隻も攻撃できなかったことと仲間が死んだことで浮かない顔をしていた。
翌年の6月。宮部が心配していた通りの事態が起こる。ミッドウェー海戦と呼ばれるこの戦闘で、日本軍の空母は撃沈され、航空隊は母艦を失った。
昭和17年の夏。宮部たちはラバウルへ送られ、井崎は宮部直属の部下となる。井崎は毎晩自主的に厳しい鍛錬を続ける宮部が生きて帰ることに執着する真意がわからなかった。宮部は妻と娘のためにどうしても生きて帰りたいのだと語る。自分が死んで2人の人生を狂わせてしまうことを宮部は危惧していた。
戦況は激しさを増し、前線に送られた兵士は厳しい状況へ追い込まれていく。そんな中、“どうせ死ぬなら敵へ突っ込んで自爆した方がいい”と言った井崎を宮部は本気で怒る。“どんな時も最後まで生き延びる努力をしろ”という宮部の言葉は井崎の胸に突き刺さり、マリアナ沖海戦で死にかけた井崎の励みとなった。井崎はあの時代にそういう生き方を選んだ宮部こそ、強い人だったのだと話してくれる。
さらに井崎は宮部が前線へ送られる前、一度だけ横浜に戻って松乃と清子に会っていたという意外な事実も教えてくれる。その時宮部は“生まれ変わってでも2人のもとに戻る”と松乃に約束していた。
映画『永遠の0』のあらすじ【転】井崎の話を聞いてから、健太郎はもっと宮部のことを知りたいと思い始める。一番の謎はそれほど生きることにこだわっていた宮部が、なぜ特攻に志願したのかということだった。
大企業の会長をしている武田は、昭和20年に学徒出陣で徴兵され、海軍航空隊予備学校の教官となっていた宮部の訓練を受けた。学徒生には特攻志願書が配布され、ほとんど全員が特攻を志願した。しかし宮部のクラスの学生は飛行訓練で「可」がもらえず、なかなか戦場へ出してもらえない。学生たちはそんな宮部に不満を抱く。
宮部は訓練中に亡くなった生徒を侮辱した上官に反論し、ひどい暴行を受ける。生徒たちは仲間の名誉を守ってくれた宮部に感謝する。そして宮部のことを尊敬するようになる。
健太郎は景浦を再び訪ねる。景浦は健太郎の変化を見抜き、宮部の話を聞かせてくれる。
景浦は宮部と同じ海軍航空隊に所属し、ラバウルでの激しい空中戦やマリアナ沖海戦を生き抜いてきた。剣豪に憧れていた景浦は乱戦を好み、いつも無傷で帰ってくる宮部に強い反感を持っていた。しかし自分の浅はかな挑発を見事にはねのけた宮部の腕前を景浦も認めざるを得なかった。
昭和20年、景浦は鹿屋基地で変わり果てた宮部と再会する。特攻隊員として敵陣にたどり着けないまま命を落としていく生徒を見続け、宮部は自分の無力さに打ちのめされていた。そしてついに自ら特攻を志願する。
宮部の出陣の日。宮部はある飛行兵と機体を交換してもらう。そして宮部と機体を交換した飛行兵は生き残って帰還していた。健太郎は生き残った飛行兵の名簿を見て衝撃を受ける。その飛行兵の名は大石賢一郎。つまり健太郎の祖父だった。
映画『永遠の0』の結末・ラスト(ネタバレ)健太郎は慶子と清子とともに、賢一郎の話を聞きにいく。賢一郎は海軍航空隊予備学校で宮部に学んだ生徒だった。
賢一郎は空中戦の時に命がけで宮部を守り、重傷を負う。宮部は賢一郎を見舞った際、彼に自分の軍服を贈り、松乃と清子の写真を見せる。戦争が終わったら何をしたいかという宮部の問いに、賢一郎は“人のためになるような仕事をしたい”と語る。
その後、賢一郎は鹿屋基地で別人のようになった宮部と再会する。宮部は多くの若者の死によって自分が生き延びていることに耐えられなくなっていた。そして宮部と賢一郎は特攻隊員に志願する。
出発直前に宮部から機体の交換を頼まれ、賢一郎は宮部が搭乗するはずだった機体に乗り込む。しかしその機体はエンジントラブルにより海上に不時着し、賢一郎は九死に一生を得た。それは偶然ではなく、宮部はエンジンの故障に気づいた上で賢一郎と機体を交換していた。その証拠に、宮部は賢一郎へメモと松乃と清子の写真を残していた。
終戦後、賢一郎は“家族を助けてやってほしい”という宮部のメモに従い、松乃の行方を探す。横浜の家を焼け出された松乃は大阪へ逃げ延び、大変な苦労をして幼い清子を育てていた。賢一郎から宮部のメモを見せられ松乃は泣き崩れる。松乃は頑なに賢一郎の援助を拒んでいたが、賢一郎の誠実さにほだされ、徐々に心を許していく。松乃は宮部が約束を守り、賢一郎を自分のもとによこしてくれたのだと考えるようになる。そして2人は結婚する。
その後、賢一郎と松乃が宮部の話をすることはなかったが、宮部への感謝の気持ちを忘れることはなかった。賢一郎は宮部のことを健太郎たちに語り告げて良かったと話す。
宮部は特攻隊員として果てた。しかし宮部の存在は健太郎たちの中でこれからも生き続けていく。
映画『永遠の0』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
生きることを望んだだけで臆病者だと貶される。陳腐な言葉になってしまうが、あまりにも壮絶な時代だなと感じた。宮部久蔵は強い人だったのと同時に、人を思いやる優しい心を持った人物だなと思った。賢一郎に機体を交換したとき、彼はどんな思いを秘めていたのか、想像しただけで泣けてくる。 ただ過去を描いただけでなく、現代に生きる人達から話を聞くという設定が良かったと思う。今ある平和と死に怯えずに生きられることが、とても尊いものなのだなと改めて実感させてくれる作品だった。(女性 30代)
健太郎の実の祖父である宮部の最後の想いを受け継いだのが、育ててくれた賢一郎であることと、海軍航空隊としての仲間との絆、そして立派な腕前や、父親としての強い気持ちなどが、心にぐっと突き刺さった。特に、賢一郎に妻と子供を託すため、機体を交換させたシーンが悲しくもあり、男らしい勇気を貰えた。この映画では、戦争中の宮部の行動や気持ちが、周囲に影響を与える内容ではあるが、戦争中に特攻隊として、国のために戦う人々の想いを、改めて考えさせられる映画である。(女性 20代)
国のために死ぬことこそが正義であるという戦時中の日本において、家族に会いたい、死にたくないという宮部は強く美しい人間であると感じた。 宮部の他に戦争に参加した日本兵への焦点の当て方も素晴らしく、大変感情移入してしまう作品であった。観た後に自分の生き方や考え方について深く考える、決して軽い気持ちでは観ることのできない映画だったように感じる。 だんだん戦争について興味が薄れていくような、風化していくような現代こそ、全員が観て考えるべき映画ではないだろうか。(男性 20代)
戦争が題材なので賛否両論たくさんの意見が出た作品だがどんな意見が出されようがこの作品を残すことで、これから生まれてくる子供や自分も含め戦争を経験していない世代の人間が少しでも戦争とはなんだったのかという事を知り考えるために必要な作品だと思う。
今の日本になる道筋に太平洋戦争がありそこでは様々な人が命を落とし大切な人を亡くし苦しんだことを私たちは決して忘れてはいけないと改めて感じました。(女性 20代)
かなりわかりやすい英霊賛美の反戦映画。もはや童話の域でありファンタジーでもある。現代社会の価値観で当時の人々を批判することに全く意味はないし、当時に起こった出来事から現在への教訓にできる部分もわずかでしかない。現実に戦争を回避するために参考にするにしても当時と状況が違いすぎるからだ。戦争は絶対に避けなければいけないが、一番に覚えておくべきことは当時は多くの人間がそれが仕方なく正しいことだと認識してしまった。ということだろう。(男性 30代)
日本人ならみんな知っている戦争。しかし経験した人は現在多くはいない。だけどこの映画を視聴すると今生きている日本人の血には戦争を経験した人の血が流れている。自分が今生きているのは先人たちが戦争を戦い抜いたおかげであると強く思わせてくれる作品であった。
今の日本のテレビはコンプライアンスのせいで戦争について深く触れている番組はあまりに少ないため、なるべく多くの人に観ていただきたい作品。(男性 20代)
戦争映画はどうしても苦手で見るのを避けてしまうジャンルです。自分の国の過去のことを知らなければいけないという気持ちはありますが、どうしても負のイメージがあり気が進みませんでした。 今作で描かれるのはたった75年前のお話。日本という国のために「命」をかけて戦ってくれた人たちがいるということを改めて実感し、しっかりと知り、受け入れなければならないと感じました。 戦争というと「死ぬ気」で戦うというイメージで、悪くいえば「死にに行く」という勝手な思い込みがありました。この作品を見ると、戦争の時代を「生きる」という意味がとてもよく分かります。(女性 30代)
祖父が特攻隊だったと知り、興味本位で観たつもりが涙が止まりませんでした。宮部久蔵の「生きて帰る」という言葉が、当時の価値観に逆らう勇気として描かれていたのが印象的です。最終的に彼が自ら特攻を選ぶ場面では、「命を繋ぐ」という覚悟に心が震えました。戦争映画としてだけでなく、人間ドラマとしても秀逸です。(20代 男性)
主人公が自分のルーツを辿る形で物語が進行するのが新鮮で、現代の若者にも伝わりやすい構成でした。宮部の戦友たちの証言によって、徐々に彼の人となりが明かされていく過程がスリリングで、まるでミステリーのよう。最後に彼の本当の願いが明かされた時、彼が“臆病者”ではなく“家族のための英雄”であったことに胸を打たれました。(30代 女性)
戦争映画は苦手でしたが、この作品は“命の重さ”をとことん丁寧に描いてくれていて心に響きました。特に宮部久蔵が生への執着を持ち続け、それが周囲には臆病に見えていたという皮肉な構図がリアル。最終的に彼が命を賭して友を守り、家族に未来を託す姿は涙なくして観られませんでした。(40代 男性)
映画『永遠の0』を見た人におすすめの映画5選
累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『永遠の0』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。 アルキメデスの大戦 この映画を一言で表すと?数学の天才が戦艦建造の謎に挑む、知的興奮と感動の戦争ドラマ。
どんな話?1930年代、帝国海軍が巨大戦艦を建造しようとする中、反戦派の数学者・櫂直がその計画の裏にある“ある思惑”を暴こうとする。数式と論理を武器に、戦争を止めようとする知の闘いが始まる。
ここがおすすめ!『永遠の0』と同じく、戦争の裏にある“人間ドラマ”と“信念”を描いた作品です。美しい映像と緻密な脚本で構成され、感情と知性の両面から楽しめる秀作です。戦争映画が苦手な人にもおすすめ。
風立ちぬ この映画を一言で表すと?夢と現実、戦争と愛に引き裂かれた一人の青年の美しき記録。
どんな話?実在の航空技術者・堀越二郎をモデルにした宮崎駿監督によるフィクション。飛行機を作る夢を抱く少年が、時代の流れに翻弄されながら、愛と葛藤を抱えながら生き抜いていく物語。
ここがおすすめ!戦争という時代背景の中で“何のために生きるのか”を問いかける本作は、『永遠の0』に通じるテーマをアニメーションで美しく描いています。静かで深い余韻が残る感動作です。
俺は、君のためにこそ死ににいく この映画を一言で表すと?特攻隊員たちの想いを丁寧に描いた、涙と敬意に満ちた戦争ドラマ。
どんな話?第二次世界大戦末期、鹿児島・知覧の特攻基地を舞台に、若き特攻隊員たちの心情や生き様を、隊員の目線で綴る。死を目前にした青年たちの愛と覚悟が交錯する、実話に基づく群像劇。
ここがおすすめ!『永遠の0』が一人の特攻隊員の人生を描くなら、こちらは複数の視点から“特攻”の真実を描き出します。美化することなく、彼らの心の葛藤に真正面から向き合った貴重な一作です。
日本のいちばん長い日 この映画を一言で表すと?終戦の“その日”に命をかけた者たちの、激動の24時間。
どんな話?昭和天皇が終戦を決断する1945年8月14日。戦争継続を主張する軍部と、終戦に向け奔走する内閣の緊迫した駆け引きを描く。まさに“戦争を終わらせる戦い”がここにあった。
ここがおすすめ!『永遠の0』が“戦う兵士”を描くなら、こちらは“終わらせようとした人々”にスポットを当てた映画。一切の無駄を省いた重厚な演出で、平和の尊さがより強く胸に響きます。
この世界の片隅に この映画を一言で表すと?戦時下でも“普通の暮らし”を守ろうとした、ある女性の物語。
どんな話?広島・呉に嫁いだすずは、戦争の影が日常を蝕んでいく中でも、家族と共に笑顔を失わず生きていこうとする。小さな日々の営みを通して、戦争が個人に与える影響を静かに綴るアニメ映画。
ここがおすすめ!『永遠の0』のように命や戦争の意味を真正面から描きつつ、本作はあくまで“市井の人々の視点”で描かれるのが特徴。涙が静かに溢れ、心が温かくなる一作です。全世代に観てほしい映画です。