日韓首脳がドラム外交を展開 K-POPのヒット曲を披露
首脳会談でサプライズのドラム演奏を披露した高市早苗首相(右)と韓国の李在明大統領/AP
(CNN) 日韓首脳は日本での首脳会談初日の13日、サプライズでドラムセッションを行い、K-POPのヒット曲を豪快に演奏した。自称ヘビメタ好きと熱心な初心者の二人による、型破りな外交ぶりが炸裂(さくれつ)した。
高市早苗首相と李在明(イジェミョン)大統領は、スーツから揃(そろ)いの青いトラックスーツに着替え、韓国が誇る文化発信アーティストたちのヒットチャートを賑(にぎ)わせる楽曲を力強く演奏した。
二人はBTSの「Dynamite」と、ゴールデングローブ賞で最優秀オリジナル楽曲賞を受賞したネットフリックスの人気アニメ映画「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」の劇中歌「Golden」を、日本の有名ドラムメーカー、パール社製の6ピースドラムキットで演奏した。
(Office of Japan Prime Minister)韓国政府によると、李氏は高市氏に「今日、長年の夢が叶(かな)った。ドラムを演奏することは、子どもの頃からの夢だった」と語ったという。
長年のドラム愛好家として知られる高市氏は、昨年韓国で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で李氏から「ドラムを叩(たた)くのが夢だ」と告げられたことを受け、今回のサプライズを計画したと、X(旧ツイッター)への投稿で明かしている。
李氏は高市氏に「リズムについていくのは簡単ではなかった」と伝えたが、その後のXの投稿で、「互いの違いを尊重してリズムを合わせていったように、韓日両国も協力の深さを増し、一歩ずつもっと近づけることを期待する」と書き込んだ。
高市氏が昨年10月に日本初の女性首相として就任して以来、今回の会談は日韓両首脳の3度目の会談となる。
今回は高市氏の地元である奈良市で会談し、産業サプライチェーンや人工知能(AI)、朝鮮半島の非核化、米国との協力に至るまで、幅広い問題について協議した。
李氏は共同声明で、「急速に変化する国際情勢を踏まえ、地域の平和と安定のために、日韓、日米韓の協力が重要であることで合意した」と述べた。
13日のドラム外交は、贈り物の交換にも及んだ。高市氏は李氏に本人の名前を刻んだドラムスティックを贈った。李氏も返礼として、韓国産のドラムや螺鈿(らでん)を施したドラムスティックなどを高市氏に贈った。