【介護記録】叙述体ってなに?
介護過程では日々の介護記録が重要です。どのように記録すればよいのでしょうか。見ていきましょう。
スポンサーリンク 目次- 介護記録のポイント
- 記録方式
- 逐語体
- 叙述体
- 要約体
- 説明体
- 問題志向型記録(SOAP方式)
- 過去問
- 第31回 問題33
- 第30回 問題64
- 第33回 問題33
- 第28回 問題40
- 次の記事
介護記録のポイント
以下のポイントを押さえておきましょう。介護記録は利用者とその家族は閲覧することができます。
・事実をありのまま記述する・他から得た情報は、その情報源も記載する・介護保険法では記録様式は統一されていない カリスマくん記録は、サービスを提供した証明にもなるので重要だよ。介護記録がないとサービスを提供したことにならないので、介護保険の介護報酬が否認されるよ。
記録方式
記録方式として、「逐語体」、「叙述体」、「要約体」、「説明体」の4種類を押さえましょう。
逐語体逐語体は、発話どおりにそのまま記述した記録です。
録音したテープの内容をそのまま記述するテープ起こし(文字起こし)もこれです。
話した内容を加工せず逐一そのまま記録するわけです。
カリスマくん逐語体は逐一記録!
叙述体叙述体は、客観的な事実を時系列で記述した記録です。
叙述体には以下の2種類あります。
圧縮叙述体:時系列で項目ごとに簡潔に示す過程叙述体:時系列でワーカーとクライエントの相互作用の詳細を記すどちらも時系列に記述しますが、圧縮叙述体は文字通り「圧縮」して要点だけ書きます。
過程叙述体はやりとりの過程の詳細を記述します。
要約体要約体は、要点を整理した記録です。
カリスマくん逐語体は発言そのままの記録、要約体は要点のみの記録なのでセットで覚えよう。
説明体説明体は、単なる客観的事実だけでなく、記録者の説明や解釈を交えて記録します。
カリスマくん叙述体は客観的事実のみだったけど、説明体は記録者の説明や解釈を加えるので、叙述体と説明体はセットで覚えてね。
問題志向型記録(SOAP方式)クライエントの問題に沿って支援を展開する過程を問題志向型システム(POS:Problem Oriented System)といい、この問題志向型システムに基づく記録にはSOAP方式の記録があります。
SOAP方式は以下の4点の頭文字をとっています。
つまり、クライエントが抱えるそれぞれの問題について以下の4点を記述していく記録方式です。
S:Subjective(主観的情報、利用者や家族の主観で話した内容など)O:Objective(客観的情報、援助者の目で見たり聞いたりした事実)A:Assessment(得られた客観的事実に対する援助者の評価や分析)P:Plan(上記に基づいた計画の作成)過去問
第31回 問題33叙述体を用いて介護記録を作成するときの留意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。1 情報を項目別に整理する。2 問題のポイントを明確にする。3 介護福祉職の解釈を記録する。4 論点を明確にする。5 利用者に起こったことをそのまま記録する。
選択肢5が正解です。叙述体は客観的な事実を時系列で記録します。
第30回 問題64 介護記録に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。 1 事実はありのままに記録する。 2 鉛筆で記録する。 3 数日後に記録する。 4 介護福祉職の感情を記録する。 5 他職種との関わりを除外して記録する。選択肢1が正解です。
第33回 問題33介護記録を書くときの留意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。1 数日後に書く。2 客観的事実と主観的情報は区別せずに書く。3 ほかから得た情報は情報源も書く。4 利用者の気持ちだけを推測して書く。5 介護福祉職の意見を中心に書く。
選択肢3が正解です。
第28回 問題40 介護記録に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。 1 介護福祉職の意見を中心に記録する。 2 調査・研究目的で記録を利用することは避ける。 3 記録は非言語的コミュニケーションのツールとして活用する。 4 利用者と家族は記録を閲覧することができる。 5 介護保険法では記録の様式を統一している。1 介護福祉職の意見を中心に記録する。誤りです。介護記録は客観的に記述しなければなりません。
2 調査・研究目的で記録を利用することは避ける。誤りです。介護記録を調査・研究目的で使用することもあります。
3 記録は非言語的コミュニケーションのツールとして活用する。誤りです。介護記録は言語・非言語のコミュニケーションツールとして活用できます。
4 利用者と家族は記録を閲覧することができる。これが正解です。
5 介護保険法では記録の様式を統一している。誤りです。介護保険法では記録様式は統一されていません。
次の記事
次は、介護過程で必須のアセスメントについて。
【アセスメントツール】ジェノグラム、ソシオグラム、エコマップ介護過程ではアセスメント(事前評価)を行い、介護計画をプランニングしていくのでした。そのアセスメントで重要ないくつかのツールを見ていきましょう。様々なアセスメントツールジェノグラム1970 年代にボーエン(Bowen,M)によって体系化され...cw.self-sufficiency.jp2025.06.17