【1月前半】名作が勢ぞろい...NHK BSで観られる映画5選。ツウが唸る注目作ばかり...見どころを徹底解説
『NHKプレミアムシネマ1月前半5選』【Getty Images】公開から年月を経てもなお輝きを失わず、多くの観客を魅了する多彩なジャンルの映画がそろうNHKプレミアムシネマ。1月11日(日)放送の『サウンド・オブ・ミュージック』は、「ドレミの歌」「私のお気に入り」「エーデルワイス」——誰もが一度は耳にした名曲が、物語の感情をまっすぐに運んでいく。家族で観ても、ひとりで観ても沁みる不朽の一本だ。(文・阿部早苗)[3/5ページ] —————————–
半世紀を超えて愛される名作ミュージカル映画
『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)『サウンド・オブ・ミュージック』劇中カット【Getty Images】
NHK BS 1月11日(日)午後1:00~
監督:ロバート・ワイズ キャスト:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー、リチャード・ヘイドン、ペギー・ウッド
【作品内容】
修道女マリア(ジュリー・アンドリュース)は、厳格なトラップ家に家庭教師として赴く。歌を禁じられた子供たちに音楽の喜びを教え、厳格な大佐(クリストファー・プラマー)の心をも溶かしていくが、彼への恋心に気づいた矢先、大佐の再婚が決まってしまう。
【注目ポイント】
リチャード・ロジャース作曲、オスカー・ハマースタイン2世作詞によるブロードウェイミュージカルを原作に、『ウエスト・サイド物語』のロバート・ワイズ監督が映画化したミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)。
修道院で修行中のマリアが、オーストリアのトラップ邸の家庭教師となり、子どもたちとのふれあいの中で、やがてトラップ大佐とマリアは愛を育みナチスの脅威が迫る時代の中で家族として困難に立ち向かっていく。
劇中では「ドレミの歌」「私のお気に入り」「エーデルワイス」など、誰もが一度は耳にしたことのある名曲が数多く用いられ、ミュージカル映画の代表作として広く知られている。
また本作は、ロジャース&ハマースタインのコンビによる最後の作品でもある。
公開後は世界的なヒットを記録し、1966年には『風と共に去りぬ』が保持していた歴代興行収入の世界記録を更新。第38回アカデミー賞では、作品賞、監督賞を含む5部門を受賞した。
壮大なアルプスのロケーション撮影や、ジュリー・アンドリュースの澄みきった歌声も見どころのひとつ。
一見すると家族向けの心温まるミュージカルだが、物語の背後にはナチスの台頭という歴史の影が差し込み自由や信念を守ることの重みが静かに描かれる点も見逃せない。
音楽の楽しさと時代の緊張感、その両方を内包しているからこそ本作は半世紀以上を経ても色褪せることなく世代を超えて愛され続けている。
【次ページ】 少女の純粋なまなざしが胸を打つ作品 1 2 3 4 5 PREV::「スクリーンで観る価値がある」灸怜太(ライター)|映画『楓』マルチレビュー NEXT::え、こんなチョイ役? 映画『告白』に出演していた有名俳優(4)一瞬の登場で目を引く…14歳で爪痕を残した男