打ち上がったマッコウクジラから7700万円相当の「龍涎香」が見つかる!
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打ち上がったマッコウクジラから7700万円相当の「龍涎香」が見つかる!

打ち上がったマッコウクジラから7700万円相当の「龍涎香」が見つかる! / Credit: Universidad de Las Palmas de Gran Canaria (The Guardian , 2023) animals plants
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打ち上がったマッコウクジラから7700万円相当の「龍涎香」が見つかる!

2023.07.15 00:00:00 Saturday

「龍涎香(りゅうぜんこう)」は非常に希少性の高い香料として高値で取引される物質です。

興味深いのはこのお宝はマッコウクジラの腸内からのみ採取できる結石だという点です。

これは通常は海に漂っているものを偶然に発見するしかないため、非常に希少性が高く、キロ当たり数百万円の高値がつきます。

そして、この飛んでもなく高額なお宝は非常に稀ではありますが、浜辺に打ち上げられているときがあるのです。

2023年に報告されたニュースでは、スペイン領のラ・パルマ島に打ち上がったマッコウクジラから竜涎香が見つかり、なんと50万ユーロ(約7700万円)相当の値がついたという。

ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア大学(ULPGC)によると、そのとき見つかった龍涎香は直径60センチ、重さ9.5キロに及ぶ巨大なものだったという。

$500,000 chunk of ‘floating gold’ found in dead whale https://www.livescience.com/animals/whales/dollar500000-chunk-of-floating-gold-found-in-dead-whale Pathologist finds €500,000 ‘floating gold’ in dead whale in Canary Islands https://www.theguardian.com/environment/2023/jul/04/las-palmas-pathologist-ambergris-block-dead-sperm-whale 土星の傾き、原因は「衛星タイタン」にあったエリザベス1世を死に至らしめたのは「白塗りメイク」だった⁈沈没船のエスニックジョークは日本人の避難指示に役立つのか【同調バイアス】臨死体験の正体は死ぬ間際の「爆発的な脳活動」だった動画一覧

目次

打ち上がったクジラから「7000万円越えのお宝」が見つかる

マッコウクジラの死骸が打ち上がったのは2023年5月21日、スペイン領カナリア諸島の一つ「ラ・パルマ島(La Palma)」の浜辺でのことでした。

ULPGCの動物衛生・食料安全保障研究所のアントニオ・フェルナンデス・ロドリゲス(Antonio Fernández Rodríguez)所長は、報告を受けて現場に駆けつけました。

当時は海がかなり荒れていて、激しい波が浜辺に打ち付けていたものの、ロドリゲス氏は「死因を突き止めるためにその場でクジラの解剖をしようと決意した」と話します。

ラ・パルマ島に打ち上がったマッコウクジラの死骸 / Credit: Universidad de Las Palmas de Gran Canaria (The Guardian , 2023)

マッコウクジラの全長は約13メートルで、体重は同サイズの健康な個体より5〜10トンも少ないと推定されました。

そこで消化器系の問題を疑ったチームは、クジラの腹部を切開して腸内を調査。

すると結腸のあたりに大きくて硬い岩のようなものが見つかりました。

これがまさに直径60センチ、重さ9.5キロの巨大な「龍涎香」だったのです。

胃の中から見つかった巨大な龍涎香 / Credit: Universidad de Las Palmas de Gran Canaria (The Guardian , 2023)

マッコウクジラはこの龍涎香が詰まっていたことで通常の食事ができなかったと考えられます。

ロドリゲス氏によると、今回見つかった龍涎香は50万ユーロ以上(約7700万円)の価値に達するという。

では、龍涎香とはそもそもどうやって作られるものなのでしょうか?

次ページ「龍涎香」はどうやって作られる?

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