辻村明志【四の五の言わず振り氣れ】
連載辻村明志【四の五の言わず振り氣れ】「100台の人なら5打、90台の人なら3打縮まる」 一流プロたちのようにパッティングする“コツ”とは?【四の五の言わず振り氣れ】昨年でツアーから撤退した上田桃子や今年プロテストに合格した藤本愛菜、千田萌花が在籍している「チーム辻村」を率いるプロコーチの辻村明志氏が、データの重要性について教えてくれた。
所属 ALBA Net編集部ALBA Net編集部 / ALBA Netコメント0件配信日時:2025年12月27日 11時15分
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昨年でツアーから撤退した上田桃子や今年プロテストに合格した藤本愛菜、千田萌花が在籍している「チーム辻村」を率いるプロコーチの辻村明志氏が、データの重要性について教えてくれた。
【連続写真】形状記憶合金のごとく再現性が高い! 上田桃子のパターストローク◇ ◇ ◇まずは、ゴルフとはまったく関係のない話から。一流の寿司職人は、何度やっても同じ量のシャリ(お米)を握るといいます。では、なぜこのような神業が可能なのでしょうか? 厳しい修行と長年の経験……と言ってしまえばそれまでなのですが、その修行と経験で培ったのが、骨に備わったセンサーだといいます。重さは筋肉で感じるもの。そう考えている人は多いのではないでしょうか。ところが重さは、骨と関節によって認知するものだといいます。つまり、寿司職人が同じ重量の、いや時にほとんど同じ数の米粒を毎回つかんで、握れるのは、この骨と関節の鋭く繊細なセンサーが働いているからだそうです。もちろんそこに、厳しい修行や長い経験があることは間違いありません。その修業や経験で身に付けるのが、骨の位置を決める関節の形です。指や手首、そしてヒジや関節の形が、寸分違わない米粒の量と重さを感知します。そして骨と関節はそれを記憶し、毎回、同じ大きさ、同じ分量、さらにいえば同じ味の絶品の寿司が握れるのです。ボクは、いわゆる一流と呼ばれる方の骨及び関節は、形状記憶合金のようなものと考えています。いわゆる神業と呼ばれる高い技術は、必ずその型に戻れるという再現性によって実現されているのだと思うのです。実際、ボクの知る踊りのお師匠さんは、「骨で踊る」と言ったことがあります。また一流の書家は、ヒジで書くのだそうです。さらに言えばボクの師匠である故・荒川博先生は、要所や勘所を表すコツという言葉について、「コツとは『骨』のこと」とおっしゃいました。当初は何のことを言っているのか分かりませんでしたが、なるほどそういうことか、と最近になって気が付くようになりました。ゴルフは再現性の求められるスポーツです。特にそれが求められるのが、パッティングではないでしょうか。タッチが悪い、グリーンが違うと入らない、昨日は調子が良かったのに1日寝たら悪くなる、あるいはショートパットが入らない……そういうゴルファーは、プロアマ問わずたくさんいることでしょうそういう人たちに共通するのが、毎回、形が違うことです。自分の型がない、といっていいかもしれません。ゴルフの指導者から見ると、それらの人に共通していると感じるのが後ろ手(右打ちなら右手)の手首とヒジの角度が定まらない、打つたびに違う、あるいは打つときに動き過ぎる、といった特徴です。いわゆるパンチが入る、緩む、フェースが開く、かぶる……といったミスの原因は、この後ろ手の手首やヒジの関節がさまざまな形に変形しているからです。なぜ後ろ手が大事かといえば、これがボールを押し、いいコロがりを生む役割を果たすからです。形を変えてしまうのは、人間の体の部位でいえば脳であり筋肉です。たとえばこれでは弱いと脳が感じた瞬間、脳は筋肉に指示を出し、その結果、いわゆるパンチが入るミスが起こります。つまり脳と筋肉が連動して、誤作動を起こすのです。それに対し、筋肉に比べて動きが安定しているのが骨です。まずは骨、関節の動きを意識しましょう。目をつぶって立ち、目をつぶってストロークすることで、より骨の意識を高めてください。その状態で実際にストロークすると、先っぽの筋肉で動かすのではなく、いわゆる体幹と呼ばれる体の深部のインナーマッスルで動いていることが分かるのではないでしょうか。インナーマッスルも筋肉ですが、ボクの考えでは脳の指令に反応しにくく誤作動を起こさない筋肉がインナーマッスルです。タイガー・ウッズは、練習グリーンで必ず右手1本でパッティングすることをルーティンとしていました。これは右手首、右ヒジの角度のチェックとボールのコロがりを目的にしていたものと思われます。構えたときの右手首、右ヒジの形をキープして打ってみましょう。100台の人なら5打、90台の人な3打は良くなるはず。テーピングで型を決め、練習するのもいいかもしれません
■辻村明志つじむら・はるゆき/1975年生まれ、福岡県出身。上田桃子、六車日那乃らのコーチを務め、プロを目指すアマチュアも教えている。今季は千田萌花と藤本愛菜をプロテスト合格に導いた。読売ジャイアンツの打撃コーチとして王貞治に「一本足打法」を指導した荒川博氏に師事し、その練習法や考え方をゴルフの指導に取り入れている。元(はじめ)ビルコート所属。※『アルバトロス・ビュー』883号より抜粋し、加筆・修正しています◇ ◇ ◇ ●女子プロのダウンスイングを分析! 関連記事「原英莉花、竹田麗央、河本結……同じ球筋なのに“下ろし方”は全然違う! 女子プロ10人のダウンスイング比べてみた」で各選手の特徴をチェック
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