「老けて見える」だけじゃない…「死亡リスク2倍になる」大学病院医師が警告する"丸まった背中"の深刻な代償 気付かぬうちに老化が進行し、呼吸・内臓・神経にまで影響を与える
ドクターに聞く“健康長寿の秘訣” #健康 #老化 #インタビュー 2025/06/26 17:00- #14
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- 野尻 英俊 +フォロー 医師、医学博士
- 高橋 誠 +フォロー 医療・健康コミュニケーター 病院広報コンサルタント
背中が丸くなると、実際に死亡リスクが上がる――そんな衝撃的な事実をご存じでしょうか。
「背中の丸まりが強い高齢者は、そうでない人に比べて死亡リスクが約1.44〜2.0倍に上昇する」――これは、2004年に発表された『アメリカ老年医学会誌』の報告です。年齢、性別、骨粗しょう症の有無、喫煙歴、体重、運動習慣、肺機能などを考慮しても、このリスクの高さは変わりませんでした。
さらに2009年には、アメリカ内科学会の医学誌『アナルズ・オブ・インターナル・メディシン』も同様に死亡リスク2倍と指摘し、転倒や骨折、呼吸機能の低下、慢性疾患(糖尿病や心疾患など)のリスク上昇、さらには食欲不振やうつ、社会的孤立といった深刻な影響を報告しました。
そして最近の前向きコホート研究(BMJ open 2022)では、日本人高齢者対象に背中の丸まりが将来の死亡リスクにどう関係するかを調査した結果、背中の過度な丸まりは、丸まりがない人に比べて死亡率約2倍(1.99倍)に高まることが報告されています。これは、背中の丸まりが、見た目の問題だけでなく、呼吸機能の低下や転倒・骨折を通じて命に関わるリスクにつながることを示唆しています。
つまり、「背中が丸くなる=見た目が老ける」というだけでは済まされないのです。「背中の丸まりは、“命に関わる老化現象”」だと認識し、早期に気づいて対処することが重要です。
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