喪中の正月の過ごし方|嫁の実父が亡くなったら挨拶と初詣は
喪中の正月の過ごし方、嫁の立場って難しいですよね。
実父の喪中であっても、嫁いできた身ならば、夫や子どもたちと正月らしく過した方がいいのか?それとも、夫と子どもたちだけで、夫の実家で正月を過ごしてもらったり、初詣に行ってもらったりすればいいのか?
亡くなった実父への思いを大切にしつつ、嫁としてどう振る舞うのが良いのか、あらためて喪中の正月の過ごし方を考えてみましょう。
目次
- 喪中の正月の過ごし方
- 喪中の正月はどう挨拶する?
- 喪中の正月 初詣はどうすればいい?
- さいごに
喪中の正月の過ごし方
喪中の正月の過ごし方について、ある程度はご存じですよね。でも、あいまいになっていることがあって、困ることはないでしょうか?
夫、あるいは妻の親族や、まわりの人に理解を得るためにも、喪中の正月の過ごし方について再確認しておきましょう。
◆喪中に控えるべきこと
- 神社に参拝すること(詳細は、のちほど)
- 結婚式や祝賀会など慶事に参加すること
- 旅行などの行楽
- 正月飾り
- 新年会
- おめでたい献立を食べること
◆喪に服するという意味は?
喪に服するというのは、近親者が亡くなった場合に、死を悼み、身を慎むことをいいます。
◆忌中と喪中の違い
【忌中】
遺族は祝い事を慎むべきとされている期間で、神社への参拝ができない期間でもあります。
- 仏教:四十九日まで
- 神道:五十日祭まで
【喪中】
喪の期間は、忌の期間とは別です。また、喪の期間は故人との関係によって長さが違います。たとえば、父母の死の場合は、四十九日までが忌中、一周忌までが喪中とされます。
続柄服喪日数父母13か月養父母150日夫13か月妻90日嫡子(息子)90日その他の子(娘)90日養子30日兄弟姉妹90日祖父母(父方)150日祖父母(母方)90日おじ・おば90日夫の父母150日妻の父母なし曾祖父母90日※出典元:太政官布告『忌服令』(昭和22年廃止)
なんと、ルール上は妻の父母が亡くなっても「服喪期間がない」ことになっています。昭和22年に廃止されたものとはいえ、ご年配の方ならこの考え方をルーツに持っている方が今でもいらっしゃいそうですね。
忌中日数はこちらの記事をご覧ください。
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喪中の七五三、神社の鳥居をくぐらなければお参りしてもいい?(故人との関係によって違う「服忌期間」について詳しく解説しています)(服忌期間が明ければ、喪中であっても神社へのお参りができます)
喪中の正月はどう挨拶する?
通常であれば「明けましておめでとうございます」ですよね。
喪中であることを意識していなかったら、とっさにどうしていいかわからず年始のご挨拶の言葉に困りますが礼を欠くことなく、ご挨拶する必要があります。
◆元旦に、家族にはどう挨拶する?
同居している目上の方には「おめでとうございます」を抜いて、「おはようございます」「今年もよろしくお願いします」と挨拶しましょう。
夫婦の間でも「おはようございます」「今年もよろしくお願いします」 でいいですよね。子どもたちには「喪中だから、ママはおめでとうございますとは挨拶できないんだよ」 と事前に教えてあげてください。
◆喪中だと知らない相手から「おめでとうございます」と挨拶された場合。
「今年もよろしくお願いします」と返せば失礼にはあたりません。
相手が不思議に思うようなそぶりがあれば、驚かせない程度にサラッと喪中であることを説明するといいでしょう。
喪中の正月 初詣はどうすればいい?
お正月は、誰もが初詣に行きます。「旧年中はありがとうございました」「これから始まる一年間が良い年でありますように」そんな感謝と祈りを込めて参拝しますよね。
しかし、喪中の場合は 「鳥居をくぐってはいけない」と聞きます。さて、どういう意味なのでしょうか?
「鳥居をくぐらない」の意味鳥居さえくぐらなければ、神社に行ってもいいという意味ではありません。神社の鳥居は結界を表しています。神々の住む聖域と人間の世界を分ける象徴となっています。
「鳥居をくぐらない」は、喪中は神社参拝はできないということですね。神社の場合、死は「忌み嫌うもの」「不浄なもの」であり穢(けが)れと考えます。その象徴として、神社では葬儀は行いませんよね。
それに対して、お寺はどうでしょうか?お寺には、鳥居はありませんよね。そして、お寺は本堂を利用して葬儀も行なわれます。初七日法要、四十九日法要もします。宗教上の考えだけなら、喪中でも、お寺であれば初詣に行くことは可能です。
こんな立場のとき、神社への参拝はどうすればよいか?自分(嫁)の親がなくなった場合、夫には喪中の習慣は関係ないのかどうか?
いざとなると「嫁」という立場では判断が難しいですね。
例えば、神社参拝には、夫や子どもたちは行ってもいいのか?
自分(嫁)は行くか行かないか?
・・・など。
答えから言ってしまうと、神社への初詣は、夫や子どもたちだけで行ってもらった方がいいでしょう。
日本という国柄は、さまざまな海外の文化を吸収する一面もありますが、家系や家柄に対する考え方には根強いものがあります。
もっと言えば、血のつながり以上に家系をつなぐ意識、養子をもらってでも家を絶やさないという意識さえありました。
自分の実の親を大切にする気持ちも大切ですが、それ以上に、夫や夫の家族との付き合いを第一にし、礼節を重んじるほうが無難でしょう。
ただし、お姑さんが気を利かせて「今年は初詣はやめようね」と言ってくれたら、ありがたくお礼を言って気持ちを受け取るといいですよ。
さいごに
喪中で迎えるお正月について、控えた方がいいこと、元旦の挨拶、初詣についてまとめました。
判断の指標になれば幸いです。
次のお正月はみんな健康でお祝いできますように。