ソークオフだよ人生は
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本職がイラストレーターという方がゲームをつくったらどうなるか? スペインのBELLICA Third Generation(B3G)の『Santa Cruz 1797』がその答え。あんたそれやりすぎやろ、というくらい緻密なマップで、鳥瞰した家1軒1軒が丁寧に描き込まれています。スケールが違うと言えばそれまでですが、1 mm幅の罫線で建物を表現するしかない身としては羨ましい限りです。ゲーム・デザインとグラフィックを手がけたのはIván Cáceresさん。地元カナリア諸島を舞台にしたウォーゲームをつくりたいと思ったのですが、いかんせん平和な土地なのでテーマが限られる。最大の戦いがネルソンによるサンタ・クルス攻撃だったので、本作がデザインされることになりました。ゲームとしても非常に優れているのですが、眺めるだけでも満足できる系の作品。カードのイラストも充実。ちなみに、上写真の奥のほうに出されているカードは臼砲艦の〈ラヨ〉。この急襲前日にイギリス軍が拿捕したスペイン艦で、「軍艦鹵獲できるくらいだからスペイン軍恐るるに足らず」とばかり強行上陸を決めた理由のひとつになったそうです。というエピソードや、士官(オフィサー)たちの「その後」(アメリカン・グラフィティ!?)もルールブックに掲載されているので、眺めているだけで楽しめる作品となっています。ところでこの戦いの4年前、ネルソンはエマ・ハミルトンと出会い、翌年の1798年に起きたナイルの戦いの後にナポリで再会、大恋愛に発展しています(ダブル不倫だけどな)。「5年間会わない間に、戦いで片目と片腕を無くし、体が弱っていたネルソン。ナポリのハミルトンの邸宅で、大歓迎を受け、エマの看病を受けながら回復。こうして始まる、2人の大恋愛物語。」(美女ありき!エマ・ハミルトンの生涯: Mini Post from England)ネルソンが「片腕を無くし」たのがこのサンタ・クルスの戦いです。美女とよろしくやっちゃうわけですから、ネルソン(に限らずオフィサーなら誰でも)を即退場させられる「ラッキー・ヒット」のカード、スペイン軍プレイヤーは躊躇なく使いましょう。 Tweet
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