第28回(R2年)はり師きゅう師国家試験 解説【午後106~110】
第28回(R2年)はり師きゅう師国家試験 解説【午後106~110】

第28回(R2年)はり師きゅう師国家試験 解説【午後106~110】

記事内に広告を含みます

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

 

問題106 長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間に取るのはどれか。

1.温溜 2.外関 3.郄門 4.列欠

解答・解説

解答4

解説 1.× 温溜(※読み:おんる) 温溜は、前腕後外側、陽渓と曲池を結ぶ線上、手関節背側横紋の上方5寸に位置する。長橈側手根伸筋と短橈側手根伸筋の間に取る。

2.× 外関(※読み:がいかん) 外関は、前腕後面、橈骨と尺骨の骨間の中点、手関節背側横紋の上方2寸に位置する。総指伸筋腱と小指伸筋腱の間に取る。

3.× 郄門(※読み:げきもん) 郄門は、前腕前面、長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方5寸に位置する。長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間に取る。

4.〇 正しい。列欠は、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間に取る。 列欠(※読み:れっけつ)は、前腕橈側、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間、手関節掌側横紋の上方1寸5分に位置する。

 

 

 

 

 

問題107 胸背部の打診法で清音が聴取される部位に位置する経穴はどれか。

1.膻中 2.屋翳 3.中府 4.章門

解答・解説

解答2

解説

清音とは?

清音とは、通常、空気を含む部位(例えば、肺)を打診したときに聞こえる。音の振幅が大きく、含気が多いことを意味する。正常な場合、打診によって聴かれる。

1.× 膻中(※読み:だんちゅう) 膻中は、前胸部、前正中線上、第4肋間と同じ高さに位置する。胸骨があるため、清音は聴取できない。

2.〇 正しい。屋翳(※読み:おくえい)は、胸背部の打診法で清音が聴取される部位に位置する経穴である。 屋翳は、前胸部、第2肋間、前正中線の外方4寸に位置する。

3.× 中府(※読み:ちゅうふ) 中府は、前胸部、第1肋間と同じ高さ、鎖骨下高の外側、前正中線の外方6寸に位置する。肺から離れているため、清音は聴取できない。

4.× 章門(※読み:しょうもん) 章門は、側腹部、第11肋骨端下縁に位置する。肺の下端であるため、他の選択肢が優先される。

 

 

 

 

 

問題108 経穴とその部位にある筋の支配神経の組合せで正しいのはどれか。

1.孔最:尺骨神経 2.支正:正中神経 3.三陰交:脛骨神経 4.陽陵泉:深腓骨神経

解答・解説

解答3

解説 1.× 孔最は、「尺骨神経」ではなく正中神経や橈骨神経である。 円回内筋や腕橈骨筋の治療穴である。 ちなみに、孔最(※読み:こうさい)は、前腕前外側、尺沢と太淵を結ぶ線上、手関節掌側横紋の上方7寸に位置する。

2.× 支正は、「正中神経」ではなく尺骨神経である。 尺側手根屈筋の治療穴である。ちなみに、支正(※読み:しせい)は、前腕後内側、尺骨内縁と尺側手根屈筋の間、手関節背側横紋の上方5寸に位置する。

3.〇 正しい。三陰交:脛骨神経 後脛骨筋や長指伸筋の治療穴である。ちなみに、三陰交(※読み:さんいんこう)は、下腿内側(脛側)、脛骨内縁の後側、内果尖の上方3寸に位置する。

4.× 陽陵泉は、「深腓骨神経」ではなく浅腓骨神経である。 長腓骨筋の治療穴である。ちなみに、陽陵泉(※読み:ようりょうせん)は、下腿外側、腓骨頭前下方の陥凹部に位置する。

 

 

 

 

 

問題109 取穴法で正しいのはどれか。

1.聴会は耳珠の前上方で頬骨弓の後端に取る。 2.聴宮は耳珠と下顎骨との間にある陥凹部で、下顎骨関節突起の後縁に取る。 3.耳門は珠間切痕の直前陥凹中で、口を開くと深くくぼむところに取る。 4.翳風は後頭骨の下方で、胸鎖乳突筋と僧帽筋の間の陥凹中に取る。

解答・解説

解答2

解説 1.× 耳珠の前上方で頬骨弓の後端に取るのは、「聴会」ではなく耳門である。 耳門(※読み:じもん)は、顔面部、耳珠上の切痕と下顎角の関節突起の間、陥凹部に位置する。聴宮(小腸経)の直上にあたる。 聴会(※読み:ちょうえ):顔面部、珠間切痕と下顎角関節突起の間、陥凹部に位置する。聴宮(小場経)の直下にあたる。

2.〇 正しい。聴宮は、耳珠と下顎骨との間にある陥凹部で、下顎骨関節突起の後縁に取る。 聴宮(※読み:ちょうきゅう)は、顔面部、耳珠中央の前縁と下顎骨関節突起の間の陥凹部に位置する。

3.× 珠間切痕の直前陥凹中で、口を開くと深くくぼむところに取るのは、「耳門」ではなく聴会である。

4.× 後頭骨の下方で、胸鎖乳突筋と僧帽筋の間の陥凹中に取るのは、「翳風」ではなく風池である。 翳風(※読み:えいふう)は、前頸部、耳垂後方、乳様突起下端前方の陥凹部に位置する。 風池(※読み:ふうち)は、前頸部、後頭骨の下方、胸鎖乳突筋と僧帽筋の起始部の間、陥凹部に位置する。深部に椎骨動脈が通る。

 

 

 

 

 

問題110 深刺すると椎骨動脈を損傷するリスクが最も高い経穴はどれか。

1.風府 2.風池 3.秉風 4.翳風

解答・解説

解答2

解説

(※画像引用:岡山第一病院様より)

1.× 風府(※読み:ふうふ) 風府は、後頸部、後正中線上、外後頭隆起の直下、左右の僧帽筋間の陥凹部に位置する。

2.〇 正しい。風池(※読み:ふうち)が、深刺すると椎骨動脈を損傷するリスクが最も高い経穴である。 なぜなら、深部に椎骨動脈が通るため。風池は、前頸部、後頭骨の下方、胸鎖乳突筋と僧帽筋の起始部の間、陥凹部に位置する。

3.× 秉風(※読み:へいふう) 秉風は、肩甲部、棘上窩、肩甲棘中点の上方に位置する。

4.× 翳風(※読み:えいふう) 翳風は、前頸部、耳垂後方、乳様突起下端前方の陥凹部に位置する。

 

次の問題

柔道整復師の年代別へ

針灸の年代別へ

📎📎📎📎📎📎📎📎📎📎
BOT