高市首相、公邸のバリアフリーめぐるX投稿に、疑問の声広がる。「公金を使って良いと思う」「未来のためにバリアフリー化して」
高市首相、公邸のバリアフリーめぐるX投稿に、疑問の声広がる。「公金を使って良いと思う」「未来のためにバリアフリー化して」

高市首相、公邸のバリアフリーめぐるX投稿に、疑問の声広がる。「公金を使って良いと思う」「未来のためにバリアフリー化して」

高市早苗首相が1月9日に公式Xで、首相公邸に転居した際に、バリアフリー対応の改修をしたとする一部報道を否定した。

同X投稿で高市氏は、車いすを使用している夫の山本拓元衆院議員が報道を見て、「僕のせいで、多額の公金が使われたのか」と落ち込んでいたとし、「仮に貴重な税金を使って改修工事をする必要があるのであれば、私達は公邸に引っ越しませんでした」と述べた。

この内容にSNSでは疑問の声が広がっている。  

「『申し訳ない』というポジションで総理大臣が…」

高市氏は2025年12月29日、首相官邸のすぐ隣にある公邸へと引っ越した。その際一部メディアで、夫の山本氏と同居するため、「バリアフリー対応の改修などが進められていた」などと報じられていた。

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高市氏は9日の投稿でこの報道を否定。公邸の管理事務所に確認したといい、「室内清掃など、居住者が替わることに伴う通常の修繕であり、バリアフリー工事は一切含まれていないということでした」と説明した。

一方、高市氏の「仮に貴重な税金を使って改修工事をする必要があるのであれば、私達は公邸に引っ越しませんでした」との見解に対し、SNSでは疑問の声が広がっている。

ベストセラー「五体不満足」で知られる作家で、2024年の衆院東京15区補欠選挙に立候補し落選した乙武洋匡さんは、「『僕のせいで、多額の公金が使われたのか』そんなふうに思わないでいただきたい。 日本の総理大臣は、どんな境遇の人がなっても大丈夫——そんな前向きなメッセージにつながる“良質な”税金の使い方だと、障害者歴の長い私としては思います。 そうした意味でも、衆議院もぜひバリアフリー化を!」と呼びかけた。

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車いすユーザーなどからも「バリアフリー化について『申し訳ない』というポジションで総理大臣が話すことにどんな危険があるか考えてほしい」「バリアフリーの公邸を必要とする総理大臣が出ることを全く想像してない」といった指摘や、「バリアフリーをした方が良いと思うし、そのために公金を使って良いと思う」「未来の総理大臣とその家族のためにバリアフリー化して」などの意見が寄せられた。

首相公邸は、1929年に竣工された旧官邸を曳家・改修したもので、2005年より公邸として使用されてきた。 

国会でのバリアフリーの取り組みは?

国会では2019年からバリアフリー化の取り組みが進んできた。

同年の参院選で、れいわ新選組から筋萎縮性側索硬化症(ALS)を患う舩後靖彦議員(当時)と、脳性まひを患う木村英子議員が当選。参院は、車椅子の議員が本会議場で登壇するためのスロープ新設などバリアフリー化のための施設整備案に総額9億円ほどを計上した。

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衆院では、参院よりバリアフリー化が遅れていたが、脳出血で倒れ車いすを使用している立憲民主党の大河原雅子議員の呼びかけで、2022年1月に初めて、衆院本会議場に車いすのまま使える議席が設けられた。

【画像】旭日大綬章の授賞式に出席した山本拓氏。高市首相も参加

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