犬用ビスケットは人間が食べても大丈夫?意外と知らない違いを4つ解説
犬用ビスケットは人間が食べても大丈夫?意外と知らない違いを4つ解説

犬用ビスケットは人間が食べても大丈夫?意外と知らない違いを4つ解説

記事の監修

  • 獣医師
  • 加藤桂子
  • (大学病院 獣医師)

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

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違い①カロリー

犬用と人間用のお菓子では、摂取カロリーが大きく違います。犬用のお菓子は、犬が食べることを考えて食材が選ばれていますので、カロリー過多になってしまわないように工夫されています。

たとえば、人間用のケーキには、小麦粉・卵・砂糖・生クリーム・バター・フルーツなどが使われています。犬用のケーキの場合は、米粉・ヨーグルト・さつまいも・豆乳などヘルシーなものが主に使われています。材料を考えるだけでも、カロリーに大きな違いがあることがわかります。

とある人間用のいちごのショートケーキは約280kcalと表示されていたのですが、人間用とは言っても、私たち人間が食べるにも気になるほどの高カロリーですよね。

違い②糖質

犬用と人間用のお菓子では、含まれている糖質の量が大きく違います。たとえば、人間用のプリンとポテトチップス(薄塩味)、どちらの方が糖質が多いと思われますか?甘いプリンと塩辛いポテトチップスなら、プリンの方が糖質が多そうですよね。しかし、どちらもあまり変わりはありません。約30gの糖質が含まれています。

では、犬用のお菓子に含まれている糖質はどうでしょう。とある犬用のクッキーは糖質1gと表示されていました。材料に大豆とふすまが使用されているため、低糖質のようです。

お菓子を手作りしてみるとよくわかるのですが、人間用のお菓子にはとにかくたくさんの小麦粉や砂糖が使われています。少しでもカラダに良いものをと考えて、砂糖をオリゴ糖やハチミツに変えることもできますが、糖質が高いことに変わりはありません。犬に食べさせてしまっては、糖質過多になってしまうこと間違いありません。

違い③脂質

犬用と人間用のお菓子では、含まれている脂質の量も大きく違います。犬用のお菓子も人間用のお菓子も作ったことがあるのですが、犬用のお菓子のレシピにバターが登場することを私は見たことがありません。代用として、ココナッツオイルが登場したことはありましたが、私は使用しませんでした。人間用のお菓子を作るとき、材料にバターが含まれていることは多いですよね。ケーキにも、クッキーにも、ビスケットにも。こんなに入れるの!?と驚くほどの量を使用します。

脂質は犬にとっても必要不可欠な栄養素です。オメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸などがドッグフードにも含まれています。しかし、わざわざお菓子から脂質を摂る必要はないと思いますし、人間用のお菓子を犬が食べれば脂質過多になること間違いありません。

違い④人間も食べられる

人間用のお菓子を犬が食べることにはたくさんの問題があります。しかし、犬用のお菓子は人間が食べても全く問題はありません。犬が食べることを前提として作られてはいるものの、人間が食べることのできない材料は使われていません。一方、人間用のお菓子には、犬が食べることができない材料も使われています。甘味料のひとつであるキシリトールやチョコレート、レーズンなど。これらの食材は犬に重大な中毒を引き起こします。

犬用のお菓子を人間が食べると、何だか味気ないなと感じます。砂糖やオリゴ糖やハチミツが甘味として使用されているお菓子もありますが、使用量がとても少ないので、とにかく甘さを控えたお菓子といった感じです。犬用のバースデーケーキを注文したことがありました。見た目は人間用のバースデーケーキの何ら変わりはありませんでした。しかし、食べてみると、ほとんど味は感じられず、素材そのものの味といった感じでした。

まとめ

  • カロリー
  • 糖質
  • 脂質

この3つを比べてみると、犬用と比べて人間用のお菓子には何倍ものカロリーと糖質と脂質が含まれています。私たち人間だって気にしながら食べるのに、犬に与えて良いはずがないですよね。肥満や病気の原因にもなってしまいますので、愛犬に人間のお菓子を与えることはやめましょう。可愛くおねだりされてもグッと我慢です。

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