【5分記事】CVTのマニュアルモード|仕組み|使い方次第で故障?|燃費は悪くなる?|軽自動車の車種
もくじ- CVTのマニュアルモードとは:仕組み
- 使い方
- マニュアルモードは故障の原因?
- 燃費は?
- マニュアルモード付CVTが設定されている軽自動車の車種
CVTのマニュアルモードとは:仕組み
CVTとは、Continuously Variable Transmissionの略で、「無段変速機」または「連続可変トランスミッション」のことです。
2つのプーリーでスチールベルト(またはチェーン)を挟み込み、プーリーの間隔を広げたり狭めたりすることでベルトの位置を無段階に変え、それによりマニュアルミッションの低速ギアから高速ギアまでの領域をカバーします。
CVTは無段変速なので、本来は「段」や「区切り」はないので、1速とか2速といった概念そのものがありません。しかし、プーリーの位置を固定することで、疑似的に1速、2速、3速・・・といったマニュアルミッションのような固定ギアに相当するものを設定することが可能です。
これがマニュアルモードです。
車により方式は異なりますが、たとえばシフトレバーのDレンジに入っていたレバーを、横にずらすと「+」と「-」の切り替えが可能になり、MT車のようにギアを1つずつシフトアップしたりシフトダウンしたりできます。
使い方
CVTのマニュアルモードは、主に2つの使用方法があります。
1つは、坂道を下る際にエンジンブレーキを掛けたい場合です。Dレンジに入れたまま坂道を下ると、あまりエンジンブレーキが効かないのでどんどんスピードが上がっていってしまいます。そこで、Dレンジからマニュアルモードに入れ、シフトダウンすると、エンジンブレーキが効いて速度が落ちてきます。これにより、ブレーキの減りを防げます。
もう1つの使い方は、スポーツ走行です。長い直線の道路があり、最速で走り抜けようとする場合、Dレンジのまま車任せで走るのではつまらないということで、マニュアルモードに入れ、下のギアから順番にシフトアップしていきます。その際、アクセルは全開で走ります。車を自分で操作しているという満足感が得られるはずです。
ただし、もしもDレンジに入れたままアクセルを全開にして走れば、たぶんタイムはDレンジに入れたままのほうが早いでしょう(笑)。でも、雰囲気は味わえるのでは。
マニュアルモードは故障の原因?
CVTのマニュアルモードを使いすぎると故障の原因になるのでは?
たぶん、そんなヤワな車は販売されていないと思います。しょっちゅう高回転域ばかりを使うような荒っぽい運転をしたら、故障することもあるかもしれません。でも、少々元気に走らせた程度で故障することは考えられません。
あまり心配することはないと思います。
燃費は?
CVTのマニュアルモードを、エンジンブレーキ目的で使用するのであれば、燃費が悪化することはありません。
しかし、スポーティーな走行に使用した場合は、どうしても高回転域を多用するようになるはずなので、必然的に燃費は悪化します。
燃費重視の運転であれば、Dレンジを使用するのがベストだと思います。
マニュアルモード付CVTが設定されている軽自動車の車種
マニュアルモードが付いている軽自動車の代表的な車種は以下の通りです。
- アルト
- ワゴンR
- ハスラー
- スペーシア
- N-BOX
細かなグレードはディーラーかカタログ等でご確認ください。上記以外にも、けっこう幅広い車種に付いているはずです。
CVTのマニュアルモードは、坂道などでエンジンブレーキを効かせたいという場合には、絶対に付いていたほうが便利です。
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