アメリカでカーチェイス専用のパトカーの必殺武器「グラップラー・ポリスバンパー」(アメリカ)
この画像を大きなサイズで見る Advertisement警官にとって逃走車の追跡は大きなリスクを伴う任務のうちの一つだ。容疑者の車を逃さないよう機敏に追い続けながらも、一方で市民の安全を確保しなければならない。常に命を左右する瞬間的な判断を強いられる。
カーチェイスの本場、アメリカで、迅速かつ安全にカーチェイスを停止させるユニークなデバイスが開発されているという。パトカーのバンパーに設置し、逃走車の後輪に縄をかけて動きを封じる「グラップラー・ポリスバンパー」という名の装置だ。
記事をシェア みんなのポスト コメント コメントを書く ナビ 上に戻る Grappler Police Bumper http://www.policebumper.com逃げる車のタイヤを固定する装置
グラップラーは追手を巻こうとする車が急な減速で制御を失わないようその後輪部分にテープ状の縄を巻きつけて動きを止める装置だ。
この画像を大きなサイズで見るimage credit:Police Bumperまた、縄をかけた後は車同士をつなぐ縄を切って安全に退避することもでき、切らずに警官がブレーキをかけて逃走車を停止させることもできる。
この画像を大きなサイズで見るimage credit:Police Bumper周辺の破壊を最小限におさえ警官の生存率を上げる
これは路上に敷いて逃走車をパンクさせるスパイクストリップ(クギのついた仕掛け)や、PITマニューバ(車両を直にぶつけて逃走車をスピンさせ強制停止させる技術)に代わるものではない。
だが、グラップラーの単純なデザインは無駄な損害を減らし、警官の生存確率を上げる。
この装置は一般的な警察車両に据え付けて使用し、逃げる車を素早く安全停止させることができるのだ。
渋滞でも便利な捕縛装置
逃走車の後ろにつけた警官はグラップラーの展開ボタンを押し、前を行く逃走車の後輪の左右いずれかに自分の車の中心を合わせながら接近する。
この画像を大きなサイズで見るimage credit:yahooすると延伸式の2つ支柱の間に吊られた黄色い縄が、狙ったタイヤにかかり巻き付く
この画像を大きなサイズで見るimage credit:Police Bumper巻き付いて停止させたあとは縄の残りを切り離し、安全のために車両から出てくる容疑者と距離を置くこともできる。
この画像を大きなサイズで見るimage credit:Police Bumper前輪駆動車も速やかに停止させる
追跡対象が後輪駆動車の場合はほとんどがこれで停止するが、前輪駆動車の場合は後輪を固定し、縄をつないだまま警官が自分の車にブレーキをかければ停止させることができる。
この方法は直線上の車を効率よく止めるため渋滞の中でも使える。
この画像を大きなサイズで見るimage credit:Police Bumper縄を切らずに停めた例
この画像を大きなサイズで見るimage credit:youtubeなお、グラップラーの外観は戦術的運用のために自転車用ラックに偽装している。
この画像を大きなサイズで見るimage credit:Police Bumperカモフラージュがない場合はこんな感じだ。
この画像を大きなサイズで見るimage credit:Police Bumper8年かけて作られた逃走車捕縛デバイス
この装置はカーチェイスを見ていた男性が思いついたもので、アリゾナ州の企業が、研究開発に8年を費やしグラップラーを作り上げた。現在は実用化に向け警察に売込み中だ。
同州ピオリア警察官協会会長など警察関係者の間ではグラップラーに期待する声もあり、操作性が向上すれば法執行機関や社会の安全に価値がある、との見解も出ている。
この画像を大きなサイズで見るimage credit:youtube運用にはいくつかの問題点も
一方、現時点では運用には問題点がいくつかあるといわれている。それはグラップラーが使える車両には限りがあり、全警察車両に対応できない点と、これ自体が少々かさばるシステムである点だ。
米国内のカーチェイスの頻度によるが、この装置でより安全に素早く終わるなら警察だけでなく一般人のへの被害や二次被害も抑えられる。うまく問題が解消できれば、現地では文字通りお縄にかかった車をみることになりそうだ。
グラップラーと聞くと条件反射で「刃牙(バキ)」を思い出してしまうわけだが、グラップラーは技の一種なので、この技を習得したアメリカンポリスってのも手ごわいのかもしれない。
via:yahoo、newatlas、youtube・written D/ edited by parumo
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