ケンカするのに何故近づきたがる? 柴犬だって全ての基本は「挨拶」にアリ!
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2022/01/02
相手の犬に興味がないかと思いきや、しつこく肛門のにおいを嗅いだり。かと思えば、以前は耳がちぎれんばかりに大歓迎していたご近所さんを見ても完全スルー……。日本犬のあいさつって、なんだか謎だらけ!?
目次 1.犬同士のあいさつの基本形 2.日本犬のあいさつ事情 3.日本犬のあいさつ Q&A 3-1 犬 対 人 3-2 犬 対 犬 4.あいさつさせる?させない? 5.あいさつが苦手?得意? 6.あいさつの見極め方 7.「親しき仲にも礼儀あり」が挨拶の流儀
日本犬のあいさつ事情
尻のにおいを嗅ぐ者と嗅がれる者、両者の間に流れるのは他者をも圧倒させるほどの張りつめた空気……。って、これ大げさでもなんでもなく、日本犬同士のあいさつによく見られる光景だ。お尻のにおいを嗅ぎ合ったりする際の日本犬同士のあいさつには張りつめた空気が漂う。相手に近づこう、と決めた時点で、お互いに胸を張り、耳とシッポもピンと立てて、緊張しながら嗅ぎ合っていることが多い。
さらに、においを嗅ぎ合っているから、無事あいさつができているのかと思いきや、ケンカが始まったりするのも謎に満ちた行動なのだが、これは嗅ぐ方がしつこすぎて、嗅がれていた犬がイラッとして怒ったことが考えられる。気質的にしつこいことが嫌いな日本犬にはよくあるケース。
また、嗅ぎ合っている最中に飼い主がリードを引き上げたりしたことが引き金となり、ケンカに発展することもあるそう。飼い主は緊迫した状況を見守りつつ、犬たち自身に幕引きを任せる方が賢明のようだ。火に油を注ぐ行為だけは避けたいものである。
さて、今度は人に対しての日本犬のあいさつの特徴について。初めて会う日本犬には、手をグーにしてにおいを嗅がせろ、とも聞くが、手をひらひらさせて、万が一、噛まれた時に人間側のダメージが大きいのでこのように言われてきた。しかし、中には握りこぶしを怖がる犬もいる。
手のにおいを嗅いでもらう場合は、生卵を持つような柔らかい感じの手の握り方がいい。犬がにおいを嗅いでいる時は、手を動かしたり犬を驚かせないようにくれぐれも注意しよう。
あいさつさせる?させない?
他犬種がなかよくあいさつしている姿を見るとうらやましい気もするけれど、犬の性格や飼い主の考え方によっても、させるかさせないかはまちまち。結論から言えば、犬同士のあいさつは絶対に必要なものではない。
犬の群れで暮らしているのであれば、あいさつが上手にできないと生きていく上で厳しいかもしれない。しかし、現代の人間社会で暮らす分には、犬同士にあいさつをさせるよりは、同じ空間にいてもトラブルが起きない方が重要課題と言える。犬によっては、他の犬や人を嫌いという子もいるので、他者とのあいさつや遊びを無理にさせることはない。
愛犬があいさつ上手であるかどうかは、親犬から受け継いだ気質や、飼い主の元に来るまでの環境(日本犬にしか会ったことがない場合は、他犬種のパワフルなあいさつや行動に免疫がない)、子犬期の社会化、その後にたまたまあいさつした犬に立て続けに怒られた経験があるなど、さまざまな要因が関係してくる。
また、飼い主や犬の性格によっても、あいさつさせたいかどうかは変わってくるだろう。愛犬がちょっと怖がりだったり、神経質だなと思う場合はあいさつをあきらめるのもひとつの選択肢。また、あいさつ上手にさせたいのであれば、子犬期から継続して、あいさつの上手な犬に会わせ、あいさつへのマイナスなイメージを抱かせないことが必要なのだ。いずれにせよ、愛犬の個性と性格を十分考慮してあげたいものだ。
あいさつの見極め方
step1 心構え
あいさつ時には油断は禁物である 前は平気だったのに、今日はガウガウ……。なんてことは起こりうること。例えば、真夏の暑い時期などは犬たちもイライラしがち。その日の気分、体調、周りの状況などにも左右させるので、あいさつをする時は目を離さないこと。
step2 相手を見極め、やめる時はやめる
■犬 対 人 犬に触りたがる小さい子供は多いもの。でも、愛犬が子供嫌いの場合は、親御さんに「うちの犬、小さいお子さんが苦手で」と伝えた方がいいだろう。近くに保護者の姿が見当たらない場合は、犬と共にその場を立ち去るのもひとつの解決法。
※危険なケース 小学校低学年以下の幼い子供が、保護者なしで1人で犬の散歩をしている場合、また携帯に集中してメールを打ちながら犬と散歩している場合も、近づかない方が無難。いずれもとっさの場合に相手の飼い主が犬をコントロールすることができないため。
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■犬 対 犬 日本犬同士、あいさつせざるをえない状況になったら、1.リードは絶対に放さず2.リードをゆるめて(長くはしないこと!)3.人間は息を止めずに静かに呼吸し、4.犬に任せよう。犬を無理に引き離そうとリードを引っ張り上げたりすると、それが呼び水となり、ケンカが勃発する可能性もある。不安は当然あるが、引き際も犬に任せた方が大事に至らないことが多いそう。
※危険なケース ノーリードの犬が近づいてきた時は、絶対にリードを放さないこと。リードを放すと万が一ケンカになった際、危険を制御することができない。飼い主の足の間に犬の頭を入れて、尻のにおいを嗅がせるという方法もあるが、これは自分の犬が噛まないことを前提にしたやり方。相手の犬に噛まれぬよう抱き上げても、飼い主共々大けがをすることも考えられる。この場合もリードをゆるめて犬同士に任せる、相手の飼い主が到着するのを待つのが得策だ。
柴犬のお友達大分析! 犬たちはどうやって友情を育てているのか?
人気のキーワード: #しつけ #ごはん #シニア犬 #健康管理 #性格 #散歩 #気持ち #病気 #おでかけ #ケア #子犬 #性別 Shi‐Ba vol.55『しょっちゅうケンカになるのに、なんでそんなに近づきたがる? 犬だって、すべてのはじまりはアイサツにあり!』より抜粋 ※掲載されている写真はすべてイメージです。
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