腕をうまく使いこなすために必須の『脇締め』
腕をうまく使いこなすために必須の『脇締め』

腕をうまく使いこなすために必須の『脇締め』

腕をうまく使いこなすために必須の『脇締め』
  • 2023年4月24日
  • ストレッチ, 上肢
  • 前鋸筋, 立甲, 肘, 肩甲骨, 脇

野球のバッティングやゴルフのスイングなど上達していく過程で一度は『脇(わき)を締める』という言葉を聞いたことはありませんか?

脇を締めるということは、単に見た目に身体の腋(わき)の部分を閉じればいいわけではなく、「脇が締まっている」と同時に「脇が利いている」ということがどのようなものであるのかを動作の中で感覚的に理解できるようになる必要があります

この『脇を締める』『脇を利かせて腕が扱える』と、腕が上手く使えるようになるだけでなく、女性が特に悩みやすい「二の腕のたるみ」を引き締めることにも繋がります。

今回の記事では、脇を利かせた腕づかいの最も基本となる『脇が締まっている』感覚を掴む方法をお伝えします。

目次
  • 1 腕が上手く使えているとはどういうことか?
  • 2 進化の過程から考えるヒトの腕
    • 2.1 四つ足歩行 → 樹上生活 → 二足歩行

腕が上手く使えているとはどういうことか?

腕が上手く使えるということは、①体幹部分から腕として使うことができ、②腕が長く見え、③手に力が伝えやすく、④肩や肘などへの負担が少ないなどといった状態と考えてみてください。

要するに無駄なく効率よく腕が扱いこなせるということですね。

腕が上手く使いこなせていない場合、このすべてが逆転し、①腕を腕だけとしてしか使えず、②首・腕が短く見え、③手に力が伝わりにくく、④肩や肘などへの負担が大きいといった状態となります。

腕が上手く使えているのかどうか、最も簡単に見分けやすいポイントは「肩が上がっているかどうか」

肩が上がる、すなわち「肩と耳が近い状態」だと、肩甲骨を引き出し腕と体幹との連動性を高める『前鋸筋(※後述)』に力が入らず、腕を腕だけでしか使えない状態となります。

逆に腕が上手く使えている時には、『前鋸筋』の働きにより肩甲骨と体幹の連動性が高まり、肩が引き下げられ、首と腕が長く見えるようになります。

進化の過程から考えるヒトの腕

四つ足歩行 → 樹上生活 → 二足歩行

元々私達ヒトは、哺乳類に進化して以降、四つ足歩行から樹上生活に変わり、地上に降りて二足歩行に進化したと考えられています。

我々が手、腕として当たり前のように使っているそれは、元々は『前脚』だったのです。

前脚として身体を支える脚の一つだったものが、いつしかモノを掴めるようになり、掴める前脚で木にぶら下がることができるようになり、二足歩行が安定して行えるようになった現在、前脚で身体を支える必要はなくなり、指先を器用に動かして様々な道具や機械を扱えるようになりました。

このように進化してきたヒトの腕は本来、身体を支えたり、ぶら下がったりしやすいような構造をしています。要するに骨構造と筋肉の付き方ともに四つ足動物と我々ヒトとの間に大差はないということです。

進化の過程において、突然変異が起こったときに今までになかった新しい機能が生まれることがありますが、そのようなものは非常に稀で、ほとんどの場合が元々存在する機能の転用により、機能・形態の変化が起こると考えられています。実際に多くの哺乳類の骨・筋構造を見てみても共通する部分が非常に多くあります。

腕を首から吊り下げて使ってしまいがちな我々も、四つ足歩行動物に倣(なら)って前脚でうまく身体を支えるということをした方が腕を機能的に扱えるようになるのです。

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